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――それはそれで、場内騒然の展開でしたが、今回はそういうのじゃなくて鎬を削るようなのを見たかったなぁ。
天皇賞(秋) 2022 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 天皇賞(秋) 2022
レース全体のふり返り
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天皇賞(秋) 2022 各馬ふり返り 予想と結果
ジャックドール
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡4着
想定していた“共演”ではなく、“独走”になったのが意外だった。
まさに、“独り旅”にさせてはいけないでしょう、というのが今回のこの馬の敗退内容。
自らが上り33.5秒を使えてしまっているということがそれを証明している。
レース全体像のところにも記したが、2番手バビット以下みんなで瞬発戦にしてしまっていたというのがなんとも残念。
結果はともかくとして、序盤からもう少し△パンサラッサを追いかけて玉砕覚悟のデッドヒートを見せてもらいたかったし、見られると思っていたのだが……残念。
シャフリヤール
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡5着
この展開の◎ジャックドールを後ろから交わせないか……というのが正直なところ。
余裕残しのここだろうとは思っていたが、案外な直線の伸びだった。
まだ決めつけられないが、結構上り32秒台とかの脚を使うのは厳しかったか。
いずれにしても、次JCに向けては悪くないステップだったとは思うが。
イクイノックス / ダノンベルーガ / △パンサラッサ / マリアエレーナ 他
勝ったイクイノックス、そして3着ダノンベルーガともども、この「消耗戦1+その他14頭瞬発戦」は非常にラッキーだった。
それでも、十分強いが、見立てとしてほぼ反転してしまったこの隊列によって、自分の競馬で勝負することが出来たのは大きい。
そして、さすがに、ラストで内を通したダノンベルーガと比べると、やはりイクイノックスが一枚上だった。
2着△パンサラッサは、そのイクイノックスから1馬身差で粘り込み感動的な大逃げシルバーメダルの走り。
あまりにも違う競馬をその他全馬がし過ぎていて難しいが、「最強の競馬をしていたのはこの馬」としても言い過ぎではないだろう。
鞍上ともども、本当に感謝したいくらいの良い競馬を見せてくれていた。
ただし、同じペースでも突かれて走るのと、また直線で番手勢に早々に競りかけられて叩き合いになってのラストと、単騎で気分よくほぼ2000mオールで走るのとでは全く違ったという可能性はあり。
そして、これでますますマークが厳しく、この馬の出てくる国内戦は玉砕方向になっていくのではないか。
他では、序盤に前に入られて頭を上げるシーンもありながら7着に粘った△マリアエレーナを評価している。
あれだけの不利がありながらそこから立て直して、しかもこの実質的に極上の瞬発力勝負戦を初の56キロを背負って、1分58秒2にまとめてきたのだから立派。
混合G1でも一発可能なところまできたか。
あとは、☆カラテもこの流れの中では十分健闘の部類とみていて、G2勝利濃厚級のところまで引き続きメキメキと力をつけている印象。