――こんなに新聞を使わずに予想したのはいつぶりでしょう(笑)
だからこそってわけじゃないですが、「いつも以上に・・・」と書いたあの部分、あながち悪くない方向性だと思っています。
実は、ドラマは当日の馬場コンディションを見る前から起こっていた、という。
目次
10/14(月) 京都競馬の調教注目馬はこちら
10/14(月) 東京競馬の調教注目馬はこちら
秋華賞2019 を含む、10/13(日)京都競馬の調教注目馬はこちらです
※週明けに重賞予想のレース回顧記事をアップしています。
レース結果から次走注目馬などを紹介していますので、ふり返りや今後の予想にご活用ください。
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秋華賞 2019 レース概要
秋華賞 G1
2019年10月13日 4回京都4日目
発走時間:15:40
京都 芝右2000m
サラ系3歳オープン
2018年優勝馬:アーモンドアイ 牝3 1:58.5 C.ルメール
秋華賞 2019 枠順
秋華賞 2019 過去のレース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※「ローズSで内目を通っていた馬」が狙い目となるレース
該当馬➡➡➡シャドウディーヴァ、シゲルピンクダイヤ、ビーチサンバ
※(特に前哨戦などを)「ハイペース平坦ラップ戦で好走した馬」が狙い目のレース
該当馬➡➡➡エスポワール、カレンブーケドール、クロノジェネシス、コントラチェック、パッシングスルー
※前々走→前走、前走→今走と2戦連続馬体減は危険
該当馬➡➡➡エスポワール、クロノジェネシス、コントラチェック、シェーングランツ、シングフォーユー、ビーチサンバあたりは当日馬体重に注意
※前々走10着以下だった馬は近17年で好走1頭のみ
該当馬➡➡➡シゲルピンクダイヤ、ビーチサンバ、フェアリーポルカ
といった感じ。
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秋華賞 2019 レース傾向分析 考察&まとめ
なんといっても、ローズSで内目を器用に立ち回って進めていた馬がホットスポットのレース。
まず、前哨戦としてローズSのレベルが高くなりがちであること、ただし阪神1800mと京都2000mでは真逆と言っていいほどの質の違いがあること、その点阪神1800m戦では好走よりも器用さをみせている必要があること、などから
“あのローズSの負け方がいいんだよ〜”
が往々にして正解への(馬にとっては好走への)ゴールデンロードとなるレース。
もちろん、昨年のカンタービレのように、そのローズSを勝ち切ってしまっている場合もあるのだが。
その昨年を振り返っても5着とはいえ、単勝156.8倍とナメられラテュロスの奮闘ぶりを見ればこの作戦の期待値の高さは明白。
ゆえに、今年はその一点で攻める。
他、興味深い傾向としては、前々走→前走、前走→今走と2戦連続馬体減での出走は苦しく、手元の資料ベースで過去17年2011年勝ち馬1頭のみ好走という状況で、この時期の3歳馬だけに王道ローテ以外で間隔が詰まったパターンはもちろん、本来ひと叩きの一戦目から仕上げすぎて馬体減で出てきていたり、そこでの反動で想定外の今回も再びの馬体減になったり、というパターンは歓迎できない。
該当馬は、少なくとも当日馬体重発表まで注意が必要。
また、前々走2ケタ敗退パターンも不振を極め、好走は18年3着カンタービレのみという状況。
大体、順調なローテで来る馬は2走前にオークスを使っているパターンが多いのだが、G1といえどそこで大敗を喫している馬はなかなか雪辱を晴らすことはできていない。
あとは、台風19号の影響により土曜に終日「不良馬場」で行われた点も、直接的に結果を左右するポイントとして、前日時点ではなく当日に判断を行っていきたい重要項目。
その土曜は、不良馬場にしてはやけに時計が出ていたのだが......。
