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――ここ府中2000mで、その前走が生きてくるハズ⁉︎
目次
- フローラS 2023 レース概要
- フローラS 2023 枠順
- フローラS 2023 ラップ適性・追い切り
- フローラS 2023 過去レース傾向
- フローラS 2023 レース傾向分析&考察
- フローラS 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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フローラS 2023 レース概要
フローラS G2
2023年4月23日 2回東京2日目
発走時間:15:45(予定)
東京競馬場 芝2000m
サラ系3歳 オープン
2022年優勝馬:エリカヴィータ 牝3 2:00.4 田辺裕信
フローラS 2023 枠順
フローラS 2023 ラップ適性・追い切り
十中八九、瞬発戦 ※ になる特化舞台。
※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:11.7-10.9-11.6-11.9)が定義
複数連対経験の内、ゴールデンハインド、ソーダズリングあたりは瞬発戦連対歴のみのここまでで、コース適性には合う見通し。
追い切りからの最終評価については、ドゥムーランの1強も1強(一応、2番手勢を挙げておくと、調教編通りにレシプロシティ、ゴールデンハインド)という状況。(4/25 10:25追記)
フローラS 2023 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※ペース的には、500万下、3歳未勝利戦と同程度になることもあるレースで、その意味であまり重賞組の優位性は強調出来ない
該当馬➡➡➡前走重賞組は、イングランドアイズ、ゴールデンハインド
※「前走1700m以下だった馬で当日5番人気以下」はほぼ好走なし
該当馬➡➡➡イングランドアイズ、クイーンオブソウル、ティファニードンナあたりは微妙なラインか
※「前走芝1800m戦に出走し、当日単勝20倍未満の馬」は約4割が好走と好相性
該当馬➡➡➡ソーダズリング、キミノナハマリア、イトカワサクラが該当か
といった感じ。
フローラS 2023 レース傾向分析&考察
レースのポイントとしては、平均的な前半60秒0を超えてくるような流れでは、基本「前残り組+上り33秒台の脚を使った差し馬」による決着がほとんど。
少ない戦績だが、瞬発戦以外の実績が多い馬などは苦にすることが多い(というか瞬発戦のみで好走してきているくらいでいい)。
そして、上り33秒台の脚を使って差してきた馬の大半には、父か母系にミスプロ持ち、瞬発戦実績ありだった馬、といった共通点が挙げられる。
また、“人気の(脚の遅いタイプではない、キレないタイプではない)ディープ産駒向き馬場”の状態となっていることが多い、ロングラン開催の幕開けとなる2回東京初週に行われるこのフローラSである。
府中2000mと、この時期の牝馬には比較的なタフなセッティングであることから、1800m戦実績を境に成績差が見られる。
「前走1700m以下戦に出走し当日5番人気以下」だった馬は、近20年集計ベースで(1-1-1-57)。
21年2着スライリー、22年1着エリカヴィータとここ2年で覆されてはいるものの、傾向論的には結構アウトな存在となるパターンである。
一方で、芝1800m以上戦出走歴ありの馬が近20年の好走60頭中54頭を占め、「前走芝1800m戦に出走し、当日単勝20倍未満の馬」は同集計ベースで(8-6-5-29)とまずます。
分水嶺は1800mとイメージしておいてほぼ間違いない一戦。
あとは、最初に挙げた傾向の通り、前走重賞組<1勝クラス以下組、特別戦<平場というように、単回複回のみならず、勝率・好走率あたりもほぼ全てで前走下級戦のほうが上回るという長らく面白い特徴があるレースでもある。
ここ2年で前走重賞組が好走率を上げてきているが、昨年も連対圏突入こそなかったものの3着に入り好配を演出したのはシンシアウィッシュ(前走1勝クラス)だった。
フローラS 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
ティファニードンナ / ドゥムーラン / キミノナハマリア / ブライトジュエリー 他
まず、デビュー初戦の水準からティファニードンナ、ドゥムーランの2頭が優に牝馬限定世代重賞級という一戦。
このうち、ティファニードンナは乗り替わりもあって妙味十分なはずで、ここから入ることが出来ればいうことがない。
一方のドゥムーランは、鞍上超強化で妙味はまったくないだろうが、勝ちにきているのは事実というところ。
ここに、脚力的には、ソーダズリング、イングランドアイズ、クイーンオブソウル、バロッサヴァレーが続くとの見立て。
前走を終えて「オークスが非常に楽しみ」としたキミノナハマリアは、ここでまさかの手戻りということで人気も(この馬にしては)しないだろうが、それでも残念ながら馬券的にはこの馬を嫌っての戦いということになりそう。
そのくらいこの鞍上弱化は残念。
ブライトジュエリーは、平坦戦ラップだが、初戦時計は当時の馬場レベルで古馬2勝クラス級のものがあって強いが、その派手さ故過剰に人気するようなら微妙。
小柄な牝馬の激走明け&初関東圏輸送で、素質はおそらく開花していく馬だろうが、今回はあくまで大駆けor大コケの今回という位置づけでみたいと思っている。
もちろん、思いのほか他に注目が集まっているようならとは思うが。
とりあえずここは、イングランドアイズのここまでの対応力と、前走で接戦を演じた組のその後の内容からこの府中2000mドンピシャにハマる可能性に期待したい一戦。
もっとも、(木曜執筆時点では)枠と馬場でいくらでもひっくり返る面々だと思っているので、また当日にでもというところだが。
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
内も悪いはずはないのだが、開幕デーということであえて表現するなら「差しもバンバン決まる馬場」というのが前日土曜の状態。それだけ、内外フラットであり、府中向きの長く速い脚(いわゆるキレ)が重要な馬場だったのだろう。
迎えた日曜当日は、高速化(前日からはワンランク速く、レースの頃には1000mあたり-1.0超まで到達するか)&乾燥も進み、おそらく直線は内にだいぶアドバンテージが生じているのが実態だろうが、それでも土曜よりは若干前への意識が必要(上り1位でも届かないパターンが増えつつある)といえど、基本は外を回してでもスムーズに上り上位をマークしてくるような馬が平均以上の流れなら有利な馬場、という見立てで良いだろう。
そんな状況でも、ここは新馬以外で逃げたことがある馬1頭のみの面々。
◯ソーダズリング1人気もある程度納得の前残り情勢であり、◎ゴールデンハインドとの行った行ったのほうに期待することに。◎は、瞬発戦のこの舞台で、この鞍上で想定通りの馬場×展開でいけばチャンスがあっていい。
以下は、ティファニードンナ、ドゥムーラン、イングランドアイズ、クイーンオブソウルの順に期待としておく。(4/23 14:50追記)