競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【オールカマー 2019 予想】過去のレース傾向分析&各馬評価まとめ / 「ウインブライトの逆」「レイデオロの逆」 誰もが認める舞台巧者に注目が集まる時にこそ狙う◎

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――◎について振り返れば振り返るほど、府中の時しか調整で(陣営が)やる気を出していない感がヒシヒシと......(^^;

それが、今回一番の懸念点だったりする。

 

目次

 

オールカマー 2019含む、9/22(日) 中山競馬の調教注目馬はこちら

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※週明けに重賞予想のレース回顧記事をアップしています。

レース結果から次走注目馬などを紹介していますので、ふり返りや今後の予想にご活用ください。

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オールカマー 2019 レース概要

 

産経賞オールカマー G2

2019年9月22日 4回中山7日目

発走時間:15:45

中山 芝右 外2200m

サラ系3歳以上オープン

2018年優勝 レイデオロ  牡4  2:11.2  C.ルメール

 

 

オールカマー 2019 枠順

 

 

1 1 ミッキースワロー 牡5 菊沢
2 2 ゴーフォザサミット 牡4 石橋脩
3 3 クレッシェンドラヴ 牡5 内田博
4 4 グレイル 牡4 戸崎圭
5 5 トニーファイブ セ4 藤田菜
6 6 エンジニア 牡6 津村
7 7 ウインブライト 牡5 松岡
7 8 レイデオロ 牡5 福永
8 9 スティッフェリオ 牡5 丸山
8 10 ショウナンバッハ 牡8 吉田豊

  

オールカマー 2019 過去のレース傾向 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

   

コースとしては瞬発戦と平坦戦が半々で発生する条件で、レース自体もやや瞬発戦傾向のある平坦戦主流重賞となっている

該当馬➡➡➡レイデオロ、クレッシェンドラヴ、ショウナンバッハ、ミッキースワローといったあたりが適性面では上位

 

 

同年中山G2で3着内のある馬は半数以上が好走しており、中山で行われた近12回では毎年必ず好走中

該当馬➡➡➡ウインブライト

 

 

09年以降関西馬が馬券圏内に入れなかった年はなく、近10年の好走馬30頭中20頭を占める

該当馬➡➡➡グレイル、スティッフェリオ、トニーファイブ

 

 

「前走重賞組」「芝1800m以上での重賞連対実績」の2点はほぼ好走マスト条件

該当馬➡➡➡ウインブライト、クレッシェンドラヴ、ゴーフォザサミット、ショウナンバッハ、スティッフェリオ、ミッキースワロー、レイデオロ

    

 

といった感じ。

 

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オールカマー 2019レース傾向分析 考察&まとめ 

 

前週のセントライト記念に続き、2週連続中山2200mを舞台に行われるG2産経賞オールカマー。

当然、コース傾向は瞬発戦:平坦戦=5:5といったものがあるのだが、若干オールカマーのほうが緩む傾向にあって、過去10年では瞬発戦6に対し平坦戦4となっている。

それは、セントライト記念の過去10年良馬場施行時前半1000m通過平均60.3秒に対し、オールカマーのそれが60.6秒という点にも表れている。

 

また、同条件のAJCCをはじめ、中山記念、日経賞などの中山中距離G2での好走歴は素直に評価できる傾向にあって、手元の資料ベースでは中山施行年の直近12回連続で該当馬から好走馬が出ている。

 

さらに、関西馬というのも馬券作戦上は切っても切り離せない重要ポイントとなっていて、現在6年連続で連対していて、先に挙げた通り近10年の馬券内占有率では関東馬を圧倒している。

 

3着内好走の絞り込みには、「前走重賞組」「芝1800m以上での重賞連対実績」の2つをともに満たしていることというフィルターが有効なレースで、いずれも満たした馬たちが毎年のように好走馬を占拠している。

 

他、7歳以上で8番人気以下だった馬の好走はない一方で、中山で行われた近16回中13回で単勝ひと桁人気の6~8歳馬が馬券になっていて、中穴までの高齢馬は侮れないレース。

 


今週から東西ともにコース替わりで、中山はAコースからCコースへ変更。

土曜を見るとやはり好状態で、とにかく連対圏はほぼ4コーナー5番手勢でパーフェクトに占められているといった状態。

セプテンバーSで1分7秒6が記録されたり、最終レースの3歳2勝クラスのマイル戦で1分32秒台計時など時計も出ている。

とはいえ、もともとが超速馬場だったことを思うと多少マイルドになってきている印象すらある。

これは、金曜の馬場状態発表の段階で、芝コースは「野芝約12~14cm」とされており、前週までが「野芝約10~14cm」だったのと比較すると、若干刈り込みが抑えられているようで、その影響もあったか。

含水率による影響の可能性(金曜時点では、かなり稍重に近い良発表)もあるが、当日も少し気にかけておきたい。

 

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オールカマー 2019 予想印は!?ホネ的注目馬!各馬評価まとめ

 

◎ゴーフォザサミット

ま、タイトルから先に決まった◎ですわ、とか言ってw(^^;

