競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京王杯2歳ステークス 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 天ぷら差し馬

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――『とんだ天ぷら警官ですねぇ』(by小野◯官房長)より引用、そして“サクッと”にも絡めて。

目次

11月5日(土)重賞予想と追い切り注目馬はこちら

【ファンタジーステークス 2022 予想】

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京王杯2歳S 2022 レース概要

 

 

京王杯2歳ステークス G2

2022年11月5日 5回東京1日目

発走時間:15:35

東京競馬場 芝1400m

サラ系2歳 オープン

2021年優勝馬:キングエルメス 牡2 1:21.3 坂井瑠星

 

 

京王杯2歳S 2022 枠順

 

 

1 1 デイドリームビーチ 牡2 杉原誠人
1 2 アンタノバラード 牝2 田辺裕信
2 3 サイモンオリーブ 牝2 横山和生
2 4 ペースセッティング 牡2 坂井瑠星
3 5 ミスヨコハマ 牝2 斎藤 新
3 6 マーブルマカロン 牝2 三浦皇成
4 7 フロムダスク 牡2 戸崎圭太
4 8 ミシェラドラータ 牡2 大野拓弥
5 9 エナジーチャイム 牝2 ルメール
5 10 オオバンブルマイ 牡2 横山武史
6 11 シェーンプリマー 牝2 永野猛蔵
6 12 ブーケファロス 牡2 菅原明良
7 13 アスクドリームモア 牡2 岩田康誠
7 14 ヤクシマ 牡2 岩田望来
7 15 ノーブルラン 牡2 津村明秀
8 16 スピードオブライト 牝2 石川裕紀
8 17 ロッソランパンテ 牝2 木幡巧也
8 18 ロンドンプラン 牡2 松山弘平

 

 

 

京王杯2歳S 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

 

瞬発戦発生率が7割近いセッティング。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.7-11.9-11.6-12.2)が定義

瞬発戦V歴をもつのは、エナジーチャイムシェーンプリマーショッキングブルーノーブルランヤクシマロッソランパンテ

 

追い切りからの最終評価は、ヤクシマノーブルランオオバンブルマイの3頭を最上位とする。(11/5 8:40追記)

 

 

 

京王杯2歳S 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

先行馬によるレースになることが多く、人気馬以外で後方待機濃厚な馬はほとんど好走できていない重賞

該当馬➡➡➡先行勢は、アスクドリームモア、オオバンブルマイ、サイモンオリーブ、スピードオブライト、ペースセッティング、マーブルマカロン、ロンドンプランあたりか

 

「前走芝の特別競走に出走」かつ「前2走いずれも4角5番手以内だった牡馬」はかなり好相性

該当馬➡➡➡アスクドリームモア

 

前走重賞3着以内またはオープン勝ち馬以外では、「10月に使われていた組」が優勢

該当馬➡➡➡ロンドンプランと、前走10月出走組のアスクドリームモア、シェーンプリマー、ショッキングブルー、ブーケファロス、ミシェラドラータ、ロッソランパンテが傾向からは優勢

 

といった感じ。

 

 

 

京王杯2歳S 2022 レース傾向分析&考察

 

 

 

ラップ的には、ほぼ毎年瞬発戦、それもかなりの急加速(12.6 - 11.4 - 10.8 - 11.3のように)を入れての瞬発戦ラップになる2歳重賞。

1400m戦だからといって平坦戦寄りのペースになるかと思いきや、そうではないというのがこのレース像で、例えば前週の牝馬マイルG3アルテミスSの前半3Fなんかよりもよっぽどこちらのほうが遅かったりする。

そのため、先行馬によるレースになりやすく、実力が抜けていない限りは前半分にいないと厳しいことが多い。 

 

他では、前走で特別戦以上を使われ近2走で先行できるセンスを続けてしっかりとアピールしている牡馬や、前走重賞3着以内またはオープンVで臨んでくる馬が良く、一方で、前走重賞3着内orオープン勝ち以外勢では10月以降に使われていない組は苦戦傾向にある。 

 

