競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【天皇賞(秋) 2022 レース回顧・結果】「独り旅」にしちゃあ……

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天皇賞(秋) 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 イクイノックス 1:57.5 32.7
2 パンサラッサ 1:57.6 36.8
3 ダノンベルーガ 1:57.7 32.8
4 ジャックドール 1:57.8 33.5
5 シャフリヤール 1:58.1 33.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 天皇賞(秋) 2022

 
10/30 天皇賞(秋) ▲不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
通年平均比で-0.7~-1.0秒/1000m程度の中速レベルで、内ラチだけマイナスも当日になって直線インが伸び出した馬場状態
 
パンサラッサの大逃げで、前半5F57.4秒、後半1分0秒1、同上り3F36.7秒の平坦戦1分57秒5決着

ただし、レース上り36.7秒に対し、最速が32秒台、上位が33秒台中盤であるあたりからも、パンサラッサ以外が全く別のレース(ラップ)をしていたことは明白
 
実際、2番手でもラスト3Fまで3秒程離されたところからの競馬となっていて、7F通過1分24秒台通過の近2年とほぼ同様の瞬発戦を14頭は戦っていたというのが実態
 
上位4頭は、その流れの中で1分57秒台中盤をマークしていて、全体時計的には近2年同様ハイレベル天皇賞(秋)駆けだったとみられる

 

 

 

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天皇賞(秋) 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ジャックドール

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

想定していた“共演”ではなく、“独走”になったのが意外だった。

まさに、“独り旅”にさせてはいけないでしょう、というのが今回のこの馬の敗退内容。

自らが上り33.5秒を使えてしまっているということがそれを証明している。

レース全体像のところにも記したが、2番手バビット以下みんなで瞬発戦にしてしまっていたというのがなんとも残念。

結果はともかくとして、序盤からもう少し△パンサラッサを追いかけて玉砕覚悟のデッドヒートを見せてもらいたかったし、見られると思っていたのだが……残念。

 

 

シャフリヤール

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

この展開の◎ジャックドールを後ろから交わせないか……というのが正直なところ。

余裕残しのここだろうとは思っていたが、案外な直線の伸びだった。

まだ決めつけられないが、結構上り32秒台とかの脚を使うのは厳しかったか。

いずれにしても、次JCに向けては悪くないステップだったとは思うが。

 

 

イクイノックス / ダノンベルーガ / △パンサラッサ / マリアエレーナ 他

勝ったイクイノックス、そして3着ダノンベルーガともども、この「消耗戦1+その他14頭瞬発戦」は非常にラッキーだった。

それでも、十分強いが、見立てとしてほぼ反転してしまったこの隊列によって、自分の競馬で勝負することが出来たのは大きい。

そして、さすがに、ラストで内を通したダノンベルーガと比べると、やはりイクイノックスが一枚上だった。

 

2着△パンサラッサは、そのイクイノックスから1馬身差で粘り込み感動的な大逃げシルバーメダルの走り。

あまりにも違う競馬をその他全馬がし過ぎていて難しいが、「最強の競馬をしていたのはこの馬」としても言い過ぎではないだろう。

鞍上ともども、本当に感謝したいくらいの良い競馬を見せてくれていた。

ただし、同じペースでも突かれて走るのと、また直線で番手勢に早々に競りかけられて叩き合いになってのラストと、単騎で気分よくほぼ2000mオールで走るのとでは全く違ったという可能性はあり。

そして、これでますますマークが厳しく、この馬の出てくる国内戦は玉砕方向になっていくのではないか。

 

他では、序盤に前に入られて頭を上げるシーンもありながら7着に粘った△マリアエレーナを評価している。

あれだけの不利がありながらそこから立て直して、しかもこの実質的に極上の瞬発力勝負戦を初の56キロを背負って、1分58秒2にまとめてきたのだから立派。

混合G1でも一発可能なところまできたか。

 

あとは、☆カラテもこの流れの中では十分健闘の部類とみていて、G2勝利濃厚級のところまで引き続きメキメキと力をつけている印象。