競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

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【天皇賞(秋) 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 肉を切らせて…

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――まずは、直線残り300mあたりまでは場内騒然くらいの展開を見たいかなと、今回は。

目次

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天皇賞(秋) 2022 レース概要

 

 

天皇賞(秋) G1

2022年10月30日 4回東京9日目

発走時間:15:40

東京競馬場 芝2000m

サラ系3歳以上 オープン

2021年優勝馬:エフフォーリア 牡3 1:57.9 横山武史

 

 

天皇賞(秋) 2022 枠順

 

 

 

1 1 マリアエレーナ 牝4 松山弘平
2 2 カラテ 牡6 菅原明良
2 3 パンサラッサ 牡5 吉田豊
3 4 ポタジェ 牡5 吉田隼人
3 5 ダノンベルーガ 牡3 川田将雅
4 6 ジオグリフ 牡3 福永祐一
4 7 イクイノックス 牡3 ルメール
5 8 シャフリヤール 牡4 デムーロ
5 9 ジャックドール 牡4 藤岡佑介
6 10 ノースブリッジ 牡4 岩田康誠
6 11 レッドガラン 牡7 横山和生
7 12 バビット 牡5 横山典弘
7 13 アブレイズ 牝5 マーカン
8 14 ユーバーレーベン 牝4 デムーロ
8 15 カデナ 牡8 三浦皇成

 

 

 

天皇賞(秋) 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

 

9割がた瞬発戦が発生する特化条件。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.7-11.9-11.6-12.2)が定義

ダノンベルーガイクイノックスジオグリフアブレイズカデナといったところがコース適性寄り実績。

 

追い切りからは、マリアエレーナパンサラッサに、ノースブリッジを3番手に加えた3頭を最終ピックアップ対象とする。(10/30 10:10追記)

 

 

 

天皇賞(秋) 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

基本的に瞬発戦になりやすくまた上がりの速さを求められるG1で、自身の好走時平均上がりタイムが好走の目安となるレース

該当馬➡➡➡3歳3頭とシャフリヤールあたりが、瞬発戦適性&好走時平均上がり順で上位

 

内枠はやはり好走の大きなカギになるレースで、特に人気馬が1~4枠に入ると好走率がかなり高い

該当馬➡➡➡イクイノックス、ダノンベルーガ、ジオグリフの3歳3頭か

 

「父SS系」「母父ND系」がレースにおいて毎年幅を利かせていて、中心は「SS系×ND系」でほぼ決まりのレース

該当馬➡➡➡イクイノックス、カデナ、ポタジェ

 

「当日単勝50倍以上」「8枠」「父ND系」あたりは鬼門で、穴馬はこれらを除くところから

該当馬➡➡➡オッズ想定も含め)アブレイズ、バビット、レッドガラン、ユーバーレーベン、カデナ、ジオグリフ、マリアエレーナ

 

といった感じ。

 

 

 

天皇賞(秋) 2022 レース傾向分析&考察

 

 

 

基本的にデフォルトは「瞬発力」と「上がり3Fの速さ」の両方を求められるレースとして随一のG1というのが特徴的な天皇賞(秋)。

「瞬発力兼上がりの速さ」については、1か月後のジャパンカップもほぼ同様なのだが、急加速ラップでなおかつレース上がりが34秒台になるような年も多いようなそのレース質から、それぞれを“併せ持つ”ことが必要。

目安としては、自身のこれまでの好走時上がり平均が34秒台前半以下かつ瞬発戦連対数が最多というあたり。

ちなみに、牝馬や3歳馬の好走が多いのも、いずれもそういったレース(瞬発戦かつ上がりが速い)が多く発生する条件で、それぞれ牝馬路線、クラシック路線最上位クラスが出てくるからと考えている。もちろんそれに加えて斤量利も作用するからではあるのだろうが。  

ただし、後で詳しく記すが、今年は上記完全撤回(=そこを見ない予想)でいくことにしたいと思っている。

 

また、コース形態、実力拮抗のハイレベル戦、などの理由から枠はやはり重要。

内枠は好走の大きなカギになるレースで、特に5番人気以内で1~4枠に入ると手元の近16年集計で(10-7-4-18)好走率約5割超とかなり好走率が上がる。 

血統的には、父SS系×母父ND系配合の馬が毎年必ずと言っていいほど好走馬に名を連ねる点もレースの特徴。  

あとは、「単勝50倍以上の大穴」や「8枠」「父ND系」などの不振は顕著で、これらを除いた馬の中から上がりの脚の速い馬たちを狙う、というのが例年の攻略スタンスとなるレース。

 

 

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天皇賞(秋) 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

