競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【フローラステークス 2023 レース回顧・結果】徐々に好転していった当日状況を背に

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フローラS 2023 レース結果

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ゴールデンハインド 1:58.9 34.1
2 ソーダズリング 1:59.1 34.0
3 ブライトジュエリー 1:59.3 33.9
4 イングランドアイズ 1:59.4 33.4
5 ドゥムーラン 1:59.4 33.8

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 フローラS 2023

 

4/23 フローラS 的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は前日土曜から比べても顕著に高速化を果たし(通年平均比-1.0~-1.5秒/1000m)、それに伴い内が有利で差し難い状況に変化

 

前半1分00秒8のスローから、11.8 - 11.2 - 11.3 - 11.6となっての平坦戦、1分58秒9の好時計決着

 

レースレベルとしては古馬1~2勝クラス中間とみられ、牝馬限定世代G2としては十分平均上を刻んできたとみられる

 

 

 

フローラステークス 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ゴールデンハインド

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

この面々×馬場状態で、菅原明良騎手への鞍上強化とこのスローからの瞬発戦で、読み通りの逃げ切りVを達成。

馬も実のところ結構楽だったのではなかろうか。

ポイントは、やはり前日から結構マイナーチェンジした馬場状態と、明確な逃げ馬不在のメンバー構成だろう。

何より、仮にも前日土曜の馬場で行われていたら上りスピード負けしていて、このフローラSウィナーは誕生していなかっただろうし。

それが予想と結果双方の肝になっていたとの感触。

瞬発力と上りトータルスピードで、世代上位は他にいくらでも挙げられるといったこの馬だが、渋っても高速馬場になっても馬場状態不問で前々から立ち回れるタイプで、鞍上次第で引き続き中~長距離重賞戦線で楽しませてくれそう。

オークス当日がもしイン前圧倒馬場で、1番枠を引いたりなどがあれば、この世代の牝馬戦線の中でも本命まであってもいい。

 

 

ソーダズリング

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

正攻法で臨み、この日の馬場の2番枠からにしては思ったほどラストの爆発力が無かったなというのが印象。

もっとも、左回りも含めて初物づくしではあったわけでやむなしか。

府中や距離含めてまだ次を見てみないと何とも言えないが、初めてパフォーマンスの伸びとしては微妙なものになって、想像を上回ってこなかった一戦であるのは事実。

 

 

 

3着ブライトジュエリーからはさらに下がって、実質古馬1勝クラスに満たないくらいのラインだったか。

それでも、この初めての瞬発戦の流れの中で初戦でみせた非凡な脚力を存分に発揮してきたデビュー2戦目だった印象。

案の定というべきか、派手だったデビュー戦からはずいぶんとパフォーマンスレベルがシュリンクしてしまったが、それは予想段階から織り込み済み。

崩れずに走ったことで、ここから重賞常連級へと「開花していく」ほうで見ておいたほうがいいだろう。

 

 

当日追記の通り、『基本は外を回してでもスムーズに上り上位をマークしてくるような馬が平均以上の流れなら有利な馬場』だったとはいえ、このペースではさすがに外を回して追い込んできた4着イングランドアイズ、5着ドゥムーラン、6着イトカワサクラはみな立派な内容。

特に、ドゥムーラン、イトカワサクラは2戦目でよくやっている。

ただ、これらはここでの走破レベルに対して過剰に可愛がられ戦ということになりそうで、その点でどうか。

 

重賞戦線でどうこうという観点ではないが、アウフヘーベンが次以降面白い存在。

脚を余して負けているのは明白で、手応えからは少なくとも自己条件を突破して、さらにゆくゆくもう一勝くらいは上積み出来て良さそうなところを感じた。

今日のこの流れが適性ではないであろう点も含めて、覚えておきたい一頭。

 

 

 

前年もそうだったが、何だかんだ1勝馬をはじめとした複数連対歴を持たない組というのは案外アテにならない印象。

そして、同時に「複数連対をもつ馬のうち、瞬発戦連対歴のみのここまで」という馬を狙うという策は、少し安直な気もするが、このレースの妙味狙いにおいては良いのかもしれないと思い始めた次第。

来年もひとまずここに重きを置いて攻めたい一戦。