――「アーモンドアイ効果」。
チョコレート新製品のキャッチコピーではございません。
目に効果があるとか、そういうことでも……
大阪杯2019 過去のレース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※阪神芝2000m内回りコース自体、またG1昇格以前も含めハイレベルなレースになりやすいことなどから、「ぬるい展開からの瞬発戦」という年はまれで、キレよりも持久力を武器とするタイプがやはり有力
該当馬➡➡➡アルアイン、ペルシアンナイト、サングレーザー、ステルヴィオ、スティッフェリオといったあたりが得意とする展開
※上記にも関連して、「阪神・中山1800〜2000重賞連対」をもつ馬が好相性
該当馬➡➡➡マカヒキ、ワグネリアン、アルアイン、エポカドーロ、エアウィンザー、ステイフーリッシュ、ペルシアンナイト、ステルヴィオ
※社台G生産馬の4・5歳馬が安定のレース
該当馬➡➡➡エアウィンザー、サングレーザー、スティッフェリオ、ステイフーリッシュ、ペルシアンナイト
といった感じ。
考察&まとめ
昨年は、戦前から先行手薄が叫ばれていた中、想定通りスローの前半。
そしてそれを見越していた?M.デムーロ(スワーヴリチャード)によるマクリショーによって後半が流れた一戦。
今年は、キセキ(川田騎手)がいて、その辺りについては安心して見ていられるレースになりそう。
よほどの“事故り”などがない限り、全国民の想像する(言い過ぎ^^;)展開で運んでいくだろう。
その意味で、なかなか波乱とまではいかない堅めの決着の線が濃厚か。
好メンツで支持は分散しているといえど……。
締まった、キセキの力を存分に引き出すべくその性能をキッチリと理解した上での川田騎手による“間違いのない”展開
――それが、おおよその見立て。
主な前哨戦評については、下記の通り(昨年の有馬記念は、当ブログが世に産み落とされる前の出来事のため割愛m(__)m) 。
●京都記念
引き続きタフな芝のコンディション下、指数的にやや低調な決着となった印象の一戦。
それは通常、重でも13秒台が3F連続でマークされるようなことはない前半で、13.1−13.1−13.0を記録している点にも現れている。
結果、このレースとしては珍しく11.9−11.1−12.1と直線を向いたところでの急加速。。。
これでは、『JRA賞の中でも特に持久戦傾向が強い重賞で……』と予想していては不的中も当然の結末。
勝ち馬ダンビュライトは、前走よりもさらに積極的な競馬。
直線半ばで抜け出して封じた。これで松若騎手で3戦3勝。
そのすべてが4角3番手以内の競馬。
今日も瞬発戦になったことを思うと、前にいなければ連は苦しかったはず。
実際、上がり3Fは3位以内にも入れていない数字でのVだった。
3着マカヒキは、ズブさ満点といった感じで、ラストはよく追い詰めたが「鞍上も大変だっただろう」というような挙動での3着。
+10キロも影響したか。
パドックでは、そんなに太くは見せず、むしろ外々を大きく周回して、良く見せていたが。
どちらかというと、太いというよりムキムキの短距離馬、ダート馬っぽくなってきてしまっているような気もしないでもないが。
(このレース1番人気2着だったステイフーリッシュについては、取り立ててコメントなし)
アメブロ『2/10(日) 京都記念 レース結果と回顧』記事参照
●中山記念
マルターズアポジーが引っ張り、ハイペース。
離れた2番手にポツンとラッキーライラック、さらに大きく離れて3番手以下が集団で、という縦長の隊列で終始展開したレース。
残り400mあたりでラッキーライラックが急激に、マルターズアポジーとの差を詰め、直線を向いて早め先頭へ。
そのまま、後続を封じるかに見えたところにウインブライトと、さらに後方外からステルヴィオが坂を上って迫ると、最後はウインブライトが差し切って勝利。
3着ステルヴィオは、さすがの直線での伸びを見せるも、こちらは勝ち馬とは対照的に、坂を上ってからの伸びで逆にヒケをとった。
ただし、それも休み明けの分と考えれば十分だろう。
そのほか、エポカドーロ、スワーヴリチャードも休み明けで余裕のある作りだったことと、前者はキレないのに今回は他馬に33秒台を使われたこと、後者はスッとエンジンの掛かるタイプではなくコース自体合っていないことなど“逆風”があったので仕方ない。
アメブロ『2/24(日) 中山記念 レース結果と回顧』記事参照
●金鯱賞
思いの外、当日日中から雨が降って稍重馬場で行われた。
