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――そして、「秋天に対して、ジャパンカップ、有馬記念が“地盤沈下”」と自ら言っていた以上(そして、だからこその、先日の“賞金4億円”ニュース等々)、殊更に“抗いようが無ぇ”のかなという今回のコントレイルも……という。
目次
- ジャパンカップ 2021 レース概要
- ジャパンカップ 2021 枠順
- ジャパンカップ 2021 ラップ適性・追い切り
- ジャパンカップ 2021 過去レース傾向
- ジャパンカップ 2021 レース傾向分析&考察
- ジャパンカップ 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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11/28(日)重賞予想と追い切り注目馬はこちら
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ジャパンカップ 2021 レース概要
ジャパンカップ G1
2021年11月28日 5回東京8日目
発走時間:15:40
東京競馬場 芝2400m
サラ系3歳以上 オープン
2020年優勝馬:アーモンドアイ 牝5 2:23.0 C.ルメール
ジャパンカップ 2021 枠順
ジャパンカップ 2021 ラップ適性・追い切り
瞬発戦 ※ 8割セッティングだが、レースとしては良の近9回中6回瞬発戦という状況で、ハイレベルゆえやや平坦戦発生率が高くなっている一戦。
※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.2-11.3-11.1-11.8)が定義
レース質まで含めると、ロードマイウェイ、キセキ、シャフリヤール、ユーバーレーベンあたりが、実績から適性上位。
追い切りは、どう見てもコントレイルと、調教編記載のもう一頭の2頭が抜け出している印象。(11/28 13:00追記)
ジャパンカップ 2021 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※天皇賞(秋)同様、基本的に瞬発戦になりやすくまた上がりの速さを求められるG1で、自身の好走時平均上がりタイムが好走の目安となるレース
該当馬➡➡➡シャフリヤール、シャドウディーヴァ、ワグネリアン、マカヒキ、ロードマイウェイといったあたりが好走時平均上がり順で上位
※天皇賞(秋)で2着以下に敗れてJCを好走した馬の大半は、2200m以上のG1連対経験あり
該当馬➡➡➡コントレイルのみが天皇賞(秋)組で好走要件をクリア
※(日本馬で)夏季~秋季にかけて2ヵ月半以上の充電期間がない馬や、秋季1~2戦以外の馬は好走例極めて少ない
該当馬➡➡➡なし
といった感じ。
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ジャパンカップ 2021 レース傾向分析&考察
例年の(限りなく絶好馬場として行われる)パターンでは、
「瞬発力兼上がりの速さ」を要する、という点については、1か月後のジャパンカップもほぼ同じ
ということを天皇賞(秋)編でも書いた通り、さすがに近似適性を誇る両G1。
当時も使ったポイントだが、目安として、自身のこれまでの好走時上がり平均が34秒台前半以下かつ瞬発戦連対数が最多というあたりに注目したい。
牝馬や3歳馬の好走が多いのも、いずれもそういったレース(瞬発戦かつ上がりが速い)が多く発生する条件で、それぞれ牝馬路線、クラシック路線最上位クラスが出てくるからという部分も、これまた然り(もちろんそれに加えて斤量利も作用するからではあるのだろうが)。
違いといえば、さすがに天皇賞(秋)よりは前半5F通過は遅くなることくらいで、2000mの同レースと2F伸びるこのJCで上がり3Fの数値にはほぼ変化がない(というか僅かにJCのほうが速いくらい)というのが、過去10年の良平均を計算してみて表れてくる部分。
天皇賞(秋)勝ち馬が安定して走ってくる所以は間違いなくここにあるだろう。
といっても、手元の近19年ベースで(2-2-7-2)とアタマでは非常に苦戦していて、あくまで“連続好走”率が高いという程度のもので、そこにこそもちろん単純な距離適性も含めた微妙な要求質の“差異”が表れているのだと思われるが。
一方で、2つ目にも挙げた「天皇賞(秋)で敗れていた」組の好走例は、手元の近19年集計で全18頭中16頭がそれまでに2200m以上のG1で連対経験のあった馬となっていた。
そして、例外の2頭は牝馬ショウナンパンドラとR.ムーア騎乗ラストインパクトの15年ワンツーの両頭。
