競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

サートゥルナーリアの単勝1.5倍は危険水域? 5/26(日) 日本ダービー(東京優駿)2019 予想 過去のレース傾向分析&各馬評価まとめ

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――ギリギリ危険水域ですね〜。

文中にも書いた通り、十分“採算”合っちゃいそうで、「単狙いが正解」という、穴党のホネにとっては“危険水域”を越えられてしまっている状況。

枠順もあって、もっと誰もが勝利を信じて疑わないレベルまでいってくれれば、▲以下にも出来たのですが……。

 

日本ダービー(東京優駿)2019  過去のレース傾向

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

近年の穴パターンは、「①ダービートライアル連対馬」か「②1800m以上重賞への複数出走経験かつ勝利経験」のいずれかに必ず該当(単勝20倍以上で好走した馬を対象)

 

該当馬➡➡➡TR連対組は、リオンリオン、ランフォザローゼス(「サートゥルナーリアとヴェロックスもこれに該当!」(笑))。

②1800m重賞歴組は、エメラルファイト、クラージュゲリエ、ニシノデイジー、メイショウテンゲン(「サートゥルナーリアとダノンキングリーはここでも該当!」)

 

 

「前走皐月賞組はその前走で4人気以内、皐月賞以外なら3人気以内」が基本。

近年の3着内馬の約8割を占めていて、昨年のコズミックフォースをはじめマイネルフロスト、ベルシャザール、ローズキングダムなども該当

 

該当馬➡➡➡サートゥルナーリア、タガノディアマンテ、ダノンキングリー、ランフォザローゼス、ロジャーバローズ、ヴィント、ヴェロックス

 

 

キャリア4戦以内は好走例が少なく、近20年東京で行われたダービーで好走を果たしたのはゼンノロブロイ、ディープインパクト、サトノダイヤモンド、マカヒキ、レイデオロら全て当日3番人気以内だった計8頭のみ

 

 

該当馬➡➡➡3番人気以内のサートゥルナーリア、ダノンキングリーはいいとして、シュヴァルツリーゼ、ランフォザローゼスは善戦までか

 

といった感じ。

 

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考察&まとめ 

 

言わずもがな、東京2400mが舞台ということで瞬発戦色の強いレース。

先週はオークスで、ド派手に例年の“超瞬発戦傾向”が覆されたばかりだが、今週こそはのつもりで例年結果を重視して答えを出したい。

サートゥルナーリア、ヴェロックス、アドマイヤジャスタ、サトノルークス、タガノディアマンテ、ランフォザローゼス、ダノンキングリーといったところが指数上位馬では適性条件か)


今週からCコース替わりで、火曜には74mmの大雨があったという点もポイント。

金曜時点で既に良に回復しているとはいえ時計の出方に影響があるかとみていたが、土曜を見る限り変化はなさそうで超速馬場のまま。

 
 
あとは全体を映し出す、オッズ情勢。

今年のダービーは“1+2”の様相で、とにかく4番手以下が水を開けられている印象。

実際、指数面でみても、この3頭がかなり抜けている。手元の指数では、近年ではドゥラメンテが勝った15年に近い、上位3頭が4位以下を離した構図。

 

恐らくだが、掲示板をこの3頭が外すというのは考えにくいし、連対に関してもこの3頭の中から2頭出るのが普通の流れなら濃厚か(もちろん、アクシデントは別だが)。

 

その意味で、「3着穴で稼ぐ!(あわよくば、連まで割って入れ)」を狙うなら、よくある「近10年◯◯◯◯は(0-0-1-XX)」みたいな連消しデータはあえてあまり意識しないようにしたほうが得策かもしれない。

3着は理屈じゃない、が通用した例はこのダービーでもみられている。


……と、ここまで考えてきて、はたと気づいたことが。


みんな、

 

『今年の3強は強いみたいだし、1→2番人気から(もしくは1→3番人気)から紐は大穴きてくれ』

 

