――全18頭中17頭が、阪急杯、オーシャンS、シルクロードSローテ。
これだけ集中するのも珍しい ≒ 『穴から穴へ』は厳しいか。。。
高松宮記念2019 過去のレース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※前年以降に重賞2勝以上をあげていた馬は、大崩れなく走ってくる
該当馬は22年連続で馬券になっているレース
該当馬➡➡➡ダノンスマッシュ
※芝重賞を連勝して高松宮記念に臨んだケースも、(2-2-2-1)※近17年と好調
該当馬➡➡➡ダノンスマッシュ
※中2週以内で前走5着以下だった馬は、好走率低く連下まで
該当馬➡➡➡ショウナンアンセム、スノードラゴン、ダイメイプリンセス、ラブカンプー
※G1での3着以内経験がなく前走6着以下だった馬も、ほぼ好走皆無で連対なし
該当馬➡➡➡ダイメイプリンセス、ヒルノデイバロー、ミスターメロディ
といった感じ。
考察&まとめ
ここは、そこかしこで言われている通り、“新星誕生”ムード満載な一戦。
競馬界的にもそうあってほしいところだし、それも悪くない展開(特に「父ロードカナロアの後継は俺だ!」という実況は聞きたいかなと)。
ただし、その最有力候補ダノンスマッシュは、鞍上とここまでの指数パフォーマンスを見ていると、そう容易くはないかもとの懸念も。
意外に混戦なのではと個人的にはみている(3~9番人気くらいでのワンツースリーとかがあっても驚かない感じ)状況で、 前哨戦について振り返っておくと・・・
●オーシャンS
モズスーパーフレアが好スタートから緩めることなく引き離しての逃げ。
前半32秒3というハイラップを刻み、そのままナックビーナスに1馬身1/4差を保ったまま逃げ切りV。
確かに、まずまず時計の出る馬場ではあったが、このペースで行って、34秒8でまとめられたら後続は厳しい。
走破時計の1分7秒1にしても、決着指数も相当で、優にG1級。
いやそれ以上の、G1複数勝ちレベルという評価を与えてもいいほど。
当然のオーシャンSとしての過去最高レベル。
2着ナックビーナスでも過去のどの優勝馬よりも上。
いかにこの2頭がハイレベルだったかを物語る一戦だった。
しかも、そんな中でモズスーパーフレアに関しては、鞍上は直線残り100mまでほとんどノーアクション。
軽く促したくらいで、楽々だったのだから恐ろしい。
今日はもしかしたら、今年のスプリンターズSを上回るレベルの決着だったかもしれない。
高松宮記念に向けてという意味では、このオーシャンSのハイレベル決着から、
オーシャンS>>>阪急杯
をうまく活用していきたいところ。
特に、当日が高速馬場なら。
オーシャンS2019 レース結果と回顧
●阪急杯
最後方から、レース上がりを1秒2上回る上がり33.4秒で1馬身差V。
文句なしに強かったスマートオーディン。
レース全体としては、平均的な流れをダイアナヘイローが刻み、上がりも平均的。
ガチガチのスプリント質のレースではなく、1400mなりに、しかも武豊騎手の逃げということで綺麗に前後半ほぼイーブンの展開。
逃げてラチ沿いのダイアナヘイロー、早めに単独2番手確保のレッツゴードンキ以外、内目を通った何頭かはゴチャついたり、スムーズさを欠いたりした場面もあり、それもあってか外の差し勢によって上位は占められた格好。
ただし、3着以下はその内勢、外差し勢入り混じった状態で10着までがコンマ3秒差。
前半34.4秒の阪急杯は、その時点で本番には直結しなさそうで、今回の着順は別として、少なくとも前目につけられていた馬しかG1への光は見出し難い。
つまるところ、ラインスピリット、ミスターメロディに、最先着レッツゴードンキを加えた3頭あたりか。
ラインスピリット※次走注目馬※
阪急杯2019 レース結果と回顧
●シルクロードS
逃げたセイウンコウセイが思いのほか引き離す逃げの手で、このレースとしては珍しく33秒台前半で前半3Fを通過。タフな当時の馬場を考えるとやはり結構なペースと言っていい。勝ち馬ダノンスマッシュは、最後は着差以上に楽な勝ちっぷり。内を突こうとして壁になって、そこから外に出して伸びた様は、まさに放たれた矢のような感じだった。ただ、結果的に外を伸びて差し切り勝ちとなったが、もし内が空いて内を突いていたらあんなに楽ではなかったかもしれない。やはり、当時の馬場は内ラチ沿いは微妙。
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予想印は!?ホネ的注目馬!
先週まではそうでもなかったが、Bコース替わり&(たしか)芝刈り実施の今週は、
一気の高速化。
当日も降雨もなさそうで、高速決着濃厚。
腹は固まった。
◎ナックビーナス
◯モズスーパーフレア
の実質1点勝負で。
先週までの妙に時計が掛かる馬場だと、軽視しづらくなってくる馬も多かったが、
このまま高速馬場ならオーシャンS回顧メモの通りこの2頭で勝負できるとみた。
スプリント戦耐性があまり求められず、指数的にも平凡だった阪急杯組は、
(時計が掛かれば)ここで戦える公算の3頭ほどがいずれも上位人気。
その割には、高速決着の1200m戦への耐性については、未知の部分に賭けるという要素が拭えず、割に合わないといった印象が残る。
◯モズスーパーフレアの豊さんの主導権がスンナリと決まれば、後は豊さんを執拗に突っつくジョッキーはいないだろうし、かといって豊さんも極端に落とすはずもなく。
淡々と、◯が残れる絶好のラップ(そのラップ自体が、ゴリゴリ1200mのハイレベルペースで、並みのスプリンターではついていくので精一杯)を刻むだろう。
◯モズスーパーフレア本命、とも考えたが、あくまでそれは中山1200mなら、スプリンターズSならとしか、今は言えないという見立てもあり。
何より、◎ナックビーナスには勝ち味に遅いという反面、あの前走でのハイパフォーマンスがあってもなお妙味があって、先に挙げた阪急杯組より単勝オッズ順では下の状況。
今回の予想の骨組み(前哨戦考察)からは、この状況ならこちらこそ狙わねば、との結論に至った。
大型馬の叩いての上昇度もポイント。
妙味とのバランスが大部分で、◯モズスーパーフレアも勝ち切って不思議ない一頭と考えるが、あちらには外枠と目標にされる部分があり、こちらはより気楽な立場。
◎に一発を期待。
調教過程、レース傾向的に逆らいづらい印象の1番人気▲ダノンスマッシュが、想像以上に強くなっていた、というパターン以外はほぼ諦めがつくくらいの気持ちで、◎◯の2頭に賭けてみたい。
あとは、3着穴要員として☆セイウンコウセイ。
ここにきての、調教から伝わる上昇には一目置きたいし、前走はかなり厳しいラップでの逃げ。
大敗やむなしだし、負けたことより(ブリンカーが効いたとはいえ)行きっぷりが戻ったことのほうを好感ととらえたい。
あとは時計勝負でどうか。
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