競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【エルムステークス 2020 レース回顧・結果】8年ぶりの瞬発戦でも決して高レベル戦ではない理由

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――ローマンレジェンドVの年(12年)とは、あまりにも今年は前半がぬる過ぎて差がありますからね。

目次

エルムステークス 2020 予想 追い切り・ラップ適性考察

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エルムステークス 2020 含む、8/9(日) 札幌競馬の追い切り注目馬はこちら 

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エルムS 2020 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 タイムフライヤー 1:43.4 35.7
 2 ウェスタールンド 1:43.7 35.5
 3 アナザートゥルース 1:43.8 36.5
 4 ハイランドピーク 1:44.0 36.6
 5 ワンダーリーデル 1:44.0 35.7

 

ホネ的! レース回顧/レース分析 エルムステークス 2020

 
8/9 エルムステークス ×不的中 
 
 
レース全体のふり返り
  
 
異例の後半12.2 - 12.2 - 11.7 - 12.3瞬発戦ラップ決着
 
 
前半1000mが推定1分1秒0とかなりゆったりとしたペースで運んだことによるものとみられる
 
 
2馬身差をつけた勝ち馬タイムフライヤーだけは好パフォーマンスだが、2着以下は平凡レベル
 

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エルムS 2020  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

まず、根本的にレース上がり36.2秒のスピード決着を描いていない時点で完敗。

もう少し、良馬場で、後半でロングスパート合戦と思っていたら、先述の通りまさかの瞬発戦ラップにまで突入する結果に。

3~4着争いでアナザートゥルースと▲ハイランドピークによる叩き合いの末に前者が粘り込む形となったあたりはその象徴的なシーン(詳細各馬項にて)。

 

 

サトノティターン

予想➡➡➡

結果➡➡➡13

初ブリンカーで臨み、序盤から押して押して懸命に前に取りつこうとしたことが、この大敗の最大の原因だろう。

度外視の一戦だが、改めて馬の気任せで後方から気分よく競馬をさせないとNGなことが分かった。

 

 

タイムフライヤー

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

このレースの決着を瞬発戦にしたのも、この馬の抜群の手応えでの3~4コーナー押し上げ演出によるところが非常に大きい、そんな競馬ぶり。

当然、もう少し前がハイレベルな内容で直線まで牽引していたら、(平坦戦ラップの中で)さらに自身のパフォーマンスを上げていた可能性十分な、本来平坦戦ラップ型による「楽過ぎて瞬発戦ラップにしてしまいましたV」という位置づけ。

 

 

ハイランドピーク

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

先にも記載した通り、この馬が直線で競り落とすかに見えた3着アナザートゥルースに最後にむしろ突き離されたというのが、このレースの瞬発質を物語っている。

▲ハイランドピーク自身は、上りトータルの速さを求められず、かつ消耗戦寄り希望の平坦戦型。

そして、相手アナザートゥルースは上りは高速化しても問題のない瞬発戦寄りのタイプ。

ラスト200mでは、とりあえず▲が余裕でアナザートゥルースを交わして3着確保かなと思わせておいて、そこから自身のほうが脚が上がってしまったあたりに後半ラップ適性がくっきりと見てとれる。

 


他では、まず2着△ウェスタールンド

能力、そして小回りマクリ名手度合いからは、たとえ適性と真逆決着だったとしても馬券内はとられて仕方ないか、とふんでいた人気馬だが、先述の通りまさかの瞬発戦決着の恩恵。

正直、1キロ差あっても、これでタイムフライヤーに2馬身差つけられているというのは、個人的にはあまり評価できない内容と思っている。

そのタイムフライヤーとともに、瞬発戦ラップを形成(演出)した一頭ではあるが、前半流れずに前との距離も大きく開くことなく、自身もいつもの手応えで回ってきた割には…...と思わざるを得ない、というのがレース直後の率直な印象。

 

 

舞台からは思わぬ適性を示した感のある5着ワンダーリーデルと、6着☆アルクトスは、前者はいざ知らず後者までも消極的な競馬になっていて、それにしてはよく頑張って大崩れなく走ってきている。

ただ、ワンダーリーデルに関しては、まずパドックでかなり好状態に見せていたし、府中1400m適応タイプがこの舞台で瞬発戦になったら合ってきて不思議ないという点からは、ある意味納得の末脚披露だったか。

その一方、☆アルクトスはもう少し平坦戦寄りで真価を発揮したかったところ、よもやのこの急加速展開、しかもこのレースではノーチャンスと言っていい4コーナー8番手では仕方ない。着順では劣っていも、こちらのほうが評価は上としたい。

 

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