いや〜、ぶっこ抜かれたなー。
ホネ的! レース回顧 阪急杯2019
最後方から、レース上がりを1秒2上回る上がり33.4秒で1馬身差V。
文句なしに強かったスマートオーディン。
レース全体としては、平均的な流れをダイアナヘイローが刻み、上がりも平均的。
ガチガチのスプリント質のレースではなく、1400mなりに、しかも武豊騎手の逃げということで綺麗に前後半ほぼイーブンの展開。
逃げてラチ沿いのダイアナヘイロー、早めに単独2番手確保のレッツゴードンキ以外、内目を通った何頭かはゴチャついたり、スムーズさを欠いたりした場面もあり、それもあってか外の差し勢によって上位は占められた格好。
ただし、3着以下はその内勢、外差し勢入り混じった状態で10着までがコンマ3秒差。
予想と結果
開幕週の馬場で「内枠のスプリンター(1400mもこなせる)で、先行がイメージできる馬」ということで期待したラインスピリット。
番手からの競馬はイメージ通りだったが、終始舌を越していてまだ走りに集中できていない感じ。
多少は食らいつく姿勢を見せていたが、レースぶりからはまだまだ本来の状態には戻り切っていない印象を受けた。
今回、CWでの調整に変えてきたことはひょっとして起爆剤に……と期待したが、“ハズレくじ”だったか。
ただ、それでも3着とコンマ2秒差の内容はそこまで悪くはない。
次は変われるだろう。※次走注目馬※
スタートから押して出していった鞍上が好騎乗。3〜4番手のインをキープして、
そこにいたらそりゃそう簡単に崩れませんよねという競馬。
「ドンキなんて、スタート後10番手くらいじゃね」と想定してしまったワタクシの負けです。
おそらく、「豊さん(ダイアナヘイロー)の逃げで、極端な前がかりにもならないし、今回この(1枠に入った)状況でこの馬のベストな競馬は出して行くことだ」と判断していたとみられる。
ただ、レースぶりは負けたことより、内容が微妙。
一見すると、3着ロジクライ以下を離していて運がなかっただけのように(強い競馬と言っていいように)見えるが、やはり若干だが指数パフォーマンスは落ちてきている印象。
そのロジクライは典さんが「やられた」と、「してやったり」の岩田騎手を羨んだであろう理想形とは真逆の運びとなってしまった印象。
直線もダイアナヘイロー、レッツゴードンキの後ろで、半ばを過ぎるまでまともに追い出せず、完全に脚を余した競馬。
今日はガチガチのスプリント戦にはなっていないので、1200mとなるとまだ疑問符がつくが、差し展開にでもなればこなせても。
何かに取り憑かれているとしか思えない。
個人的には、下手に内枠にでも入って本命視していなくて良かったと、ホッとしている。
あの挟まれ方(内から外によれて制裁となった福永騎手騎乗のミスターメロディと、勝ち馬スマートオーディンのまさに間)では、どうしようもなかった。
スマートオーディンが並びかけてくるまで、こちらも目立った末脚をみせていただけに残念、本当にツイていない。
☆ヒルノデイバローはスタートが決まるか決まらないかだけになってきていて、今日は決まらずで大敗。
調教では動けていても、実戦ではなかなかそれを発揮するのも難しくなってきている。
高松宮記念に向けては、勝ち馬は向かわないようで、2着レッツゴードンキがこの組からは最上位として参戦する形となりそう。
ただ、前半34.4秒の阪急杯はその時点で直結しなさそうで、今回の着順は別として少なくとも前目につけられていた馬しかG1への光は見出し難い。
つまるところ、ラインスピリット、ミスターメロディに、最先着レッツゴードンキを加えた3頭あたりか。
先週の重賞予想はこちら
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