また間接的な影響として「全ての関東馬が金曜輸送」となった点にも大いに注目する必要がある。
当初から金曜輸送を予定していた組も、溢れかえった状態の栗東入厩による影響も十分見込まれるし、予定せずに繰り上げて美浦を出発した組はカイ食い等への影響も含めて注意したいところ。
馬場と馬自体、両方のコンディションが明暗を分ける最大のポイントとなるかもしれない。
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秋華賞 2019 予想印は!?ホネ的注目馬!各馬評価まとめ
◎パッシングスルー
2走前に福島で前傾ラップの平坦戦を(52キロではあるが)勝ち切っている点を評価。
しかも当時は稍重馬場でのもの。
栗東滞在の関東馬が少ない中で、1週前に栗東入りしている点もダークホース感十分。
この枠だけ、と当初考えていたが状況一変。
土曜を終日不良馬場で行われ、日曜も晴れ間が出るのが昼過ぎからで、気温も北風が吹きあまり上がらない予報とくれば、当日外寄りがますますプラスになっているという可能性もある。
少なくともこのまま、内有利にさえならなければ、16番枠のこの馬にとっては追い風だろう。
◯シャドウディーヴァ
▲シゲルピンクダイヤ
ローズS内目先行での凡退で、当初今回内枠に入ったら狙おうと決めていた2頭。
◯シャドウディーヴァにとっては、前走の1800mのレコード決着競馬では明らかに距離不足だったとみているので、渋ってタフな方向に向かった点は歓迎材料とみる。
そのローズSは、意外な先行策からだらしない内容での失速9着という結果だったが、調教では休み明け初戦から好内容を見せてしっかりと動けていた。
その点、やはり今回に向けてという意味では調整が楽になっていたようで、中間の好状態は間違いなく、しかも前走後から栗東入りしての調整を続けていた点もプラス。
あとはここが適性に合った条件かどうかだけというところで、この雨上がりの状況は合ってきている方向とみている。
▲シゲルピンクダイヤに関しては臆することなく、再度の先行策で攻めの騎乗ができるかそれにかかっているとみている馬。
イレ込みと前走の敗因を極端に意識して下げてしまわなければチャンスは十分なのだが、陣営は「末脚勝負に徹する」とまでコメントしていて、うーん。。。
ただ、世間的に、“距離”が言われて人気を落とせば買いのシーンだと当初から考えていた馬なので、当日のパドックと控えるリスクは十分に念頭に置きつつも重視。
そして、その控えるリスクすら馬場状況次第では、リスクではなくなっているかもしれないので狙う。
バンバン差し馬場度合いが強まっていれば、この馬を軸にした買い目は増額必至の予定。
ただし、両馬ともに「前走ローズS4着以下、かつ重賞勝ちのない馬」という、近15年ベースでも13年リラコサージュの3着1本だけの苦しい傾向面に引っかかっている馬でもあるので、その点からはアタマでは勝負はかけづらいか。
ちなみに今回、「前日が不良馬場」「(特に関東圏のファンは)台風影響が頭に強く残っている」であろうことから(←その最たる例が一時は2番人気にまでなっていたエスポワール)、“傾向度外視”の動きが加速するとみていて、個人的にはその逆、つまりいつも以上に過去傾向を重視していくつもり。
◯▲についても、その一端の一枚割引き評価。
☆レッドアネモスは、スイートピーSが今年は高レベルで、当時は関東馬の1~3着馬(カレンブーケドール、シングフォーユー、セリユーズ)に対して“アウェイ”で先着を許したが今回は迎え撃つ形。
何より、この舞台、牝馬で穴で買えるヴィクトワールピサ産駒だけに楽しみも。
この馬に関しては、明らかに前走で不良馬場を苦にしているので馬場がどこまで回復してくれるかに尽きるが、この人気なので目をつぶって狙うのはありだろう。
栗東CWでの最終追い切り時計は、助手騎乗8分どころを回ってのもの(馬なり)でのものであり、当週追い切り単体評価では18頭中随一の好時計だった。
(フラットな馬場であれば)好枠、を引いた△ブランノワール。
