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――その前半5Fタイム以上に、着目すべきは9Rプレイイットサムの勝ち時計のほうなんじゃないのかなと。
大阪杯 2022 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 大阪杯 2022
レース全体のふり返り
大阪杯 2022 各馬ふり返り 予想と結果
ヒシイグアス
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡4着
直線を3~4列目あたりで迎える際の手応えは、かなり期待感を抱かせたものの、最後は伸びあぐね前と同じような脚色になってしまった。
それもこれも、道中からモタれていたことが要因のようで、昨秋(秋盾)同様に、順風満帆ではない中(今回は、香港出走できずの予定外のここ参戦と主戦・松山騎手離脱による乗り替わり)で再び能力の高さを誇示した4着内容だったと見ておきたい。
1分58秒台後半はたいして褒められた水準ではないが、かといってこの臨戦過程であれば悪くもない。
さらに、時計こそ出るがさすがに少し荒れ加減な馬場もやはりこの馬にとってプラスではなかった。
エフフォーリア
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡9着
(後でパドックを見返したが、)このレベルの馬場・展開・決着であそこまで不発に終わるような、致命的な状態には感じず。
それでいて、3コーナーからあの手ごたえ(の悪さ)。
休み明けで、初の長距離輸送、それに伴う普段と違う直前過程と、まあ馬にはいろいろあったのだろう。
鞍上も、返し馬から背中で感じ取っていたようだし、ボーっとしていてイマイチ走る気にならなかったら競走馬がああいう追走になって終わることもまああるっちゃある。
この一戦で、特に急激に能力が下落したということは無いだろうし、故障報が出てこないだけ得したくらいに受け止めて、この次の1週前追い切りでの反応に刮目しておきたい。
ポタジェ
予想➡➡➡▲
結果➡➡➡1着
「ベストG1」と評したここでよくやってくれた、まずはその一語に尽きる。
悔やまれるのは、レースレベルが決して高いものではなく、さらにそれをもたらした上位勢の自滅(エフフォ=謎残すがおそらくレースでスイッチ入らず、ジャック=落鉄発生、などが最たる例)が顕著なところか。
▲だったように、紛れもないハイレベルG1になって、それでも2~3着というほうが嬉しかったが、まあその分ここからもベスト条件なら回りに関係なく「想像以上に強いな」というところを見せてくれると信じたい。
2000m、流れての持久戦でこそ。
この日は、11.8 - 12.5となったラスト1Fがこの馬にとってのミソ、という勝利。
☆ジャックドール / レイパパレ / アリーヴォ / △アカイイト
☆ジャックドール(5着)は、大本命が9着に大敗していることであまり騒がれることにはならなかっただろうが、これはこれで結構事故レベルの大凡走という判定。
落鉄による足枷分を秒単位で算出することは不可なのでここではあまり深堀りしないが、果たしてジャックドールが落鉄しながら目一杯に走って明石特別で約2馬身差(0.3秒)程度で勝ち切ってきて納得できるだろうか(実際には、大阪杯のこの馬は57キロではあるが)。
この日の馬場で1分58秒9(57キロ)ということだけは紛れもない事実なわけで。
よく勝ち馬が落鉄していた時には、「片足いわば裸足の状態でも完勝!」とか言われたりするそのハプニングだけで測るべきではないこの日の☆ジャックドールのパフォーマンスではなかったか。
やはり、必要以上に下げたパフォーマンスだったのではないかという疑念はぬぐえず、そしてそれがエフフォーリアの“優しさ(大敗)”のおかげで結構隠れ蓑になってやしないかと。
2着レイパパレは、正直去年ほど強い競馬だったかは微妙、前走(金鯱賞/56キロ)よりも上のパフォーマンスだったかも疑問。
やはり、中2週で上り目はなかったのではないかと思うと同時に、この馬がG1級パフォーマンスを出せるのは瞬発戦ラップでと感じたくらい。
ただ、その中で、決着ラインが思いのほか下がってきての2着だったように思うし、「来てしまう可能性はあるが、懸念ありで4着ライン」とした評価にそれほど悔いはなし。
そもそも、勝ってくれた▲に対しても、そこまで高い評価はしていないわけで。
3着アリーヴォは、“小倉専用機”化疑いをもって見ていた他場古馬初重賞のシーンだったので完全に手が回らず。
今日はコーナーリング、3~4コーナーで後方馬群からスルスルといつのまにかポタジェから2馬身ほど後方まで押し上げられたあの部分でみせた機動力で好走を決めたという印象。
馬にとっては、瞬発力勝負回避なら小倉以外、急坂コースでも十分に戦えることを示せたことが大きい(この決着水準では、さすがにまだ小倉以外のG2制覇までの判定だが)。
△アカイイト(10着)は、エフフォーリアの直後の外から同じように伸びあぐねての大敗。
この馬に関しては、やや2走ボケのようなところもあるかもしれない。
4コーナーを出る時の手応えでは、◎ヒシ▲ポタでのドンピシャの夢も見ることのできた一戦だったが叶わず。
それでもまあ、この週はタイムトゥヘヴン(ダービー卿CT)、ポタジェと注目穴馬たちが頑張ってくれたのでこれ以上のぜいたくは言ってはいけないだろう。
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