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――世間的には大阪杯の苦い記憶も新しい(アレルギー)であろう「2強」に対する初志と、「ローテ論」に背を向けたいという止めどない願望。
目次
- 皐月賞 2022 レース概要
- 皐月賞 2022 枠順
- 皐月賞 2022 ラップ適性・追い切り
- 皐月賞 2022 過去レース傾向
- 皐月賞 2022 レース傾向分析&考察
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- 皐月賞 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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皐月賞 2022 レース概要
皐月賞 G1
2022年4月17日 3回中山8日目
発走時間:15:40
中山競馬場 芝2000m
サラ系3歳 オープン
2021年優勝馬:エフフォーリア 牡3 2:00.6 横山武史
皐月賞 2022 枠順
皐月賞 2022 ラップ適性・追い切り
瞬発戦 ※ ラップと平坦戦ラップがほぼ半々のコースで、年によって、多少様相は異なるが、基本的に瞬発力勝負一辺倒ではないが瞬発型、というタイプがベストのレース。
※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:11.7-10.9-11.6-11.9)が定義
ジオグリフ、ボーンディスウェイ、オウケンボルトあたりが、瞬発実績が多くかつ平坦戦実績も併せ持つ存在。
追い切りからの最終ピックアップは、アスクビクターモア1強に、離れてジオグリフ、ボーンディスウェイという判定で。(4/17 10:00追記)
皐月賞 2022 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※連軸(少なくともどちらか1頭)は、連対資格(①近2走いずれかでV②芝1800m以上でV③前走から中6週以内)を満たす馬から
該当馬➡➡➡①②③オールクリアはアスクビクターモア、ジャスティンロック、デシエルト、ドウデュース、ビーアストニッシド、マテンロウレオで、①②クリアのノーザンF勢はイクイノックス、キラーアビリティ、ジャスティンパレス、ダノンベルーガ。
※「芝2200m以上を使ったことのある馬」や「非根幹距離(1400m、1800mなど400で割り切れないレース)を多数(比率5割以上かつ4回以上)使っている複勝率100%以外馬」は、四半世紀以上ほぼ好走例なし
該当馬➡➡➡オウケンボルト、トーセンヴァンノ
といった感じ。
皐月賞 2022 レース傾向分析&考察
昨年も書いたことだが、
主だった皐月賞傾向としての
・◎として、連軸としての資格は変わらず、「①近2走いずれかでV②芝1800m以上でV③前走から中6週以内」満たした馬としたい
・ここをメイチで来ない、むしろ叩き台として使ってくる傾向が年々強くなっている点は、予想にも十二分に活用していきたい
・以上から、「中6週以内」部分はやはり有効に使えそう
・ただし、今後はトライアルが凡戦様相というパターンが加速度的に増していきそうで、その場合上記「中6週以内」が崩れることもそろそろ出てきそうで注意
・若駒S勝ち+トライアル3着内で臨んできた馬は安定して走ってくる (19年皐月賞回顧編)
中の「ローテーション」部分に変調がみられている。
主にノーザンF勢だが、20年はコントレイル・サリオスワンツー、21年エフフォーリア(3着にステラヴェローチェ)と「中6週以内」部分を覆して健闘してきている。
育成技術や、早期デビュー情勢などにより、この皐月賞前にレース間隔が空き、本番「ホースマンの夢・日本ダービー」を見据えて逆算して使ってくるようになっていること、そして使い分けが多分に影響しているというのは今や周知の事実といったところか。
最早、(ノーザンFにかかれば)共同通信杯からの直行は、直行とは言えない、これが現実だろう。
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皐月賞 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
まず、先週日曜の午前中時点で薄々感づいていたことだが、「中山、阪神より馬場速くね?」という疑惑、そしてそれが、メイン・春雷Sで決定づけられた状況。
1分06秒8の“大”レースレコード、野芝開催のG1スプリンターズSでのロードカナロアのレコードが危うく塗り替えられかけたほどのその時計は、阪神芝に対してやれ「毎年のことだ」、やれ「ここから異様な高速馬場だ」と宣っていたホネに対するいやがらせだったのではないかと感じてしまうほど(そして、春雷Sで勝負したかったジュニパーベリーは見るも無残に時計泣き......ʅ(◞‿◟)ʃ)。