あとは、関西馬も要注目で、少なくとも手元の資料では近16年連続で馬券内に来ていて、昨年もキングエルメスがV。

『来年の自分に「くれぐれも、来年も関西馬でな」とだけメモっておくことにする』の通り、東上組に要注目のレースとなっている。

 

 

 

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京王杯2歳S 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ロンドンプラン / ヤクシマ / エナジーチャイム / シェーンプリマー / スピードオブライト / ペースセッティング 他

4重賞週の2歳戦だけに、ここはサクッと。

ここは瞬発力勝負ならヤクシマ、平坦戦ならロンドンプランブーケファロスという見立てのメンバー。

 

W登録もみられるこのレースだけに、最終的なメンバーが固まらないことには展開面は定まらないが、何より先行馬によるレースになり易いということから、人気でもロンドンプランを買いたい。

デビュー戦で見せているように、本来は1200mでも楽々前に取り付けるスピードがある馬で、ここはその本来の姿で運んでくるとみている。

他の2頭に比べれば、遥かに行こうと思えば行ける点でこのレースでは優位性あり。

前走の強烈追い込みによって、俄然差し馬という“衣”を少しでも纏って出てきてくれればこれ幸い。

そして前走も書いたが、小倉2歳Sを加速ラップで勝ち切った馬はG2V近辺の活躍が期待できるとみていて、ここでは少なくとも軸では信頼しておきたい。

たしかに、やったことのない瞬発力勝負でどうかという不安はないわけでもないが、力が違いすぎるのではというところ。継続騎乗の鞍上も当然心強い。

 

 

穴は、このパターンなら人気を下げてくれるはずのブーケファロスで。

前走は初距離にも目をつぶって多少の期待をかけた馬だが、さすがにハイレベル戦かつ特殊展開。

むしろ、その中であれだけやれていればここは勝ち負けまであっていい。

 

 

そしてそこに、前走新馬Vのエナジーチャイムシェーンプリマースピードオブライトが、2戦目での上昇度合い注目の存在として加わるイメージ。

 

 

他は、ここまででもうあとは関西馬しか選べない状況も考慮して、連下筆頭候補として期待するヤクシマ、府中で最後までもつタイプには映らないものの前走は余裕綽々競馬で古馬1勝クラス級時計マークのペーセッティング、といったあたりを選んでおきたい。

 

 

 

↓↓↓以下、当日午前追記内容。

最終的にフルゲート18頭と揃った。

こうなると、登録段階から先行タイプが多かっただけに少し軸足を後ろに、ただしあくまで先行馬によるレースであることは忘れずに、をテーマにしたい。

ひとつのポイントは「前走で逃げていない馬」。

過去10年遡っても勝ち切りはエーシントップまで遡るパターンで、今年ならなおさら逃げでしか成功体験がないというのは苦しいだろう。同様に、1200mタイプも厳しいはず。

◎オオバンブルマイを狙う。このレースで忘れてはならない関西馬でもあるこの馬だが、結果的に前走より一列後ろになっての好位策に活路ありとみる。何より、輸送を控えてのこの中間調教内容、そして騎手手配に意欲が感じられる。ここは勝ってもらって、ホネが大盤振る舞いじゃいっ!

そして、それよりも若干後ろということで2列目評価となる▲ブーケファロス☆ヤクシマ△ノーブルランが続く。


ただし、◯ロンドンプランにとって、あくまで府中1400mなら先行で、もともと先行タイプで、と見ればこの18番枠、今回メンバー的には中途半端な枠に入るよりよっぽど歓迎材料となってしまいそう。

たしかに、このコースでは走破距離の分だけ相対的に差は縮まる方向かとは思うが、ゴチャつかずに運べることや万一の場合に挽回できるこの枠は却って良かったかもしれない。

あとは、週半ばにあげた記事タイトルにあるように、どれだけ「差し馬」として「大外は厳しい」とみられているか。

それが理由で3倍を越えてきたりするようなら、不動の本命ということで。

一番嫌だと思っているのは、後方に構えて直線勝負を試みた結果、案外脚が短く不発に終わるパターン。(11/5 10:00追加)

 

 

 

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