――本編にも出てくる、「え?こんなオッズでいいの?」っていう部分に関しては、大抵そのままのオッズ維持や妙味だったら飛びついちゃいけない“罠パターン”。
多少なりとも直前にかけて売れて「ですよね、そんなうまい話はないよね」なら“正解パターン”、ということが多かったりするのも競馬。
目次
キーンランドC 2019 含む札幌競馬の調教注目馬はこちら
新潟2歳S 2019 予想はこちら
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キーンランドカップ 2019 レース概要
キーンランドC G3
2019年8月25日 2回札幌4日目
発走時間:15:35
札幌 芝右1200m
サラ系 3歳以上 オープン
2018年優勝 ナックビーナス 牝5 1:09.4 J.モレイラ
キーンランドC 2019 枠順
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キーンランドカップ 2019 過去のレース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※コース的には消耗戦傾向が比較的高く、半分以上が消耗戦となるセッティング
該当馬➡➡➡ライオンボス、カイザーメランジェ、ライトオンキュー、リナーテ、パラダイスガーデンあたりがラップ的にはフィットか
※人気(単勝10倍未満)の牝馬が好調なレースで、約3頭に2頭ほどの好走率
該当馬➡➡➡リナーテ
※上記「人気の牝馬」以外では、同年重賞好走馬&同年北海道準OP勝ち以上馬が好走の多くを占め、該当馬の3着内占有率は7割超
該当馬➡➡➡アスターペガサス、カイザーメランジェ、セイウンコウセイ、タワーオブロンドン、ダイメイフジ、ダノンスマッシュ、デアレガーロ、ナックビーナス、ハッピーアワー、ライオンボス、パラダイスガーデン
(これに、リナーテも該当)
※前走北海道戦に出走かつ5着以内だった馬は好走率4割近い
該当馬➡➡➡アスターペガサス、タワーオブロンドン、ダイメイフジ、ペイシャフェリシタ、ライトオンキュー、リナーテ
といった感じ。
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レース傾向分析 考察&まとめ
「牝馬の人気馬(10倍未満)を買っておけば当たるレース」という印象が強いレースで、近10年で該当馬が馬券に絡めなかった2回(15年、12年)も、3着から0.1秒差内には走ってきており印上位候補からは外せない印象。
また、相手には「同年重賞好走馬&同年北海道準OP勝ち以上馬」の好走数・占有率が高く、直近で洋芝戦で勝ち切っているタイプか、既にその年の重賞で3着以内に入っていたG3通用下地のあるタイプが幅を利かせている。
「人気の牝馬から、直近の洋芝Vまたは重賞好走実績場を相手中心に」ということで、ある意味素直に入るべきレースともいえる。
関連して、前走で北海道戦に出走して掲示板を確保していた馬の好走例も多くなっている。
ちなみに、そのほとんどは、前走函館戦で5着以内だった馬で、函館SSからの転戦組を中心として(5-3-3-18)単回154複回85※過去10年の状況となっている。
同組からの参戦は今年もしかりだが、今年の場合その函館SSが“大量除外発生事件”の真っただ中にあったレースで、「史上稀に見る少頭数により前半34.4秒-後半34.0秒のまさかの後傾戦」にまでなったレース。
例年とは様相が異なっている点には注意しておきたいところでもある。
ラップ傾向的には、消耗戦となる確率が最も高く、このレースの過去10年を見ても、稍重で行われ平坦戦になった2年を除けば、やはり消耗戦決着となっている。
土曜は芝は終日稍重で行われ、引き続き時計の掛かる馬場となっている印象だが、それ以上に昼休みのWASJ騎手紹介の映像なんかでも目立っていた強風の影響が大きかった印象。
ちなみに、ウェザーニューズ予報によると、土曜に吹いていた北西寄り7~8m/sの風は、明日日中も同様の予報となっているようで、良回復は見込めるものの上がりを中心に掛かって前傾ラップの全体遅めの決着が見込まれる。
(注. 札幌競馬場の直線は南から北方向へ伸びているため、北寄りの風は「直線向かい風」となる)
近年のキーンランドCで前後半差-2秒以上の前傾ラップとなった年を見ると、昨年を含めほとんどが逃げ・先行馬決着(差し届いたのはエポワスくらいか)となっている。
今年はその-2秒あたりの前傾戦を好位から進めて残せる適性を重視して組み立てたい。
名付けて、『風が吹けばホネが儲かる』作戦、、、、(風、吹かなかったりして(^-^;)
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予想印は!?ホネ的注目馬!各馬評価まとめ
◎カイザーメランジェ
あまりにも函館SSの内容がフロック視されるなら、今回も狙おうと思っていたところ10番人気(20倍台)の現状。
この馬に関しては、足りない部分をその洋芝適性に賭けるということを当初から描いていたが、加えて前傾度合いの高いレースが見込めそうな今回。
今年初めのサンライズSでみせた競馬なんかがまさしくそれで、最終的に筆頭評価まで上げることにした。
2走前のしてやったりの逃げ切り勝ち、前走アイビスSDを使っての臨戦からも、不必要に後方に置かれる心配をしなくていいという、ローテ面の魅力もある。