測るのも少々難しいところで、ヴェントヴォーチェが超絶強かっただけかもしれないが、前半33.2秒の入りでの上り最速32.4秒、同2位32.8秒マーク、他のレースでの時計の出方などからも、-1.0秒/1000mを超えていたのではないかとみている。
以上の通り、異様な高速馬場で前週を終えて迎える皐月賞である。
週後半の空模様は怪しいが、さすがにベースが良過ぎるきらいはある。
ジオグリフ / イクイノックス / キラーアビリティ / ダノンベルーガ / ジャスティンパレス / アスクビクターモア / デシエルト 他
力関係抜きにして、前週馬場継続想定で、真っ先にピンと来たのがサトノヘリオス。
3走前時点で重賞級の可能性を感じさせていた馬が、前走不得手な条件揃いで成果を上げて臨むシーン。
レースが中上級レベルの好戦だったその前走内容は、全く出し切れていないものの可能性があり、改めて強いなと感じさせた。
そこへきて、打って変わっての絶好馬場でこの皐月賞を迎えられるなら、願ったり叶ったりなところだろう。
世代G1級の手応えは掴んだ中で、あとはスーパーG1級かもしれない組たちに対して、馬場適性を味方にどのくらいやれるかだろう。
札幌2歳S、朝日杯FSの時点からすでに世代最上位級のポテンシャルを示していたジオグリフ。
その馬が、前走敗れはしたもののG1に向けて視界の広がる内容を示して迎えるのだからチャンスシーン。
ノドは鳴るようで、気になるところだが、流れる中山2000mは札幌2歳Sの内容からドンピシャとなる可能性がある。
距離とラップ適性から思うようにここ2戦は発揮しきれていないが、それでもデビュー戦からの安定したハイレベルパフォーマンスはここでもトップクラスに値。
ちなみに、デビュー戦で示したラップは、イクイノックスやダノンベルーガらを差し置いて断トツのものだったと今もって疑わないところ。
イクイノックスについては、何と言っても左回り2戦だけして早々にステップレースを使わずにここへと直行を決めた、というのがまず最大のトピックス。
ただ、それにはレース後に背腰に疲れがたまりやすい点を考慮しての側面もあるようで、真に受け取ればそこまで舐め腐ったローテということでもなさそう。
ダービー照準は事実だろうが、かといってそれこそ「調教代わりに出ておいて、獲れちゃったら儲けもん」的なことではないのかもしれない。
しかも、厄介なことに「瞬発戦2戦だけ」の実績と片づけられない、むしろ東スポ杯でみせた直線挙動はロングスパートの持久戦でこそとすら思わせる部分がある。
幸いなことに、東スポ杯2歳Sで負かしたアサヒ、テンダンスらがどんな逆境も跳ねのけて世代重賞を勝ってくるような相手ではなかったということで、まだ隙も残っているとは思うのだが。
暮れのG1でキラーアビリティが表れてようやく(この馬)1強ではなくなった世代、との感触は、改めてここで刻んでおくべきところか。
そのキラーアビリティは、イクイノックスのおかげで霞んでしまうが、こちらもなかなか通常険しいホープフルSからの直行参戦。
実際に、コントレイル、サートゥルナーリアくらいしかその道を歩んだものすらいないという臨戦でもある。
その点、イクイノックスに対して直行と気にしすぎるあまりこちらを“許容”するということだけはないように気を付けたい。
良い瞬発力がある反面で、どんなに頑張っても上りトータルスピードには限界があるタイプ(あの強烈な加速ラップフィニッシュを披露した、小倉での未勝利でもレース上りを0.6秒上回っただけといえばそれまで。2度の阪神外回りではレース上りを0.1秒上回るのみという戦歴)。
まさに、中山や小倉で短い直線でビュンと切れて、一瞬のうちに差を広げて勝つタイプで、それだけに3冠のうちで最も苦にするはずのダービーを前にここはモノにしておかなければならない一戦だろう。
と、同時にこのクラスを相手に中団より後ろからになったらさすがに苦しいと思うので、外枠を引いた時には要注意と思っている。
最悪なのは、内で包まれて且つ番手でも運べないパターンなので、今回のメンツでは並び次第では内の奇数枠というのも逆境だと思うが。
今の、横山武史Jの流れ的にも、2列目以内確保が見えない配置なら評価を下げる可能性も。
ダノンベルーガも相当強いが、最大のポイントは1か月前の時点で「ダービーが最大目標、皐月出走は状態を見て決められる」としていて、出走正式発表は4/8だったことか。
そして、その際の堀調教師のコメントからもいかにも「まあみんながそう言うなら、一生に一度だし」的なものであったことも気にならないではない。
ご存知手腕お墨付きの頭脳派指揮官の感触だけに、ある意味今回のこの馬は「人知を超えられるか」という戦いなのかも?