また、このレースにおいて、「使い詰め」や「休み明け」ローテはタブーとなっていて、近19年日本馬で好走した53頭中、夏季~秋季にかけて2ヵ月半以上の充電期間がない馬は好走例2頭のみ、秋季1~2戦以外の馬は3頭のみとなっている。
ジャパンカップ 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
シャフリヤール / コントレイル / サンレイポケット / シャドウディーヴァ / ワグネリアン 他
普通の状態で出てくれば、まずシャフリヤールが堅軸で仕方ないレース。
同世代のエフフォーリアとの勝負付けは済んでいないとみているこの馬だが、裏を返せば明確に「あの日本ダービーでは、負けたエフフォーリアのほうが断然強い」とまで言わせないところにいるということ。
この世代にあってその位の評価の存在なら、負けてはならないシーンとまで言っても良いかもしれない。
ダービーからの直行Vだったエフフォーリアと違い、神戸新聞杯をひと叩きしているとも考えられるわけで。
実際、直近では評価していた部類のG3共同通信杯時の中間同様に順調な印象の攻め過程で来れている。
と、なってくると非常に嫌いたくなってくるのがコントレイルなのだが、残念ながらこちらも脚力的に3番手以下に結構差をつけているというのが実情。
しかも、初となる半年以上ぶりのレースだった前走でのパフォーマンスを経ての評価でそうなってしまうのだから、(嫌うパターンは)今回2走ボケ頼みにしかならなそう。
もし、弱点を露呈するとしたら、かなり緩んでの低速×上りスピード勝負になった時だが。
キセキが(さすがに昨年ほどのペースではないにしても)引っ張っていってくれるのはこの馬にとってはありがたいことだし、C.ルメール騎手を筆頭に「指をくわえて決め手比べの瞬間を待ち、敗れる」ということのないように考えて乗ってくるはずで、その点でも“低速・低レベル戦回避説”は濃厚と思われ......。
やはり、目に見えないもの(=休養明け2戦目リスク)を見つめ、資金配分と妙味バランスを保つことに注力するしかないという印象。
そして、重要になってくる上記2頭+●●●●、もしくはあわよくばのコントレイル“2走ボケ”発動シーンでのシャフリヤール+●●●●,■■■■の●●●●(■■■■)に入る部分。
上りスピード適性と脚力からは、サンレイポケット、シャドウディーヴァ、ワグネリアンの3頭がまず浮上してくるとの見立て。
この中では、最も年齢×順調度で舐められそうなワグネリアンを最注目としたい(オッズ見立てから間違っていたら再考必至だが)。
前走、休み明けで-6キロという部分にまず第一に不気味さを覚える。
そして何より、サンレイポケットは天皇賞(秋)回顧時に触れたように、前走でやや目立ちすぎている上に、ここでのメンバーレベル弱化論法が働きそうなこと。
そして、それでいて単勝で狙えるわけではない(複売れは今回結構顕著ではないか。特に、ホネのように“1~2番人気牙城険し”の見立てならなおさら、という想定)ので、仮にシャフリーコントからの3複で考えた場合に「これしかつかないの!?」が目に浮かび...。
で、シャドウディーヴァは、上りスピード的にも良く波に乗った牝馬なのだが、さすがに牡馬混合G1で戦えるという裏付けはまだなく......。
というわけで、なんだかんだで当レース3着実績のあるワグネリアン(確かに重馬場の、怪しさ満点’19JCの3着だが)の、ようやく適正馬体重まで絞り込んでの激走に期待とする。
ただし、お世辞にも枠と調教からは買える状況ではないので、単勝80倍ラインを超えてこないようではちょっと狙いは下がるか。
以下は、ユーバーレーベンを筆頭に、オーソリティ、マカヒキといった、脚力もしくは長い直線を利しての末脚トータルスピードを評価し得るタイプの名を、今のところでは挙げておきたい。
先週を見ても内が顕著に良好で時計も速く、日増しにスピード勝負に傾いていく中で行われると現段階推測しているが、その中で直線の上りスピードと鞍上のエスコートで上位に突っ込んでくる馬を一頭(出来れば穴で)見つけ出したいと思っている。
では、また当日にでも!
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
土曜後半2つを見ても、案外時計は速くない。高速馬場にはない様子で、11R、12Rともに前半5Fを水準以上ペースで行っても、水準以下の決着タイムに。......だったのだが、日曜当日は(前半に流れたレースが多いとはいえ)かなり時計が出る状況に一変している。
一応、ペース次第で外差しも叶いそうなことから▲ワグ、☆マカ、◆シャドと3本の穴矢に期待して。
好走しても何にも不満はない△サンレイポケットより複オッズが付くということであれば、期待値的にこの3頭だろう。
大原則は、◎シャフリヤール、◯コントレイルいずれかの勝ち方を見守るレースは言わずもがなだが。(11/28 15:00追記)