競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【アルテミスステークス 2022 レース回顧・結果】勝った馬が強いのか、負けた馬が弱いのか

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アルテミスS 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ラヴェル 1:33.8 33.0
2 リバティアイランド 1:33.9 33.3
3 アリスヴェリテ 1:33.9 33.9
4 デインバランス 1:34.0 33.6
5 マラキナイア 1:34.1 33.8

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 アルテミスS 2022

 
10/29 アルテミスステークス ▲不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
1000mあたり通年平均比-0.7秒程度の中速状態で、差し基調の馬場イメージ
 
この日の馬場での前半1分ジャストはやや遅く、反面上りは33.8秒の瞬発戦となって1分33秒8決着

頭数が頭数だったこともあって全体レベルは平均的なものにとどまったが、ど直球の瞬発戦だったことから、今年のアルテミスSは王道クラシックサイドの一戦となった印象

 

 

 

アルテミスS 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ミシシッピテソーロ

予想➡➡➡

結果➡➡➡9着

こんなに負けるわきゃない、と今もって疑わない、そのくらいの脚力はあったと思うのだが……。

はっきりした敗因も今のところ聞かれないし、ここで「ダート馬」を露呈したか。

現時点、推測に過ぎないが芝で引き続き時計対応疑問、ダート替わり初戦から注目必至としておきたい。

 

 

ラヴェル

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

結果として強かった。

▲リバティアイランド(2着)以上に、初の瞬発戦でこれだけパフォーマンスを跳ね上げてきたこの馬は、大物に育っていく可能性がある。

近年の新馬勝ち直後でのこのレースVが、リアアメリア、ラッキーライラックのみであり、厩舎力を考えると重賞複数勝利以上級の飛躍も見込める2戦目時点というのが妥当な見立てだろう。

近年のこのレースの平均レベルで、かつ王道サイドの流れだったことから、もちろん早い段階(クラシック戦線)でも期待がかかる存在。

 

 

リバティアイランド

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

この一戦だけで決めつけることはできないが、初戦内容をもっての超大物確定という判定だけは少なくとも無くなったか。

もともと「超目立ち屋さん」としてのキャリアを歩んでいくことが決まってしまった直後の一戦だけに、まさかここでの勝ち切りに期待という手は1ミリもよぎらなかった今回。

ただ、結果として上りで0.3秒劣り、レース上りも0.5秒上回ったのみ、アリスヴェリテとクビ差という内容は、株価としては大暴落というものだろう。

やはり、レース上り32秒0戦でみせた31秒4のキレというのはちょっと特殊戦すぎたということか。

と、同時に大暴落したとはいえ、この馬が重賞級であることには変わりはないわけで、次の次くらいからやっと普通にG獲りを検討できる雰囲気が漂い始めた。

 

 

☆ニシノコウフク(10着)は、スタートというよりこの枠でよーいドンを後方からになったことが響いた。

このメンツで後方からでは苦しい。それでも、今の府中で最内を通っての1.0秒差負けなら、やはり2勝目、3勝目と期待していいとみている。

 

他、上位2頭が抜けていたとみた場合に、この流れで後方からゴール前では遜色ない伸びを見せていたデインバランス(4着)は、引き続き好手応えの一戦だったのではないか。

さすがに、初戦は全体時計的な価値が薄く、いくら強い競馬ぶりだったとはいえ厳しいとみて狙わなかった今回だが、結果としては圏外でも良くやっていたように思う。