ジオグリフを全く問題にしなかった前走は間違いなくG1級の内容。
さらに、2000mも全く問題なし、恐らく前走額面はデビュー3戦目時点でのエフフォーリアの21年共同通信杯Vパフォーマンスを軽くクリアしていったというもの。
この馬がここに出ると決めたことは、今年度の3冠馬の資格を持つ唯一であり無二の存在が誕生した瞬間とも、或いは捉えられるのかもしれないのだが。
ラーグルフも含めて、クラシック候補として時計的に十分なレベルを刻んだホープフルSの好走組。特に、当時3着に0.2秒差をつけていたジャスティンパレスは注目に値。
ただ、キラーアビリティ同様(繰り返すが、今年は“霞む”が)直行であること、そして鞍上手配のこともあってだろう、当時コンマ2秒差後塵を拝した2歳王者よりも遅れて皐月参戦が決まっているなどの状況からは、少しハンデを背負わされている印象がぬぐえず。
そんなわけでこの馬に関しては、素質的に十分チャンスある1頭だけにどこかで1戦挟めていたらなぁと思ってしまう(そうなったら、どこかで勝ち切っていて人気して買いづらくなっていたのかもだが)。
そしてこの馬は、2000m持ち時計順位にも表れての通り、キラーアビリティと違って超速仕様で全く歯が立たないというリスクもある。
ホープフルS勢全般に言えることだが、さすがに当時は冬馬場ということもあって通年平均比よりは要していた状態での好戦であり、能力≠速さの決まり方になってくるとあっさり崩れる可能性もはらんでいる。
前走で皐月賞に繋がる内容を示したアスクビクターモア。
“横綱”級に全開出し切られるとさすがにキツイかもしれないのは事実だが、ただこの馬に関しては今回はさらに別の注目箇所がある。
「たった3週で違う馬になった。こんなに短期間で上昇する馬はなかなかいない」との中間の“聞こえ”の部分と、実際に2走前からの指数伸びが目立っていることである。
多頭数を回避できているここまでというここに向けてのウィークポイントはあるが、それでも不気味なこの馬、そしてこういう人気での策士・田辺騎手の中山二千戦でもある。
面白いデシエルトの皐月参戦。
普通に世代重賞級は確定した前走内容で、極端にスローに落とさずの逃げで後半優秀なラップを刻んだのだから、ここも(好走狙いではなく)臆することなく勝ちに行って良い存在。
あとは、その重賞級を飛び越えての「G1級」まで芝2戦目(の恐らく良馬場)で到達できているかどうかひとつ。
まずは輸送をクリアをしなければならない、という宿題もある。
以上、皐月賞というレースへの愛情が溢れすぎて、実はまだまだ仕込んである馬と文量があるのだが、それらはひとまず置いておいて今のところこのくらいで。
一応、枠と馬場とオッズを見る前の段階では、初志貫徹の◎キラーアビリティが前で止まらず、◯イクイノックスとの一騎討ちを制するシナリオが基本線。
能力最大値ではこの2頭が抜けているはずという見立てで。
ただし、揃って全く発揮できずに自滅で終わるパターンも今回に関しては否定できないことから、▲ジオグリフ、☆ダノンベルーガの2頭から△デシエルト、△サトノヘリオスあたりへの保険もかけた戦いになるか。
↓↓↓以下、金曜午後追記内容。
枠順発表、そして金曜日中を経て、なんやかんや土曜施行でのイン損傷が気になる非常に微妙な情勢に(晴れてくるのは遅まれば土曜夕方以降?)。
当日午後イチ段階で最終判断するとして、ちょっと当初想定ほどそうそうシンプルではないよ(例えば、2枠4番前々で絶好!とも言い切れないし、悲劇の8枠18番とも断定できずの現状)ということで、既出勢以外をここで追記。