ただ、府中専用機と思われている瞬発タイプだからこそ、上がりの速くなり易い、しかも今年は少頭数で輪を掛けてその期待が高まるオールカマーで、真剣に狙っておきたい。

中山での走りに関しては、今回隠れ蓑になる理由の一つでもある日経賞(5着)が直近ではあるのだが、当時は休み明け、緩くなった内で伸びあぐねてのもので、しかもレース自体この馬が不得手な平坦戦ラップだった。

当時以来3戦ぶりの56キロ戻りで、しかも前走をひと叩きしての一戦なら。

その前走、G2札幌記念についてはハッキリ言って「ナメているのか」と思いたくなるくらい、直前に芝で1本追っただけでの出走で、それで-12キロは明らかに出走自体が調教、という状況でのもの。

レース内容については度外視すべきだし、今回への上昇度はハンパないハズで、実際、中間の張りや毛ヅヤを含め、陣営からはかなりの良化度いが伝わってきている。

そして2走前のG2目黒記念は、近年の目黒記念としてもなかなかハイレベルな一線のなか価値のある4着で(詳細はこちらに記載→

【調教注目馬】9/22(日) 中山競馬 G2オールカマー 中間地味な中で1週前坂路追い切りに好感の伏兵とは? - 競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と調教注目馬&レース回顧】

、適性さえ合ってくれば「瞬発戦なら中山(外回り)でもこの馬走るのか~」があっていい。

 

 

◯クレッシェンドラヴ

対抗は、前走時も狙った、56キロでG2なら重賞制覇に手の届いていいところまできているこの馬。

前走ほど坂路では時計が出ていないのだが、これは前走時の中間に美浦Wコース改修工事に伴い坂路調整に切り替えざるを得なかったことによるもので、むしろ今回こそ本来の調整に戻ってWコース好時計をマークしての通常態勢で臨めるレース。

そして、最終追い切りは、いくらこの厩舎でオープン馬といえど、褒めていい好内容。

美浦W助手騎乗(6分)末強めでの 65.8 - 37.8 -12.3 は、今回のメンバーの中で最終追い切り単体評価ではトップとしたいと思っている(ちなみに、ミッキーはジョッキー騎乗で3分どころ、ショウナンバッハは助手騎乗でも1分どころを回ってのもので、オープン馬ものとしての時計的価値は皆無に等しいと捉えている  ※注 動き、手応えなど含めた総合分析とはまた別)

あとは、2走前、4走前、5走前と瞬発戦もこなしてきている点も当然評価。

 


▲ミッキースワロー

前走(◎1着)で『右回りで直線の短いコースというだけで狙う価値あり』とした馬が、56キロでこの舞台を使ってきたので引き続き狙う。

本命にしなかったのは、前走の回顧記事の中でも危うく書きそうになった、「重賞を勝ってしまったことによって、今後重賞でも菊沢騎手での戦いが続く」ことへの懸念がやはり現実のものとなっているため。

それでも、今回はルメール騎手をはじめ一流どころが少なく、その意味ではチャンスも小さくはないとみて3番手▲まで評価したわけだが、不安は馬よりも鞍上であるのは間違いないところ。

竹之下騎手(神戸新聞杯)のように、穴で狙うならまだ......というところもあったりするのだが。

 


☆ウインブライト

危険な人気馬、とみたい今回ではある、がしかし、この中山での伸びに関しては一目置いている存在。

世間的には、58キロの他馬との力関係と、2000mからの1F延長でどうかといったところだろうか。

個人的に、今のこの馬には課題はその部分ではなく、敵はスローなまま最後まで流れた場合の瞬発戦のみとみている。

 

 

中山金杯も、中山記念もタニノフランケル、マルターズアポジーとそれぞれが引っ張り、前後半イーブンのレース上がり35秒台半ばという展開になっての強い競馬であり、今回はレース自体がこの時期ということもあって上がり34秒台に突入する年もある野芝オンリーのオールカマー。

同年中山G2で3着内のある馬は近12年連続馬券中なので、必要以上に下げはしないが4番手あたりの評価とする。

 


レイデオロ
スローの瞬発戦なら1枚上という可能性もまだある5歳秋の休み明けなのだが、今回は58キロで福永騎手という点がやはり不安。

もともと、テンションが高い馬で、最悪の場合自滅まであって……。

雨予報は薄れてきているが、仮に渋った場合この馬にとっては折り合い的なことだけ考えればプラスに働く可能性もあるが、この馬自身が適性が高くないとみているのであまり歓迎材料ではないか。

 

 

スティッフェリオは、この舞台では▲ミッキースワローが勝ったセントライト記念での好内容4着があるのだが、当時も近走の好走時も全て平坦戦でのもので、今回スローで上がりの速いオールカマーを描いているので割り引く。

 

長く脚を使う展開なら、まさにこの舞台の消耗戦、前傾ラップのセントライト記念で3着好走のあるグレイルも面白かったのだが。

 

ただ、これらはこのレースで注目の関西馬であり完全に消しにまではしないかもしれない2頭。

 

 

ショウナンバッハも、少し買うかもしれないが、今年のAJCCや去年のこのレースを見ても別定56キロではさすがに4~5着までが濃厚で、近年の好パフォーマンスがほぼ左回りのハンデ戦ということからも大きくは狙えないと判断。

それ以前に、もともと「人気が下がったら相手に加えておけ」が定石という馬だけに、下手に狙ってしまって飛ばしたくない(むしろ穴で来てほしい)という願望からだったりするが。

  

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