に、願望込みでなるんじゃね?と……。


ましてや、ダービーでは昨年単勝200倍台のコズミックフォースが来たばかり、前週(オークス)にはカレンブーケドールが来たばかり。

容易に「◎◯は人気2頭でやむなし、穴はこの馬▲」と、▲に2匹目、3匹目のなんとやらを狙って、普段は狙わない人まで平気で単勝100倍以上を狙ってきたしりそうな雰囲気。

配当に満足できないほど、“1+2”のラインでの買い目が売れていけばいくほど、その動きに拍車がかかるだろう。


もちろん、少額で破壊力のある買い目は抑えておくべきだろうが、それらはあくまで拾うべきもの。

最終的なオッズの見極め次第では、今回本線で狙いに行くべきは、「人気→人気→中穴」もしくは「人気→中穴→中穴」かもしれず、そこがもっともバランスの良いオッズになっている可能性も高そうとみている。


出来たら、人気筋が本命なら、相手にはカッコよく超大穴でズバッと決めたいところだが、オッズを見るにむしろ

「“格好良くない中穴”狙いが妙味バランスで最良」

という令和初のダービーとなりそう。

 

 

しかも、先に挙げた穴パターン該当馬をみていくと、

 

リオンリオン・・・極限の瞬発力勝負でキレ負けの不安。2013年(キズナV)のように残り4Fのロングスパートなどに自ら持ち込めればだが……

ランフォザローゼス・・・さすがに4番人気以下(のキャリア4戦以下)では……

エメラルファイト・・・キレ不足に加え、牡馬で中6週以上では……

クラージュゲリエ・・・キレ不足に加え、前走皐月賞6番人気以下かつ4着以下は近年好走0のパターン

ニシノデイジー・・・クラージュゲリエ同様

メイショウテンゲン・・・クラージュゲリエ同様

 

と、全滅のほうが確率的には高いのではないかとさえ思えるくらい、各馬かなりのハードルを抱えている印象で、そもそも単勝20倍以上の馬たちに出番がない感も漂う。

 
 
週頭の想定では、今回の狙うゾーンは、
単勝20倍いくかいかないかくらいの、キレ負けしない瞬発力タイプの内枠・先行馬。

……だったのだか、蓋を開けてみればそもそも4番人気から20倍超え(笑)

明らかにやり過ぎオッズなので、今回は単勝オッズについては少し過去傾向は度外視して考えていきたい。

 

 

そして、なんと言っても最大のポイントは、皐月賞予想の際にも最重要視した「中7週以上ローテでの皐月賞使い」にまつわる部分。

そう、ノーザンFのお話。。。

 

さすがにここ第86回東京優駿も、上位人気はノーザンFだらけである。

皐月賞時は、年明け初戦だったサートゥルナーリアはもちろんのこと、2着ヴェロックスを除く掲示板5頭中3頭を「皐月直行ローテのノーザンF生産馬」が占めたのだから恐れ入る。(当時◎ヴェロックスに託したのも、その叩き2戦目の強みを評価して……という部分が大きかったのだが)

 

この最大ポイントとみている、“皐月叩き台使いで軽々クリア”という事実と、それに密接にリンクするノーザンF(外厩仕上げ)の躍進……。

今年のダービーも当然抜きには語れないところだ。

 

 

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予想印は!?ホネ的注目馬!

 

そのノーザンF生産でない、直行ローテで皐月僅差3着のダノンキングリー

しかし、それもそのはず。この馬も特例的にノーザン・天栄仕上げを認められた非ノーザン生産馬、なんだとか。

ただ、それでも多少は、「ノーザン」という冠が馬柱に登場しないだけ、オッズ的にも救われる部分がある馬でもある。

一目では分からない点は、単純に良い。

 

ーーサートゥルはもちろん、皐月賞2着のヴェロックスもノーザンでしょ? 3着のダノンは……。決まりだね。

 

どうぞ、そうなっていただきたい。

 

それに加えて、瞬発力特化型のダノンキングリーが、ギリギリ瞬発戦という程度の中山2000mで勝ち負けを演じたのだから、評価を上昇させていい前走だっただろう。

しかも、鞍上も今開催の芝重賞で内にこだわって乗り続けている戸崎騎手。

 

