競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【福島記念 2023 レース回顧・結果】いつもとは異なる決まり手の福島記念

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福島記念 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ホウオウエミーズ 2:00.9 36.1
2 ダンディズム 2:00.9 35.9
3 カレンルシェルブル 2:01.1 36.0
4 ウインピクシス 2:01.2 36.8
5 アケルナルスター 2:01.3 36.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 福島記念 2023

 

11/12 福島記念 ◯的中(◎△ワイド)

 

レース全体のふり返り

 

馬場は通年平均比+0.5秒/1000m程度で、(1200m戦だけは若干様相異なるも)基本は外が結構届く差し馬場で行われる

 

前半59.4秒-後半61.4秒のトータル2分00秒9で、ちょうどレースの平均レベルといった具合

 

12.2-12.3-12.2-12.4の平坦戦を、後方1〜4番手で向こう正面を通過した組が1〜3着含め掲示板に全頭入る差し決着に

 

 

 

福島記念 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

カレンルシェルブル

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

上位2頭とは56キロ(牝馬54キロ)の部分と、しかもこちらが後手に回っていた分の差。

結果的に、3コーナーにかけて2着ダンディズム、5着☆アケルナルスターと立て続けに自身の外を進出され、蓋をされる格好で、それが直線での横位置にも響いてしまい、そこが痛かった。

思い切って下げてしまうか、少なくともアケルナルスターには先を越させず立ち回り、直線でダンディズムの外へ持ち出せるような進路で回ってきたかったところ。

馬場的にも、そこが叶っていればもう1つか2つ先の着順でゴールという目もあったかもしれないと思わせる内容だった。

それでも、この日も勝ちきれずで、ああもう重賞は勝てない馬なのか、と思われるならむしろ好都合。

「ここを使ってさらに上向くというイメージ」としつつ、さらには「初めてチークPをつけた(が、さらに工夫してみても)」といった試みもしてきており、次に向けて手応えは増すばかり。

平坦戦想定のG3なら変わらず単勝含む勝負想定で良いだろう。ただし、瞬発戦では下げる可能性があるため要注意。

 

 

ホウオウエミーズ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

鞍上も言っての通り、「少し早仕掛けだったかもしれない」が「手応えを待ちながら」だったため結果的には正解という運びに。

2走前、同舞台での展開不向き競馬での好内容から評価していたが、このあたりは馬も本当に強くなっているとの印象で、馬が鞍上をエスコートしたところもあった模様。

要は、今回に関しては、特に鞍上の差と言って片付けてしまえば簡単なところだが、ここはあえてそれだけでもないとみておきたいという勝利内容で。

6歳秋だが、この馬の得意とする短直線の2000m近辺のカテゴリなら混合G2まで奪取の可能性が出てきたかもしれない。

 

 

ダンディズム / ウインピクシス / ☆アケルナルスター / テーオーシリウス

ダンディズム(2着)は、理想的な位置で捲ってこれたことと差し馬場が向いたことは間違いなし。

高齢になって(瞬発力勝負がキツくなって)きたこともあるのだろうが、瞬発戦向きの実績を積んできた馬だが今やあまりラップは関係なく、外差し戦でG3突破クラスと見ておけば良さそう。

 

ウインピクシス(4着)に関しては、前後よりも横位置で評価可能な4着内容。

この日の馬場で、ただ一頭ラチ沿いで粘った点は素直に評価に値。

ただし、通過順だけ見るとただ一頭異色の立ち回りで掲示板内、という風に映る点は過剰評価要因になり得るものであまり歓迎材料ではないと思うが。

見ての通り、通過順としては4角11番手の3着◎カレンルシェルブルとは、実質ほぼ横並びの体勢で直線を向いていたわけで。

 

☆アケルナルスター(5着)は、直線で先頭に並びかけようかというところから最後は離されての0.4秒差敗退。

ハンデ55キロであればG3でもと期待したここだったのだが、実際には55キロでリステッドくらいだったとの位置付け。

たしかに、道中最後方からの捲りだったわけで最後に疲れてしまった部分はあるのだが、カレンルシェルブルのところでも指摘した通りむしろスムーズに外差しに専念できる形でもあった。

 

テーオーシリウス(13着)は負け過ぎだが、そもそも当日に評価を下げた通り外差し情勢の時点でマイナスだった。

それに輪をかけて、逃げ馬の気持ち切れパターン×叩き良化型で(おそらく)3ヶ月は間隔が空き過ぎだったことで、ダブルパンチ、トリプルパンチの状況が招いた結果と受け止めておく。

この馬の競馬が出来ていれば、いくらこの日の競馬でも掲示板くらいにはこれていたはず。

中心で狙うことも叶わなかった今回だし、次のイン前馬場で妙味をもたらす存在になってくれることだろう。