内回りでこの脚質で、上がり勝負になったら苦しいこの馬にとって少しでも雨によって上がりが掛かるのは歓迎材料。
52キロとはいえ、前走この馬が上がり33秒台の最速の脚を使って、ましてや0.5秒差の完勝という変化は不気味。
その前走33秒台、一変の内容については、前走回顧編にも記した、文字通りの“追い風参考記録”だったとみているが、それでも成長一途ということは間違いないだろう。
ただし、この馬は当日馬体を減らして440キロ以下で出てくるようだと、近15年で13年リラコサージュの3着1本のみの「単勝6番人気以下で当日馬体重440キロ以下の馬」に当てはまってしまう可能性があって、調教後馬体重444キロという状況も含めて人気薄で本当に信頼していいかは吟味する必要あり。
あとは本当に、冒頭に書いたこの枠が当日の状況で好枠と言い切れるかどうか、もしそうでなければよほど運が悪いこの2枠ということになってしまい・・・。
ダノンファンタジーは最終追い切りを見て、やめることに。
コーナーからは折り合いはついていたが、向こう正面でやっぱりアタマを上げていて……。
総合力では最上位なので、中途半端な馬場よりも、意外と土曜のような「脚下を気にしつつ、実は人気通りに決まる」くらいの状況のほうが却って良かったともみている。
クロノジェネシスは言われているほど、調教時計面では大きな変化はないのだが、木曜発表馬体重を受けるとちょっと当日パドックを見てみないと何とも言いようが……。
ちなみに、その+26キロから考えると、「当日馬体重+10キロ以上」で近15年ほど、単勝1倍台の断然人気ヌーヴォレコルト、アーモンドアイ以外2番人気以下の好走皆無(重馬場の17年結果を含めると3番人気でディアドラがただ1頭好走)という点もネック。
カレンブーケドールは、馬は評価しているのだが、過去5年京都でほとんど好走のないこの鞍上では……。
しかも、直前輸送の関東馬でもあり……。
エスポワールは重馬場も良く、臨戦過程からも不気味な存在だが、騎手でヒモまでの予定。
ビーチサンバは、ローズSで好位からの競馬で内寄りを通って好走しており、当時がそうだったように「ビーチサンバはビーチサンバの競馬」というような瞬発戦なら狙い目の一頭。
世代上位の能力はあって、勝てそうで勝ち切れていないタイプという意味ではある意味シックリくりチャンスG1なのだろうが、この馬の場合先に挙げた「G1といえどそこで大敗を喫している馬はなかなか雪辱を晴らすことはできていない(「前々走10着以下だった馬は近17年で好走1頭のみ」傾向絡み)」を地で行っているため扱いが少々厄介。
さらに、前走時点で馬体減で出てきていたため、前日予想時点では強気になれない部分も。
調教後馬体重発表で、482キロと増やしてきているので当日プラスで出てくる可能性はあるが。
以上、ただでさえ関東馬に栗東滞在組が少ない今年の状況に加えて、台風接近に伴う緊急事態で中途半端に金曜輸送となった点に重きをおいて、関西馬を中心に。
また、コンビニも締まり、新聞という情報源を断たれているホネのような“関東人”も苦しい戦いになりそう^^;
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あらら、夜間に降雨の札幌(新潟もそうみたいですが)、また今小雨が。。。
— yosounohone (@yosounohone) 2019年8月25日
どうやら、この後昼ぐらいまで小雨が降り続いての、キーンランドCとなって、イコール稍重まま、ということになりますでしょうか。
稍重だと、道中緩んでの平坦戦にまでなるケースが多いんだよな~このレース。
むしろ細く見せていると言ってしまっても良いくらいだな、サルサディオーネ。
— yosounohone (@yosounohone) August 24, 2019
それより、よっぽど増減なしのホーリーブレイズのほうが、2ケタ馬体増感を醸し出しているというww
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