競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【スワンステークス 2022 レース回顧・結果】THE1400m型の躍動

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スワンS 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ダイアトニック 1:19.8 34.2
2 ララクリスティーヌ 1:20.0 34.2
3 ルプリュフォール 1:20.0 33.5
4 トゥラヴェスーラ 1:20.0 33.9
5 キングオブコージ 1:20.0  34.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 スワンS 2022

 
10/29 スワンステークス ◯的中(◯単のみ)
 
 
レース全体のふり返り
 
通年平均比-0.5秒/1000m程度で、伸びるのはやはり3分どころ~中ほどの様子
 
想定よりは流れ、11.1 - 11.3 - 11.4 - 11.9の消耗戦フィニッシュに

前年と比較すると、後半4つの0.8秒差ほど優秀ということもない決着だが、それでも若干上回った印象

 

 

 

スワンS 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ロータスランド

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

6着だが、映像の通り2着馬(ララクリスティーヌ)からこの馬まではほぼ無いに等しい差であり、着順以上の評価は大いに可能。

ラストのキレ負けも見た目の通りで、今日は休み明けという部分や出走態勢的にほんの僅か劣ってしまった印象。

京都牝馬S当時の11.5 - 11.1 - 10.7 - 12.1とこの日の11.1 - 11.3 - 11.4 - 11.9のラップの違いなんかも影響しているだろう。

平坦戦型とはいえ、良い瞬発力も持ち合わせているのが特長でもある。次見直したい一頭。

 

 

ダイアトニック

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

今回は、「負けられない」というほど56キロでも抜けていないとは思っていたが、終わってみればさすがの勝ちっぷりだった。

この決着での1馬身差は結構な完勝で、おそらく1400mキラーの部分でつけた差という理解で良いだろう。

 

 

ララクリスティーヌ / ルプリュフォール / マテンロウオリオン

3着ルプリュフォールは驚かないが、2着ララクリスティーヌは正直この展開も相まってビックリの水準。

2頭ともに前走瞬発戦の朱鷺Sの連対馬であり、ララクリスティーヌに至ってはその前(雲雀S)も瞬発戦Vの完全瞬発型とみていただけに……。

馬場のちょうどよく伸びるところを通って2~6着紙一重の戦いに勝ったと、少し偶然の産物感で見ておきたい。

 

一方、3着ルプリュフォールは、予想編にも記したようにG3阪急杯レベルなら勝てる脚力をもつ馬。

このくらいはやれて当然だが、そのじつ多頭数の内回りハンデも明白なところで、走ってきたことで本格的に重賞戦線での活躍に期待が持てるようになってきた。

 

他では、やはりマテンロウオリオン(7着)が悪い意味で必見の内容。

もちろん当初から差し届かないだろうとはみていたが、それにしてもあれだけコーナーロスを被ったうえに、直線でも内から寄ってこられて気を使いながら、最後は諦めてほぼほぼ脚を測るだけで終戦したという競馬であれだけ伸びてくるのだからやはり強い。

この馬のみならず、マイルを中心とした路線でもこの世代が席巻する時代がしばらく続いても不思議ない印象。

 

 

予想編タイトル(『勝つのは次に目もくれずのタイプ⁈』)の通り、といった感じの決着で、やはり大舞台(スプリントG1除く)に向けては、敗れた組でことごとく上位人気に推されていた馬たちを中心に見ていきたい、そういう一戦。