――一抹の不安は、なんかここまでバレバレな時って案外……ってなパターンの、スロー症候群になりそうな気がしてきたこと。
目次
エルムS 2019 含む札幌競馬、本日の調教注目馬はこちら
関屋記念2019 予想はこちら
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エルムステークス 2019 レース概要
エルムS G3
2019年8月11日 1回札幌6日目
発走時間:15:25
札幌 ダ 右 700m
サラ系 3歳以上 オープン
2018年優勝 ハイランドピーク 牡4 1:42.0 横山和生
エルムステークス 2019 枠順
エルムS 2019 過去のレース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※前走で1番人気に支持されるような好調、能力上位馬が優勢のレースで、それ以外で前走馬券外だった馬の激走は狙い辛いレース
該当馬➡➡➡ドリームキラリ、モズアトラクション、サトノティターン、レッドアトゥ、グリム、リアンヴェリテあたりが優勢か
※先行できることが何よりの強みになるレースで、前走4角7番手以内かそうでなければ今回先行策をとる馬でないと厳しい
該当馬➡➡➡テーオーエナジー、ドリームキラリ、リアンヴェリテ、グリム、モルトベーネ、リーゼントロック、ハイランドピーク、メイショウスミトモ、サトノティターン、モズアトラクション(前走ダート組のみ)
※17〜18年はこのレースとしては異質な部類の消耗戦になったが、本来平坦戦が多く、瞬発戦になった年もあるくらいなレース
該当馬➡➡➡過去JRA実績的にみて平坦戦~消耗戦寄りなのは、リアンヴェリテ、ハイランドピーク、ドリームキラリ、リーゼントロック、モルトベーネ、レッドアトゥといったあたり
といった感じ。
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レース傾向分析 考察&まとめ
基本的に、上位人気馬が総崩れにはなりにくい別定重賞。
ワイドで6番人気以下-6番人気以下などの、穴から穴は見込みづらいため、穴馬から入る場合には人気馬の取捨も重要になってくる。
そして、その穴パターンはやはり、先行・まくりが決まってのものか、もしくはローカル小回り1700m実績タイプの激走や(それに通ずる)リピーター発動、の2つ。
ペース、ラップ面では、近2年連続で消耗戦決着で、馬場とメンバー次第で、ラップ的に結構変動が大きいレースという印象。
17年は重でドリームキラリにテイエムジンソクなどがいたことで前残りの消耗戦決着になり、実際勝利したのも当時消耗戦実績が豊富だったロンドンタウン。
18年も前残りの消耗戦で、前年Vロンドンタウンは4着に入っている。
今年は、リアンヴェリテにドリームキラリにテーオーエナジーに、砂を被りたくない初ダート組2頭と、普通なら消耗戦になることはあっても瞬発戦はなさそうなのだが。
そして、土曜を不良馬場でスタートした今週の馬場は、前週(良)で好時計連発だったことからも分かるようにさらに高速化の一途。
雨は降らずそこから回復基調で発走時刻を迎えることになりそうな今年のエルムSだが、仮に稍重でも通常の不良馬場並みの時計が出ても驚けないような、そんな状況となっている。
そのため、例年以上に、時計面への対応が重要になってくるとみられる。
あとは、調教内容を見ていて気づいたが、中間好内容の馬たちも多く、普段と異なる札幌、函館コースでの追い切りをプラスに変えてきている馬の一発にも期待がかかる今年のエルムSといったところ。
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予想印は!?ホネ的注目馬!各馬評価まとめ
◎ハイランドピーク
去年の勝ち馬。
エルムSを勝った以降は休養を挟んで、復帰して以降苦戦続きだが、3戦ぶりの手戻りも含め前に行けること(もしくはマクれること)を前提に、このレースで穴をあけるとしたらこういう馬、ということで狙う。
そのくらい、1年前のコース実績は侮れないレースと思っているし、その昨年同様に消耗度の高いエルムSになる点が好機到来とみる。
行けなくなっており、今回は新興勢力やその他先行勢も揃っていて人気はしないだろうとみていたが、その想定以上に人気を下げている印象。
気楽な立場でのこの鞍上の思い切ったエスコートにも期待したい。
良でのパフォーマンスが大したことなく、本当は土曜もガンガン降って欲しいところだったが残念ながら前日は雨中の開催とまではならず。
ただ、それでも曇ったまま乾かず9Rまで重馬場で行われていたという点はこの馬にはプラス。
持ち時計1分42秒0(去年のエルムS勝ち時)も、渋ったタイムトライアル戦レースへの適性を表しているとみる。
調教的にも、まさに「水が合うんですね〜」といったこの中間の函館、札幌での追い切りを見せていて、先に書いた『普段と異なる札幌、函館コースでの追い切りをプラスに変えてきている馬の一発にも期待がかかる』は半分くらいこの馬のための文章。
出来という点でも一変に期待の価値はある。
ここからさらに人気を落としてレースを迎えるようならさすがに罠と判断したいとは思っているが、想定の20倍台後半あたりに若干売れてくるようなら勝負までかけてみたいところ。
◯リアンヴェリテ
正直、この馬の3番人気には関屋記念のミッキーグローリー同様、違和感をもって受け止めている現状。
こちらは休み明けでもなく、単に「同型不安説」によるところが大きいのだろうしそれは現実なのだが、仮にこのまま3番人気にとどまるなら、◎差し替えまであっていいと思っている。
そのくらい、前走のエルムSは良で57キロでのものとしては破格の好内容。
◎が高配使者の頼みの綱なら、こちらは馬単体では勝って当たり前の1〜2着中心の位置付け。
ちなみに、通常レベルの「同型不安説」ならあっさり払拭しておかしくないとみているのだが、ドリームキラリをはじめとした先行勢が、どれだけこの馬にとってきついペースにまで押し上げるか、玉砕上等で倒しにいくか。
重賞ともなれば、リアンヴェリテ包囲網を敷かれても何ら不思議ない国分恭騎手にまつわるその部分だけが、当初(単勝5倍未満の1~2番人気想定の下)不安材料とみていたのだが。
いずれにしても、◎単複ベターとの判断ゆえ馬券に組み込むかどうかは微妙だが、一応次点候補に印だけ回しておくと、前走で実力本物を証明の▲モズアトラクション、今回もなめられるだろうが◎同様に少しでも重め残りの馬場を維持していれば人気以上には走ってきそうな☆ドリームキラリ、最終的なオッズ次第では本命級の評価までの△タイムフライヤーあたりを上位に。
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