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――まあ、ホントは「あかんわ、松若ちゃん」だから「主演男優賞」ですけど、いちおう、ね（馬は悲劇のヒロイン）。
スプリンターズS 2021 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 スプリンターズS 2021
レース全体のふり返り
スプリンターズS 2021 各馬ふり返り 予想と結果
“本調子じゃない（かもしれない）ビアンフェに、往年ほどぶっ飛ばしてはいかない（かもしれない）モズスーパーフレア、それでも「あの2頭が引っ張っているのだから速い」と錯覚してレシステンシア以下も温存に専念、といった超レア展開にでもならない限りは、”
ざっくりと予想編冒頭に書いたコレ↑
で決まったという一戦。当日追記した部分にも記した通り、個人的には十分想定していた「このメンツでも激流に非ず」が現実のものとなった。
にしても、まさか33秒台で入り、レース上り33秒台で決まるなどという“ぬるさ”、これはちょっと度を越した、いや常軌を逸した◎モズスーパーフレアの落とし過ぎ逃げによるいわば“過剰演出”である。ラスト1F11.4秒て......レース史上最速じゃね？（苦笑）
モズスーパーフレア
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡5着
レース上り33.8秒＆ラスト11.4秒のレースにしちゃダメ。以上！
ダノンスマッシュ
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡6着
スプリンター質の高いこの馬にとっても、後半3つはしんどかっただろう。
3コーナーからは、ヘタすりゃ「追走苦ですか？」というくらいなもの。
◎とセットで人気でも信頼したように、◎がキレ負けするようなこの流れでは厳しいのは当然。
「おい！松若どんだけセーブしてんねん」という声が、川田騎手からも聞こえてきそうである。
▲ミッキーブリランテ / ☆ピクシーナイト / △レシステンシア / シヴァージ / メイケイエール他
以下、8着△クリノガウディー（岩田騎手）もキレてるでしょ～、13着エイティーンガール（横山和騎手）・14着アウィルアウェイ（戸崎騎手）ですらキレてるでしょ～、という大失態ペースによる被害馬は後を絶たない。
内で中団前に収まっての一発を期待した▲ミッキーブリランテは、スタート後に隣のシヴァージに行かれたのが痛い。
その後は同馬の後ろ2馬身ほどの位置からインベタでついて回ったが、最後に最内の進路を取られて自身は外を通しての9着。
その3着シヴァージは、5番手を取ったことがまず鞍上の“偉業”。
まさか、この馬場で大外に持ち出すとまでは考えていなかったが、あくまで“イン差し”でみていた馬。
その鞍上のファインプレーに加えて、今日のこのイン圧倒状況とただの前残りペースで、上りスピード負けした自爆◎モズとほぼ同じ負け方の△ビアンフェが前から垂れてきて浮上した3着内容。
それでも、ラストで2馬身半差を後続につけたラストの伸びは優秀だったと思うが、あまりにもレース上りが速くなり過ぎた特殊戦も輪をかけていて......。
この馬のポテンシャルは発揮したが、特に強くなったとかそういうことは決してない、そういう印象の好走。
勝った☆ピクシーナイトに関しても、特殊戦のこのスプリンターズS覇者ということで評価は微妙。
強いことには間違いないし、レースぶりもまだまだ余裕を感じられるものだっただけに、前途洋々のスプリンター像が染みついていくのだろうが......。
21年に関しては、セントウルSのほうがスプリンターズSであり、スプリンターズSのほうがセントウルS、という結果だったわけで（ラップ的に）。
芝G1であまり人気の中心で狙いたい厩舎でもないので、ここからの大舞台ではちょっと疑ってかかってみたいと思うところだが。
特に、来年スプリンターズSで激流戦になりそうなシーンや、単純に打って変わっての外枠とかなら。
2着△レシステンシアは、やっぱりこの展開でも同斤の☆ピクシーナイトに水をあけられたのだから、前走のゴール直前にみる余力のなさと最終追い切り含む疑問の残る中間負荷から窺える見えない疲れだろう。
「状態が上がっている」が本当なら、あまりにも不甲斐なさ過ぎるラスト100mである。
こんなに手緩い、馬にとって絶好ラップに限りなく近い前傾度の低いスプリンターズSになってくれたのにこれでは、高松宮記念ですら怪しくなってきてしまう。
もっとも、その出来疑問の部分と、この馬に関してはやはりC.ルメール騎手であまりパフォーマンスが上がっているように見えない部分から、実は本当はもっとやれる娘と思っておくことにする。
にしても、松若騎手はもちろんそうだが、やっぱり藤岡佑騎手も、なんというかザンナイなぁという印象（それを見越して、下記Tweetだったんですが、自身前半33.6秒でしょ？この日の馬場で、前とたっぷり距離空けてそれは無いわ）。
けん制し合って緩むも、案外あるかとは思っていますが、今のところ並びも見ていないのでフツーに。
— ホネさん (@yosounohone) 2021年10月1日
特に、藤岡佑介騎手（#ビアンフェ）の意図的控え。 https://t.co/TWfsvRHzir #競馬予想 #追い切り #スプリンターズS #ダノンスマッシュ #レシステンシア #ピクシーナイト #ジャンダルム
あとは、なんと言ってもメイケイエールが良い競馬をしたなというところ。
前半まではお得意の“お家芸”発動となったが、それもこの前半の流れなら致し方なし。
むしろ、池添騎手が3コーナーからは促してもキッチリ折り合うことが出来ていて、半分はしっかりとレースが出来ていたことが素晴らしい。
もともと、内枠に入って一旦下げてから外を回すこの形になるのは確定的と思っていたし、それでこの日の馬場では4～5着精一杯と思っていたので、この展開も加味すれば全く悪くない。
このオッズだし、一発期待をかけたという人からは前半の掛かりっぷりで「またもNG」を突きつけられそうだが、鞍上含め非常に中身のある敗戦。
先々、この馬がスプリント界の頂点に立っているシーンがあっても全く不思議ではない。 ☆次走注目馬☆
忘れないようにメモ。
— ホネさん (@yosounohone) 2021年10月3日
最外回せれば、あんなにスムーズに行けんだな #メイケイエール。序盤は相変わらずアレだったけど、3角から立派立派、池添騎手👏