そして、そのアイビスSD(7着)も不利もあってスムーズさを欠きながらいい競馬で、最終追い切りをみても一連の好状態は続いているとみている。
この馬に関してはサマースプリントSを意識しての戦いは明白な今、形は違えど、前々走も1000万下勝利時もどちらも着差をつけての完勝を果たしている洋芝が舞台なら、好走以上を描けるとみた。
◯ナックビーナス
昨年の◎馬。
その昨年が、先にも記した前後半-2.0秒(稍重)のペースでの逃げ切りVで、それ以外にも今年のオーシャン S等を見ても、前傾戦を前受けで残すことに関しては実績豊富。
抜け出してソラを使うタイプなので、基本的に◯までと常々考えている馬で、それでも昨年、しかも1番人気をしてなお本命を打ったのは紛れもなくモレイラ騎手だったから(……と、思って高松宮記念予想見返してみたら、そこも◎ナックVだったな(°_°) なになに、『◎ナック◯モズS実質1点で、◎は勝ち味に遅い反面、前走のハイパフォーマンスがあってなお妙味がある……』だって、ふむ。。。)
ちょっと、筆が止まってしまったことを隠しつつ、書き進めていくと(笑)、今回1週前段階までは、正直昨年並みの状態を望むのは少し酷かとみていたが、最終追い切りの時計を見て考えを変えた。
この厩舎でこの手控えた内容とはいえ、今の函館Wで外目を通って馬なりラスト12.0秒は、かなりの内容で、状態面がここまで上がってきたのなら、やはりその想定ペースへの適性面からみても限りなく本命に近い評価でいくべきだろうと判断。
▲ペイシャフェリシタ
正直、牝馬の人気薄で◎◯を固めたくなかったので▲に下げたが、この鞍上、この中間の意欲的な調教内容、分かりやすいくらいに◯ナックビーナス同様の適性(いずれも前傾度の高い、昨年のキーンランドC、今年のオーシャンS、カーバンクルSでともに上位の競馬)、昨年同様のイン突き絶好のこの枠をもってして、なぜこんなに人気がないのか驚きの一頭。
個人的には、オッズギャップが一番大きい馬で、「思っていたより人気しちゃったか〜」ならいざ知らず、その逆の妙味たっぷり現象発生中なら迷わず狙いたい。
もちろん、先述の通り、◯を評価するならこの馬も、という思考も手伝ってでの評価ではあるが。
(今回、その◯も含め妙味がありすぎるという点については、直前まで注意深くウォッチしていきたい重要なポイントとみているが)
☆リナーテ
想定の前傾戦実績がある差し勢からは、人気の牝馬ということで、素直にこの馬をピックアップ。
昨夏の北海道シリーズでみせた競馬がまさにそれ。
レース傾向的にも軸ではしっかり買いたいところなのだが、前走のルメール騎手補正でのあのパフォーマンスを見ると正直ここで勝ち切るには少し物足りない印象で4番手に。
また、前走珍しくルメール騎手が中盤から促して促して運び、3コーナーではムチまで入っての競馬と、本格的なハイペース戦になった場合には追走面での課題も。
△ダノンスマッシュも、◯▲とともに昨年のこのレースで前後半差-2.0秒のレースで好走を果たしているのだが、その昨年は7番枠から3番手を確保すると3〜4コーナーにかけて終始内ラチ沿いをピッタリと運んでの競馬。
今年は、内に行きたい馬たちもいる並びでの13番枠。
鞍上も込みで期待も大きいのは承知の状況だが、1番人気を知ってなお上位評価するには物足りない印象で△でお茶を濁す。
むしろ、それなら穴で△ダイメイフジを評価したい。
前走時(3着)にも調教注目馬としてピックアップしていた馬だが、その濃い中間内容に反しての+10キロでの出走は正直意外だった。
ただ、そこから中2週でもしっかりとした調教を消化していることにも現れている通り、ここに向けてという意味ではプラス、さらに上昇してきている可能性もある。
もちろん、今回の“予想の骨格(ポイント)”の前傾ラップ適性についても、オーシャンS2年連続好走などのレースぶりで十分満たしてくる存在。
×タワーオブロンドンの前走は敗れて仕方なしの、少頭数前々決着・稍重・58キロと不運が重なったレースで、今回はルメール騎手にも戻るし前進の可能性は小さくないだろう。
ペース的にも流れてくれたほうがいいのだろうが……、33.3秒-35.5秒とかになった場合への対応力未知の状況で、2番人気見当では個人的にはあまり強気には推せない。
ハッピーアワーは、札幌1200m実績と血統面から距離短縮でここへの参戦なのだろうが、マイルを使っての今回は半信半疑で。
前傾戦が逆にハマる怖さはあるが、3歳牡馬で54キロというのも地味に厳しいとみる。
最後に、未知なる適性開花の一発ギャンブル予想なら、♦︎ライトオンキュー。
このオッズなら1200mの本格的ハイラップ追走の経験がなくても、「あった場合には……」でベットする手もありか。
想定するレース質や展開面などを無視すれば、今回も中間が問題なく好調教なら買い続けておくべき馬で、日曜、直前と2本十分好時計の範疇の追い切りを消化した。
大型馬だけに、前走一頓挫明けで急遽の参戦となったシーンできっちり好走を果たしたことは評価できるし、今回は当然、そこを叩いての上積みも大きいだろう。
追いかけ続けてきた馬だし、心情的には好勝負に期待したい場面で、当日の天候や馬場如何によっては、心情面だけではない期待をかける可能性も。
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