まず、パッと見“ある種の豪華共演”にわくわくする今年の天皇賞(秋)。

同様に、パッと見の話で、「カラテとか変に複売れするんだろうな」がすぐに脳裏に浮かぶというのが、間接的にその興奮の主因を説明する部分。

遠回しになったが、やはりパンサラッサ、ジャックドール、バビットに、まだまだいるよポタジェにマリアエレーナに……と、とにかく「集まった」ことに目が行ってしまう一戦。

競馬ファンは、これだけ中距離先行馬がこの秋盾に集結してくれたことに感謝すべきくらいではなかろうか。

そして、例年の天皇賞(秋)とはひと味もふた味も違うこのメンバー構成から、予想としては混迷を極めそうな気配しかしないのだが……。

有力どころの前に、まず裏を返すように今年だと「運が無いね~」となる、例年の秋天攻略の肝である「末脚」と「牝馬や3歳特性丸出し」タイプに当てはまってくるアブレイズ、ダノンベルーガ、ユーバーレーベンは軽視。

 

 

イクイノックス

世代最上位のこの馬。

まず、遠征競馬となる菊ではなくこちらを選んだというのは、この厩舎として至極分をわきまえた好判断。

3歳トップクラスの瞬発型が出てくると、ここも通用以上のところまであっていいのが近年の秋天のトレンドだとも思っている。

ただ、例えば、昨年3歳Vエフフォーリアのダービー当時と比べるとその瞬発性能で若干劣るかというのが世代の総合的印象で、人気でも単で推せる昨年の状況とはちょっと違うかという感じ。

ただし、そこは冒頭の通り「どうしちゃったのよ!? 秋盾」というような超持久戦も描ける今年だけに、幸運にも補完することができてしまったりがあるかもしれない。

この馬の見せた強烈パフォーマンスのひとつである東スポ杯2歳Sのレースぶりからは、むしろここからロングスパートの持久戦でこそ真価を発揮していくタイプになっていきそうで。

1番人気は譲らないとみるが、人気でもなかなか隙が見当たらない存在。

 

 

ジオグリフ

こちらもこの世代のトップクラスに異論はない一頭であり、3歳馬としては瞬発力に特化し過ぎていないあたり今年は良いかもという一頭でありというところ。

イクイノックスと比較すると、やや3F勝負適性を欠く印象で、人気もそうだろうが少し下の扱いにはなる。

ただそれ以前に、とにかくこの馬の場合実力と関係のないところでの戦い(ノド難)もあるため、この時期の好天の府中ではリスク込みで妥当なオッズにとどまっていてくれないとというところ。

 

 

シャフリヤール

戦歴からも談話からも、珍しくJC>>秋盾と狙っていくタイプであることは間違いないこの馬。

最近では、ここでメンバーが集まって、JCがスカスカの低レベルという年も多いだけに、今年の秋G1全体を見渡す上では結構なことだが。

とはいえこの馬、「スピードの塊」だとみていて、2000mの距離自体は何の問題もなくむしろ高速馬場かどうか(高速馬場の天皇賞(秋)と荒れ馬場のJCなら、よっぽど前者のほうがいい)という部分がポイントになるクチ。

一方で当然余裕残しの叩き台参戦がネックというところ。

まあ、人気もするし脚力上位だし、タフ馬場以外では嫌う必要はないと思うが。

スピード性能に関連して、実は「ハイラップ×平坦戦」はもってこいだと思ってもいるわけで。

イクイノックス同様に、こちらも馬場以外なかなか軽視し得る材料が見当たらない存在。



勘のいい方はお気づきかもしれないが、今回上記3頭からは入らない予定。

余計なことを考えすぎてみすみす強いのが分かっているところに難癖つけて外しにいくのがホネの真骨頂であり、上記3頭なんかその意味で今回おあつらえ向きの存在である。

そんな、さほど瞬発力特化していない3歳(今回むしろそのほうが怖い)に、「嫌う必要はない」と言っているのにそこから入ろうとしないシャフリヤールを差し置いて狙うは……

 

 

◎ジャックドール

なんと言ってもこの馬が幸運なのは、「逃げなくても良い」状況が続くこと。

府中2000mの逃げ切りは至難の業、と言われて久しい中で、パンサラッサがいてくれること(それだけで心が強くなれる〜こと)というのが極めて大きい。

この馬が2番手でも、もっと言えば3〜4番手からの差しでも良いというのは、このコースにおいて絶好である。

実際に前回もパンサラッサの流れで、勝利しているというのも当然加点材料。

その前走に関しては、決してこの馬の得意とする流れでも、馬場でもなかった。当時も記したが、左回りの好時計馬場なら、さらに2段くらい上のギアを発揮してG1級パフォーマンスを見せてくれると思っている。

そういったキャラのこの馬が、当時タフだった函館Wコースでのリハから好時計をマークしていたこと、実戦でもタフな馬場×流れを勝ち切ったことこそが、一介のスピード・マイスター(G2までならそれだけで戦える)というだけではなく、本当の「実力者」であることを証明した一戦だったと評価している。

