競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ニュージーランドトロフィー 2022 レース回顧・結果】好水準マイル勝ちから始まる画策

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ニュージーランドT 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ジャングロ 1:33.5 34.7
 2 マテンロウオリオン 1:33.5 34.1
 3 リューベック 1:33.8 34.6
 4 エンペザー 1:34.0 35.0
 5 ティーガーデン 1:34.3 34.8

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 ニュージーランドT 2022

 
4/9 ニュージーランドT ▲不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
通年平均比-0.5秒/1000mあたりと推察される時計の出方だったこの日だが、向こう正面向かい風がかなり強く吹いていてその影響を受けてのものか(前半で時計を余分に要させ、差し助長もさせていた可能性あり)
 
実際には、-0.5秒超/1000mあたりのスピード馬場を風が多少包み隠していた中で、1分33秒5のG1につながる上々G2戦という印象

前後半3Fと5Fが全くイーブンの12.0 - 11.7 - 11.4 - 11.6平坦戦を、ジャングロが逃げ切り、ロス多いながらも追い上げたマテンロウオリオンが2着し、この上位2頭が力の差を見せつけた格好
 
 
 
 
 

ニュージーランドT 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ベルウッドブラボー

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

まず、明け2戦目でスタートも含め理想形(ハナか2番手)を築けることに期待したが......。

並びからして嫌な予感はあったし、▲ジャングロがもう少し溜める形を取ってくるかと見ていたので最下位大敗もまあ納得。

その豊さんの精密機械ばりラップで平坦戦にもなっているので、例え番手につけていても残ることは出来ていなかっただろう。

個人的にも◎と▲の序列を逆にしているように、豊さんに負けた一戦。

 

 

ジャングロ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

ベゴニア賞(マイル)での凡パフォーマンスは何だったのかと思いたくなるくらい、今回の中山1600mでの指数は優秀。

それだけ、前回は府中での瞬発戦にしたことで自滅していたということだろう。

完全にゴール前の勢いで上回っていた△マテンロウオリオンを、11.4 - 11.6ラップの中で並ばれてからもう一度突き離して勝った姿からは、距離自体には不安は感じず。

ただ、鞍上が「レースに幅が出ればもっと良い」と談話を残しているように、この勝利で逆に好位差しを狙ってくる今後になりそうで、番手×逃げ馬の瞬発戦ラップ付き合いには注意が必要か。

いずれにせよ、2着マテンロウオリオンとともに、世代G1級マイラー、そしてともに平坦戦型ということで、ジャングロが残れるならマテンロウオリオンもセットで、が今後も使えそう。

もっとも、こちらは次第に1400m以下が主戦場になっていくだろうが。そして、それを避けたいがための陣営(鞍上)の「画策」(先の「レースに幅」をもたせようとする)とのせめぎ合いが見込まれそう。

 

 

マテンロウオリオン

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

初関東圏輸送で、勝ち馬とは真逆といって良いロスの多い競馬で立派な2着。

勝ち馬に対してゴール前での盛り返しを評価しているが、それと同様、いやそれ以上に、この馬のアタマ差まで迫った上り3Fパフォーマンスを評価したい。

師は、休み明けでパフォーマンスが落ちたことによるラストの差し返されと明言(これはこれで、相変わらず非常に強気ですごいコメントだが)していたが、それについてはどうか。

(ロスの大きい中で)十分立派な走破内容だった(が、相手もまた強かった)こと、気性的に考えればテンション面ではこの馬にとってむしろ明け初戦がプラスだったこと、などから結構出し尽くせた中での一敗だったのではないかとみる。

その上で、府中マイルなら当然逆転十分、その一方で(間隔こそあるが)2戦目で暴発リスクも上昇と見ておきたい。

 

 

◯エンペザー / リューベック / エイシンシュトルム 他

◯エンペザー(4着)は、2番手から理想的に進めたが最後にリューベック(3着)にも交わされ馬券内から脱落。

もっとも、この馬も◎同様に、頭数なりに緩んでの瞬発戦×前受けでの“指名”。

3コーナー過ぎからの押せ押せの挙動の通り、これまでの大箱でのよーいドン競馬との違いに飲み込まれたものだろう。

その中で、この走破内容なら世代G1も含め、前々から好走のチャンスがあっても良さそう。

 

3着リューベックは、マイルで控えたら全く良いところはでないかとみていいたがいやはや。

むしろ、このまま府中マイルに向かって、NHKマイルでも通用していい好内容で駆けてみせた。

 

そして、エイシンシュトルム(6着)もなかなか。

あの口向きで追い込み競馬で、ラストあれだけ伸びていれば、本格的にそろそろ重賞戦線で検討の余地が出てきた。

何とか逃げのスタイルでの競馬を本当は見てみたい馬だが、差し脚もなかなかで。

 

ティーガーデン(5着)は、素質はこのレベルでこの着順ではない良い馬だと思うが、やはり時計面への課題を、◆デルマグレムリン(7着)に関しては状態下降を露呈した結果か。

アバンチュリエももう少しやれていい馬だと思うが、出遅れに不向きな平坦戦で出し切れなかった一頭。