【武蔵野ステークス 2023 レース回顧・結果】内枠気にせず、内枠で嫌い……

――そして泣く（◯ペリエール、軽視ドライスタウトWの悲劇）。

11/11 武蔵野S　▲不的中

①馬場は至って標準仕様といった感じで、どちらかといえばイン前優勢の通年平均±0秒レベル

②前半58.4秒はハッキリとハイペースで、決着1分35秒2のG1直結ラインを記録

③ただし、1馬身3/4差つけられた2着以下はG3としてもやや低調、かつこのコースで12.1-12.1-12.2-12.5（消耗戦）の特殊ラップという決まり方をしていて、勝ち馬以外は評価微妙なところ

④勝ち馬を除き、差し恩恵を受けられていない組でもう少し瞬発戦で上がある、というタイプが今後の重賞戦線では狙い目に

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡8着

最後方大外から上り3位の脚で前を追ったがここまで、という8着内容。

こういう大味な競馬も予見されたし、コースというより今や府中マイルが合わなくなっているのかもしれない。

差し切りまではともかくとしても、このレベルの3着ラインにも遠く及んでいないあたりは、1400mまたは1700m特性が出た結果という可能性もある。

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡9着

勝ち馬はともかく、この決着レベルで連対圏を外しているようではハッキリと不足感だが、鞍上も指摘の通り出だしの芝の部分から今日は走りが違うものだったか。

脚元に異常などがなければいいが。

勝ったドライスタウトは、◯ペリエールとは対照的に序盤から出来るだけ外へ外へという鞍上の意識を感じる運びで、直線でも内には潜り込まずの差し切りV。

このあたりは乗り替わりではあったがフェブラリーSでの反省をふまえてのものだったか。

内の奇数枠で当時と同じように馬群で苦しむ形で嫌った一頭だったが、鞍上も上手かった。

相手レベルはともかく、自身の水準は十分G1直結といえるもので、当然フェブラリーS戦線の中心を担っていく一頭でいいだろう。

△レッドルゼルは、予想編（冒頭序文）にも記した通りとにかくこの想定外の良馬場施行が追い風になった。正直、稍重は免れないだろうと思っていたのだが……。

引き続き、この路線では脚力上位だし、良馬場で平均水準のフェブラリーSなら戴冠のチャンスまで全然あっていい。

他では、やはりもう少し瞬発力を求められる展開かつ当然差し恩恵も受けられていなかった▲タイセイサムソン（11着）に注目しておきたい。

しかも、思わぬ後手を踏んで、流れた前半3F34.5秒のところで前に取り付くのに脚を使い、さらには逃げたメイショウウズマサに前に入られてブレーキを掛けてもいてめちゃくちゃ。

どんな強い馬でもあれはなかなか跳ねのけられるものではなかっただろうし、むしろこの展開×あの競馬で3着から0.5秒差によく踏みとどまったなというくらい。

「次、見ていろよ」ということでいいだろう。　☆次走注目馬☆