競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【毎日杯 2023 レース回顧・結果】後半ラップに不満

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――予想としては、◎が◯の外に舵を切っていてくれたら万々歳なのになぁという印象。

 

毎日杯 2023 レース結果

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 シーズンリッチ 1:46.6 35.1
2 ノッキングポイント 1:46.7 35.0
3 ドットクルー 1:46.8 35.3
4 ドクタードリトル 1:47.0 35.0
5 エマヌエーレ 1:47.0 35.7

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 毎日杯 2023

 

3/25 毎日杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

稍重スタートから良回復して迎え、±0状態から通年平均比-0.3秒/1000m程度になっていたとみられるレース時点(相変わらず内が伸びる)

 

前半5F59.2秒で通過するやや速めの流れから、上り35.6秒の前傾ラップ(後半は11.8 - 11.4 - 11.5 - 12.7の平坦戦)で1分46秒6は、この日の馬場ではやや物足りずこのレースの水準以下の内容

 

ラスト3F目、2F目ともに11秒3以下に到達していないあたりを含め、少し瞬発力の点で不満が残った

 

 

 

毎日杯 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ドクタードリトル

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

上りは最速をマークしているように、位置取りからすれば上位の内容を示していたと思うが、6着馬(オメガリッチマン)あたりと同様に前々で進めた組が下がってきて壁に。

この日は、素質の一端を示しただけに終わった一戦とみて、引き続き重賞戦線でも注目しておきたい。

 

 

シーズンリッチ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

結果的には勝つべくして勝つウィナーの競馬になって、鞍上ともども初重賞奪取に成功。

自身より外の枠だった◎らが直線で内にいたように、この枠でも最初から外へ持ち出そうとしていたあたり、鞍上のエスコートも大きく寄与していた。

テン乗りだったが、レース後に「良い脚を使い続ける事ができるので、それを生かそうと思った」と語ったように、あながち意図したものではないと言い切れないところもある好騎乗で、角田大河騎手自身の飛躍にも期待がかかるところ。

馬自身も、初長距離輸送と初右回りだったことを思うと、この決着レベルでも古馬準OP級くらいの活躍は見込めるか。

 

 

ほは、△キングズレイン(12着)は、いよいよ(前半次第で)2000mでも短い感じになってきた。

前走ホープフルS(3着)では好走は果たしたものの、あのルメール騎手によるリズム重視の下げ競馬がこの距離短縮の今回に限っては明らかにマイナスに働いており、こればかりは岩田康騎手を責めることはできない(謝っていたが)。

この日のイン伸び馬場で、大外を通って上り3位にまとめているので、裏を返せば2200m以上のスローからの瞬発力勝負ならまだクラシック通用の余地は残されているように思うし、引き続きそういう王道のザ・府中中距離キレ味戦線で見直したいところ。

△ノッキングポイント(2着)は、乗り替わりもあってホラ負けたでしょ~というところが一番大きいが、このレベルに入ってはまあ負けて強しも事実。

直線勝負どころから、右鞭を入れて外に持ち出し過ぎたロスを思えば馬はよくやっている。乗り役のことも含めて、本腰仕様ならやはり世代G1通用級だろう。