まず、散々「時計勝負」と言ってきているくらいで、前週馬場に戻ってレースを迎えるようなら、複穴注目どころとして前半分を取れる組からボーンディスウェイに目を向けたい。
逃げなくても、というかむしろ2〜3番手こそベストくらいな点が、他の先行馬と毛色の違うところであり強み。
そして、前走も感じた器用貧乏で勝ち味に遅いところが皐月賞3着穴キャラとしてはいかにもな部分。
弥生賞前の時点ではまだ一戦級とは戦えないと思っていたが、毎回の指数上昇とその前走内容からは一発のチャンスは秘めている。
マテンロウレオ、ラーグルフも、前走大敗を引きずっていなければ複穴のチャンスは残されている存在。
ホープフルSで見どころのあった組は、レースさえできればまだ怖い。
そもそも、力的にホープフルS組に関して全く心配はなし、弥生賞結果によって同組の評価が揺らいでくれるのならこれ幸いというのが、同レースを終えての感想である。
確かに、前週のように異様に馬場が高速化している状況で、先にも記した力≠速さの決まり方をしてしまうとどこにも居ないだろうが、その前提自体崩れてきているのは追い風。
2頭ともに、順調さを欠く理由になっている前走も、見方を変えれば暮れG1の1~2着勢と違ってひと叩きの場を設けることが出来ているとも言えるわけで。
ともに、主戦継続という情勢も含めて、鞍上ともども爆穴キャラとして注目しておきたい。
ダンテスヴュー
多頭数でもあり、「最も速い馬が勝つ」を地で行くような状況なら買わない予定。
ただ、きさらぎ賞の競馬が示す通り、荒れ馬場でスピード一辺倒競馬にならなければ、複穴のチャンスは出てきてもいい。
その意味で回復遅れは朗報で、当初頭になかった週後半浮上どころの一頭である。
ジャスティンロック
この馬は学習能力と毎回の指数伸びが不気味な一方で、絶好馬場での平坦戦に不安がある。
その点、荒れ馬場(コーナーをゆっくり回る、浪費を警戒して前傾プレッシャーが低下する)で浮上の余地も。
(4/15 15:35追記)
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
さすがに、前週のような高速状態まではいかないが、良回復してやはり稍重明けの開催最終日にしては時計がまずまず出ている。
ここまでかなり文量を割いてきているので本命だけ、◎ジオグリフ。これだけ、シンプルに前でも、かといってく極端に外差しでもない微妙な馬場に仕上がって、この鞍上で進路取りの妙に期待ができ、この人気なら仕方ないという感じ。前にも厳しく、内を大きく空けてコーナーリングする関係で後方すぎるのも厳しいという決着のなか、◎がマクリ差しを決める。ノドのリスクを承知で、ここで隠れた化け物の本領が発揮されるとみたい。
1人気×ドウデュースは、前走も書いたが、勝つ時も派手さはなく、負ける時も大負けはせずというイメージの馬。なので、ここも手堅く収めてくるだろう(=好走以上?)とは一貫してみている。ただ、今回のこの馬に関しては、そこではなく馬券的な期待値で見ていきたいと思っているシーン。弥生賞勝ち馬アスクビクターモアとは当時タイム差なしの2分00秒5ではあるのだが、対照的に疑っておきたい。人気が下がらないであろうとみていたことが理由で、どうぞ押し出されて1人気を堅持してもらいたい。マイルG1馬としてのスピードが武器になるなら怖いところもあるのだが、それには先週の馬場でやりたかったところ。(4/17 14:55追記)