ただ、決着時計は2分00秒1と、前年(稍重2分01秒6)と比較しても時計は速く、走りやすい状態だったとみられる。
この日の芝5鞍は全て先行馬が勝っていて、ほぼ似たり寄ったりなコース取り(内3~4頭までのところを通って、最後は早めに抜け出して内ラチ近くを通る)での決まり手となっていた。
“ゴールデンロード”状態になっていた印象。
そして、そのゴールデンロードを通って見事勝利したのがダノンプレミアム。
もともと強い馬だし、「引っ掛かりそう」と思えるくらい調教時計も出しまくっていたし、その点にまつわる次走への懸念を除けば、長期休養明け復帰初戦としては100点満点と言っていいレースぶりで戴冠。
4着ペルシアンナイトは、むしろ勝ち馬よりも、こちらのほうがよっぽど序盤の運びが危うかった。
休み明けの部分か。
展開とか、稍重馬場とかもあるだろうが、最後伸び切れなかったのは、通ったコースと序盤力んでいたことが大きかったのだろう。
本当に、今のM.デムーロには流れが来ていない。
5着アルアインはもっと失速して、馬群に飲み込まれたかと思いきや、意外と最後盛り返していて5着。
このズルズル着を落としていかなかった点は、次走に繋がりそう。
急遽乗り替わりとなって鞍上弱化したし、言い訳はいくらでもきく敗戦。
次走で多少なりとも妙味が出てきそうで、楽しみ。
結局、2着リスグラシューにしても、3着エアウィンザーにしても、最後はちゃんと伸びるところに乗っていたレース。
対照的に、終始外々を通った組は軒並み上位勢とは離される結果に。
とはいえ、2着リスグラシューは直線半ばまでは、1、3着馬とは違ってかなり外を伸びてきてのものだし、道中も枠なりに外々を回っていた。
今日のレースだけで測れば、3着エアウィンザーとの力量差は3/4馬身以上は明白。
この馬も立派。
各馬の雨馬場巧拙もあってそれがボンヤリとさせてしまうところだが、少なくとも
リスグラシュー、ペルシアンナイト、アルアイン、モズカッチャン
あたりの次走(の変わり身)には期待しておきたいレースとなった。
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まさに、目移りしそうなメンバー構成で、最終的に「好きな馬」とか「後悔しない馬」とかに走りたくなってしまう状況。
故に、相手抜け、タテ目発生ポイントが意外と多そうで、見た目上は堅い組み合わせでも「え!?この組み合わせでこんなについたの」という決着もあり得そう。
そして、そこを上手く突いてものにしたいレースかもという感想。
◎キセキ
◯ペルシアンナイト
▲サングレーザー
でいく。
◎キセキは、昨夜のアーモンドアイ効果で益々売れていきそうだが、この条件では、
よほどの内不利馬場にでもならない限りここでも崩れてはいけないとみている馬。
持久戦に特化した戦績の馬ではないが、持久戦ゆえ超速決着だったJCでの、ウルトラパフォーマンスが一戦あれば十分。
鞍上も含め、“間違いない競馬”でこの馬にとっての“正解”をもぎ取ってほしい。
ただし、目標にされることと、先の単妙味下げ引力が働くことには注意して、
買い目は工夫したい。
◯ペルシアンナイトは、分かりやすく叩き2戦目は(1-2-0-0)と、休み明け初戦とは中身が違ってくる馬。
その休み明け初戦の前走(金鯱賞)時に◎で狙ってしまったのはご愛嬌、と今回いきたいところ。
その金鯱賞レース評にも記したところだが、休み明けが理由とみられる力みがかなりあった序盤。
あの状態で、伸びないところを通って4着なら悪くはない。
単勝は10倍を切ってきているが、◎との馬連で現時点で20倍近くつけていて、今回の馬券戦略コンセプトにも合う状況。
しかも、持久戦もってこいなこの馬には、◎とのゴール前競演が似つかわしい。
▲サングレーザーも割れた中での、6〜7番人気といった単勝支持で、◎との馬連で20倍超。
ミナリク騎手で、おそらくピンかパーとなるだろうが、こちらもキセキが作る締まった展開なら適性面からは言うことなし。
◎◯2頭とは、印上位3頭の中では若干意味合いが違う重い印。
◯とは違って、休み明け初戦の指数パフォーマンスが軒並み高く、仕上がりは良さそう。ここでの自己ベスト更新も十分あり得る。
他にも注目馬多数だが、冒頭にも書いた通り、挙げ出したらキリがなくなるので、
この3頭を上手く絡めてオッズを見極めながら、としたい。
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