以上のことから、今回豪華メンバーは事実も、この馬に吹く“追い風”を思うと勝って当然という見立てでいく所存。

そして、向かい風は当然雨ということになる。唯一の敵はそこではなかろうか。

 

 

 

△パンサラッサは残ったら感動的だが、来ても来なくてもどちらでもという見立てで臨むと決めているので、以下は①◎が残っているくらいだから前が残る、②◎が一掃して他の先行勢が壊滅したところへ差し台頭、③単純に脚力上位が◎とセットで好戦を演じ伏兵に競馬をさせない、の3パターンくらいの中からどれでいくか。

冒頭の「パッと見、カラテとか……」の件にもあるように、それが2週前登録の時点での直感。

ならば、②でいこうかというところ。いつも、その直感を疎かにして泣いてきているわけだし。

 

 

平坦型の差しで期待するのは、ノースブリッジカラテ

まずノースブリッジだが、冒頭の「先行馬が集まった」件でこの馬の名を出さなかったのは忘れた訳でも、見落とした訳でもなんでもない。

前走の競馬が、図らずも大きな収穫になっているとみているから。

このメンバー相手なら、2週間前の競馬での手応えもまだかなり残っているはずの鞍上も、何かやってくるだろうとみていて、差しのこの馬でのイン突きが見られるかも。

ゲートを出ちゃったら出ちゃったで、また違う応援のしがいもあるかもしれないが、まずは漁夫の利パターンならチャンス有り、というほうで見ておきたい存在。

 

 

カラテの前走(新潟記念)は、完全平坦馬のこの馬が勝ち切ったことに意味があった。

瞬発戦G3を勝ち切るほど強くなっていて、かつ本領がやはり平坦戦明らかなタイプだけに、今年のメンバーでは楽しみも大きい。

ただ、この馬は府中2000mでの距離懸念があると思っていて、相当死んだふりでいかないと想定ペースではもたない可能性もある。

それでも、中山記念でパンサラッサペースを差して好走した実績を買いたいし、(それしきのこと(=ここで正攻法でいったらダメ)は分かっているとふんで十分お釣りがくるくらいの)鞍上も引き続き頼もしい。

 

 

(想定)差しではないが、ポタジェもかなり◎同様に“もって”いる。

偶発的な要因で差しに回ってくれればというところで、予め控えることを示唆してくれていたら俄然狙い易くなると思っていた存在。

この枠と並びなので好位になりそうだが、行きたい馬に行かせてひと呼吸おいて左右を見渡してからポケットに収まって進めることができる。当然好枠は好枠。

余談だが、先の①②パターンどちらに転んでも……と、2兎追っちゃうのであれば◎からこの馬というのが最も効率の良い策かもしれないとさえ思うところ。

以前に『瞬発戦になりやすい秋天のほうがこの馬にとっては苦しく、距離的な面から宝塚記念はギリギリ、ベストはその前(大阪杯)と、サウスポーイメージを払ってここから見続けていきたい金鯱賞回顧編』と指摘したことを、今もって「こんな幸運あるんだね」という状況と照らし合わせ見つめ直しておくべきか。

 

 

 

ラインとしては、イクイノックスシャフリヤールから差し期待候補として挙げた後半の3頭へという想定。

 

 

 

↓↓↓以下、当日昼追記内容。

まあ差し有利な馬場なんだろうな、ということで◎はそこだけ(単で狙えないと判断したら、軸◎とかにせずに潔く他に本命スライドの予定)。

ただ、週半ば考察にもある通り、「雨でも降らなきゃ」くらいでみていたわけで、このくらいはこなしてもらわないと困るというもの。今のところは変えない予定(今週の馬場を表現する、という意味でのここまでの記述)。

これで、午後の芝全鞍が上り1~3位で席巻されるとかなら、一考を始めていくつもりだが。(10/30 12:25追記)

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

直線の乾燥化が進んでいるからか、思ったよりも(内ラチ除く)インが盛り返してきた可能性。とりあえず、公約(◎ジャックドールを変えず)は守られたということで良さそう。

問題は、相手だが、たしかに末脚さえ発揮できれば中団差しでも間に合う可能性はあるのだが、やはり平坦戦~消耗戦に振れることを見越すとイクイノックス、ジオグリフでも、ましてやダノンベルーガでもなく、もっと渋太い競馬で脚を使って残してくるであろう古馬に目を向けたい。

◯シャフリヤールは地力と早仕掛けプラスでちょい上として扱うも、▲ポタジェ☆カラテ△マリアエレーナ△パンサラッサを妙味狙いとして挙げておきたい。(10/30 15:10追記)

 

 

 

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