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――内枠で最も技が冴え渡った川田騎手(エヒト)と、今回は逃げの形に徹しやすい環境が整っていた西村騎手(テーオーシリウス)で決まった一戦。
小倉記念 2023 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 小倉記念 2023
レース全体のふり返り
③勝ち馬エヒトのマークした1分57秒8は前年と同等かそれ以上のG2圏内レベル、2着テーオーシリウスで前年2着以上のG3勝利レベルに到達していたとみられる
小倉記念 2023 各馬ふり返り 予想と結果
スタッドリー
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡8着
直線までは理想的な運びだったが、そこから伸びあぐねる格好で馬群に飲み込まれる。
やはり、道中は行きたがるのを抑えるのに手を焼いていた様子もあったし、後半11秒台連発の一貫ペースにも苦労したか。
エヒト
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡1着
出だしはとても好位を確保できるような初速ではなかったが、そこは川田大明神。
しれっと、2コーナーを出るころには3,4番手のインをとって、もうほとんどこれで勝負あり。
最後まで、前(△テーオーシリウス)も好レベルにまとめていたが、最後は着差をどんどん広げて2馬身半差で完勝。
この鞍上にこのレベルの馬が駆られ、今の馬場で好位&好枠から運べば当然だが、この日の内容はG2級といえる好内容だった。
△テーオーシリウス / △ゴールドエクリプス / カレンルシェルブル 他
△テーオーシリウス(2着)は、前回行けずの乗り替わりとメンバー的に単騎濃厚だったことで、競馬がしやすくなって迎えられたことが大きい。
西村淳也騎手の積極性が存分に発揮された結果だと思うが、それでもこのパフォーマンスは優にG3勝利級とみられ立派。
逃げてハマった時の能力はこれで判明したので、あとはせめて2番手からでも大きく下げずに走り切れるようになれば。
△ゴールドエクリプス(3着)は、この1~2着水準に混じっての0.6秒差なら51キロでも悪くない。
4コーナーまで外に持ち出す暇もなかったこと、同コーナーからはパッと進路が開けてインサイドアウトが決まったことなど運もあったと思うが、それでも4コーナー8番手から圏内に届いたこと自体がこの決着レベルなら優秀。
カレンルシェルブル(5着)は、当然強い競馬。
ただ、目立ちすぎる善戦は分かりきったところで、最内枠から大外には持ち出さずにラスト300mまではロスなく回ってきていた点は覚えておきたい。
要はインサイドアウトを決めるシーンも含め、意外にスムーズに運べていたということで、過剰プッシュに注意したい存在。
G3なら好走必至だが、かといって単勝で狙うには今回の直後は微妙か。
マリアエレーナは4着でも当然悲観なしの内容。
前年と比べると、56.5キロへの斤量増があったとはいえ換算後パフォーマンスで下げているとみるが、小柄なこの馬にとっては2.5キロの増量は大きかったハズ。
前年は、直線入口で先頭に立っていた点でさらにスムーズでもあった。
大幅馬体増とかなら勝負の予定だったレヴェッツァ(7着)は、やはりまだまだ良化途上の感。
これでも、自身としては53キロ換算後でイマイチな内容だった。
注目敗戦はエニシノウタ。
斤量、着差などはひとまず置いておいて、こういう内枠決着の中であれだけ外々をまわす厳しい競馬でここまでこれていれば、成長は感じられる(当然、このクラスだと成長待ち状況ではあるが)。