競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【福島牝馬ステークス 2023 レース回顧・結果】外伸び馬場での消耗戦

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福島牝馬S 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ステラリア 1:47.9 34.5
2 ビッグリボン 1:47.9 34.5
3 クリノプレミアム 1:47.9 34.7
4 ジネストラ 1:48.1 34.5
5 ストーリア 1:48.2 35.2

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 福島牝馬S 2023

 

4/22 福島牝馬S ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

時計的には通年平均比+0.5秒/1000mあたりで、Bコース替わりしても間違いなく3分どころより外のほうが伸びる馬場状態

 

前半5F1分01秒3のスローな入りから、11.6 - 11.6 - 11.6 - 11.8と消耗戦ラップを刻んでの1分47秒9の平凡戦

 

混合3勝クラスから、あってリステッド水準くらいで決まり、牝馬限定G3としても先に繋がる全体レベルとは言い難い
 
 
 

福島牝馬S 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

エイシンチラ―

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

終いも、3分どころから外が伸びる差し馬場に乗じて伸びてきてはいるのだが、結果的に位置取りの差が堪えた(1~2着と上り3Fは0.2秒差)。

通過順の示す通り、1~2着に対しては序盤こちらが前で進めていただけに、向こう正面からスローを見越してのマクリ合いの流れに乗り切れなかったのがもったいなかった。

やはり千八も合っているようだし、これまで良馬場ではリステッドでの好走レベルにとどまっていたところ地味にG3好走レベルまで上がってきた様子で、引き続き1600m~1800mのG3では狙っていきたい存在。

もちろん、この日の馬場もパンパンではなかったように、渋ればさらに上を狙える。 ☆次走注目馬☆

 

 

ウインピクシス

予想➡➡➡

結果➡➡➡13着

これだけ負ける脚力でないことだけは事実だが、マイルのヨーイドン戦でも好走してくるくらいのこの馬には、仕掛けが早まったことによるこの消耗戦の流れは合わなかったものとみられる。

直線最後の不利も、手応えさえあればあそこまでやめて止まるほどのものではなく、むしろ勝ちに行く体勢だったらギリギリ割ってこれていいようなものだった。

そもそも、内が伸びないこの日にあの位置を通っているだけでも割り引きが必要だし、ハナを奪い切って先んじて自ら良いところを選べてこそ有利に運べるはずだったわけでもある。

 

 

△ステラリア / ☆ビッグリボン / パーソナルハイ

勝利した△ステラリア、2着☆ビッグリボンは、鞍上が揃って好判断だったこと、ストーリア、ニシノラブウインク、クリノプレミアムと逃げた△ストゥーティーを突いて消耗戦ラップを演出していたことなどで、勝ち負けに持ち込んだ。

予想編で触れた通り、おそらく間に合わないとみたこの近似キャラ2頭が勝ち負けを演じている時点で、予想的には厳しかった。

そもそも、この日の福島予想全般として、北寄りの強い風予報も含めて「前残りのオンパレード」想定で臨んでしまったので、真逆の外差しデー勃発にはお手上げという部分も。

 

その他では、パーソナルハイ(6着)が初ブリンカーで良い競馬をして負けたなという印象。

レースレベルも高くない中で評価されることもあまりないだろうし、それでいてこの日の馬場で最後まで内を通って競馬をした組では大健闘の部類。気持ちの問題でやめていた馬が、ようやくブリンカー効果で復調してきたようで、重賞制覇までとは言わないが、1勝の身でもこれでオープンVには目途が立った印象。