やっぱり、もう決まりだ。

 

◎ダノンキングリーでいく。

勝ち切れるかどうかは運も必要になってくる強敵相手だと思うが、

そもそもノーザンFの牙城を、しかもここメイチのダービーで今のノーザンFを倒すこと自体が無謀な挑戦だが……。

そう見せつつ、実は半分くらい“ノーザン仕様”のこの馬に期待する。

ダービーで1番人気に白旗振って何度外してきたか……。

その度に、後悔してきたじゃないか。

(ただし、その多くはこんなにも(単勝1倍台ほど)売れていなかったけど(゚o゚;; )

 

距離不安はあるが想定の瞬発戦なら。

普通に走ってくれば2〜3着なら相当自信があるし、軸としても十分。

ちなみに、データ的には「前走G1で0.2秒差内惜敗の、(前年12月以降)芝マイル以上重賞勝ち経験馬」は、手元にある過去30年ベースで約6割超の好走率となっていて、今回当てはまるのはこの馬1頭のみという状況。

 

逆に、ヴェロックスは強さを認め印は回すが、◎にはしない。

前走で本命◎を打った理由(=ここは中山2000mが舞台の持久戦)、それそのものが馬のキャラ的には、ラップ論的には、府中2400mの今回軽視の理由にそっくりそのままになるから。

この馬の頭の馬券だけは、どうあっても自分には手が出せない。キレ負けが怖すぎる。

あと、なんだかんだで勝てていない川田ジョッキーという点も、単勝を握りしめて応援する場合と、軸にした馬券で託す視点とでは大きく眺めが変わってくる印象がある。

想定の流れよりも、ロングスパート様相になったりなどの恩恵があった場合のプラス要員として買う。

このあたりは、先週の反省をふまえて(場合によっては、「想定と真逆要員も書い目に検討する」)。

△で。

 

サートゥルナーリアは、特段書くことはない。

最有力馬には当然異論はない。

皐月賞回顧に書いた『10回やったら9回勝つ』可能性のある馬。

ただし、それは鞍上ルメール込みでの話。

さすがに強力なD.レーンといえど、この大舞台では経験値の差は大きいはず。

と、これで『10回に8回』に都合よく減らしてみたりもした。

 

が、……。

それでも、単勝1.2倍というわけでもないし、全然この馬の単勝が割にあってしまう計算だ。

最終的に1.5倍として、個人的な算出勝率8割なら、回収率120%!十分じゃないか、、、

 

いや、それはあくまで個人的勝率見立ても含んだ机上の計算での話。

瞬発力比べで底知れない可能性を秘めた◎と、1.5倍対5.0倍なら◎ダノンを狙いたい。

 

単純に、ここで1番人気に屈して◎打って、この馬を飛ばしたくない、という別のささやかな願いもあったりして……(笑)

 

は1週前追い切りなど、上昇度を買ってアドマイヤジャスタとする。

ジャスタウェイ産駒というとまだどこか掴みどころがないが、父ハーツクライなら、この距離で長い直線での上がり3F勝負で「こんな脚使えたの!?」というシーンがあってもいい。

ホープフルSであっさり交わされたように、短い直線での瞬間的な爆発力がないのは容易に想像できるところ。

ここは、適性条件のはず。

 

あとは☆タガノディアマンテは、この人気では正直望み薄だとは思うのだが、それはその他の馬たちもみな今回はどっこいどっこい。

ならば、2戦目に東京でかなりの瞬発戦を勝ち上がった経験のあるこの馬を評価したい。

気性面の課題はあるが、クリアすれば怖さはある。

 

以下は、上にも書いた通り、傾向的には一長一短なので、お遊びで「単での売れ方と複での売れ方に差がある」印象の△メイショウテンゲン、△ニシノデイジー、△レッドジェニアルの3頭にも「この組み合わせ難しかったな〜」要員として印を回しておきたい。

 

そして、せっかくのダービーなので、当日のパドックまでしっかり見極めた上でヒモ穴を狙い撃ちしたいところ。

 

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