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――どちらも当てはまっているに違いない、という見立て。
中山牝馬S 2023 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 中山牝馬S 2023
レース全体のふり返り
中山牝馬S 2023 各馬ふり返り 予想と結果
ストーリア
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡2着
間違いなく、スルーセブンシーズのハイパフォーマンス駆けに遭ってしまった、でいい敗退で本命にしていた身とするとちょっと同情も(「運が無かったな。俺もだよ......」)。
52キロのハンデを思うと、その恩恵さまさまの部分は当然あるが、やはり瞬発戦で良いものがある。
ここからは、また仕切り直してまずは力をつけつつOP(リステッド)Vを目指していくという立ち位置で変わりないが、それに関しては今のままでも十分可能とみている(3勝クラス突破は時間の問題)。
繰り返すが、今日はあくまで得意な瞬発戦で、52キロだったから狙えたシーンであり、重賞再挑戦時には勘違いしないようにだけしておきたい。
スルーセブンシーズ / サトノセシル 他
スルーセブンシーズ(1着)は、案の定な位置取りで届かず終わるものだと思って見ていたら、あんぐりな内容での差し切りショー。
決して、展開が向いただけということもない中で、あの手応えで回ってきて11.2 - 11.3の流れを勝ち切ってくるとは......。
前走に関して、休み明け-10キロでの出走態勢もあっての“最高点”だと思っていたが(それゆえに、余計に今回上り目はもう無いかという思いもあり)、5歳を迎えての成長は確か。
結果的に、今のこの馬には54キロは軽すぎたというところだろうし、それはS級内容だった調教にも表れていたか。
脚力としては、これで少なくとも牝馬限定G1級までには到達しただろうが、ちょっと中山の瞬発戦振れし過ぎていて“職人”化してしまっていないかとの懸念はある。
瞬発戦で4勝2着1回(4勝は全て中山)に対し、平坦戦では2着1回3着2回圏外2回というのは、さすがにこのコース形態での急加速ラップにずば抜けた適性を示している部分がかなりの割合を占めているはずで。
もちろん、チャンスはあるがエリ女よりも、ハイレベルオールカマー(瞬発戦)とかのほうがよっぽど良いかもと思えてきた。
57キロのアートハウス(4着)含め、3~5着あたりはさすがに平均的なこのレースの水準と比べても下回っているが、この中ではラスト1Fの伸びだけをもって3着サトノセシルを評価したい。
何より、斤量×-12キロ(アートハウス)、掛かった(▲クリノプレミアム)といった明確な敗因がなく、おそらくただ届かなかっただけの地味な敗戦と見られるであろう点が良い。
それでいて、かなりの平坦戦型で、内で囲まれて勝ち馬に比べると遥かにスムーズではなかったのがこの馬ということで。
あとは、よく分からないが、この条件でこんなに負けてはいけなかったことだけはたしかなエイシンチラーだけ、次上昇必至を見込んでおきたい。