競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【大阪杯 2023 レース回顧・結果】ジャックドールが自分の競馬をした結果

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大阪杯 2023 レース結果

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ジャックドール 1:57.4 35.3
2 スターズオンアース 1:57.4 34.4
3 ダノンザキッド 1:57.4 35.0
4 マテンロウレオ 1:57.8 35.4
5 マリアエレーナ 1:57.9 35.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 大阪杯 2023

 

4/2 大阪杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

通年平均比-1.0秒/1000m程度で、若干内が荒れてきた2~3分どころベスト馬場

 

前半1000mを58.9秒とマイペースで通過し、11.5 - 11.4 - 11.4 - 12.5(レース上り35.3秒)、全体1分57秒4にまとめ逃げ切ったジャックドールがG1初制覇

 

後半上々ラップ、上々時計での決着で、前年とは異なり少なくとも正真正銘G1水準で決まった一戦

 

 

 

 

大阪杯 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

マテンロウレオ

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

主に中盤以降のペースが上がったことで、これだけ全体レベルが高レベルになった中で、自身1分57秒8ならよく頑張ったほうだろう。

ラップ的にも、理想的な平坦戦ラップにはなったとはいえ同じように前付けして進めた組が脱落する厳しい展開を、よく粘っていた。

予想としてもほぼ悔いなし、そもそも57秒台に突入するほどの軽快ペースを描かず、その中で1分59秒3の持ち時計で初めてこのレベルで戦って本当に健闘を示してくれた。

 

 

ジャックドール

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

前半をマイペースでいっておいて後半をハイレベルにする、この馬の金鯱賞V時のようなお手本ラップでの逃げ切りV。

額面としてきっちりとG1級のものを刻んでいるので、それだけで十分まだここからの視界も開ける1つ目のG1タイトル奪取だったが、さらに付け加えればこの日の馬場ではこの馬の通ったラチ沿い逃げは必ずしもベストではない状況だったという部分も。

推測の域を出ないが、実は内心豊さんも誰かが行ってくれれば2番手からと思っていたのではないか、やはりダノンザキッドの競馬が理想的だったのではないか、との観点から評価しておきたいこの1勝。

 

 

ヒシイグアス

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

4コーナーからの手応え的に結構苦しく、伸びあぐねての0.6秒差敗退。

それでも、ヴェルトライゼンデ×川田騎手でも上り35.3秒で9着に沈んでいるような決着。

千八での1分44秒台(の持ち時計)こそあれど、阪神2000mでは時計面で苦しかったとみておきたい。

そういう意味で、宝塚記念は時期柄時計的にも2200mの流れということでも好転する可能性もある。

 

 

ダノンザキッド

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

邪魔をされた、ここに負けたら仕方ないというのが今回のこの馬。

2000mでも阪神なら走ってしまうくらい得意だった点、後半ラップが想像以上に軽快に流れたため時計面を苦にした組が現れた点(自身は千八持ち時計メンバー中最速)などで、その激走を実現してみせたといったところだろう。

 

 

他では、△スターズオンアース(2着)は、最後まで1人気を維持していて「ずいぶん期待を集めているな」と見ていた、この阪神2000mG1での支持状況だったが案の定の差し切り未遂敗退。

まあ、今回のこの馬の場合には、この決着レベルで十分と見ておくべきなのだが。

 

先々に向けてという意味では、ラーグルフが良い敗戦内容。

終始、不向きなレースという中にあって、手応えと伸びはG1でやっていける感触を示していたように思う。