競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【アメリカジョッキークラブカップ 2023 レース回顧・結果】夜明けは訪れず

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AJCC 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ノースブリッジ 2:13.5 34.8
2 エヒト 2:13.6 34.4
3 ユーバーレーベン 2:13.7 34.9
4 ラーゴム 2:13.9 35.4
5 ガイアフォース 2:14.0 35.2

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 AJCC 2023

 
1/22 アメリカジョッキークラブカップ ▲不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
良回復した馬場は、イン前基調で、通年平均比±0秒近辺に
 
前半1分1秒3と平均〜ちょい速めのペースで入り、そこから中弛みして2分13秒5の瞬発戦に
 
ほぼこのレースの平均レベルという感じで、ちょうど「G1級活躍までは微妙だが、G2級は十分」といった上位ラインだったとみられる

 

 

 

AJCC 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

バビット

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

番手からではやはり良さが出ないという点に加え、シャムロックヒルに付き合った結果後傾瞬発戦になってしまったのが大きかっただろう。

(典さんではそれは期待できないが)奪い返してでもハナ、でなければ瞬発力を求められない前傾戦というのが必要だった印象。

 

 

ノースブリッジ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

◎バビットが粘り通せず、◯ガイアフォースがあの競馬(後述)だったので、この馬の好位抜け出しVはまあ納得するところ。

馬場と、前に有利な流れも向いた。

決して、瞬発戦は得意なタイプではないと思うので、このラップのなか抜け出す時の脚は大したものだと思うし、たしかに「G1でも」と思わせる部分があるのだが、そもそもこの取り立ててスローではない流れにもかかわらず相変わらずかなり噛んで(力んで)走りっぱなしなのでどうか。

折り合い難のG1馬というのは、正直稀有だと思っていて......。

 

 

 

◯ガイアフォース 他

◯ガイアフォース(5着)は、まさに「ルメさん乗り替わりの悪いほうのパターン×瞬発戦」で、この日の馬場もあって詰め切れず。

1角にかけ、前をカットされて頭を上げていたりと少しナーバスにもなっての"構え過ぎ”敗戦となっていた。

 

レース像がこういった中で、エヒトが最大の注目どころ。

勝ち馬同様に平坦戦ベストのクチで、しかもこの馬はイン前の形ではなく力で持ってきた内容で、強い競馬をしていた。

 

ほか、差す形で健闘してみせた△スタッドリー(6着)も良い(ただ、溜め戦=瞬発戦適合度はメンバー中では最上位)が、意外な瞬発戦対応力で4着に粘ってみせたラーゴムを評価しておきたい。

外枠であれだけ壁を作れず出していっても、極端に掛からずレースを終えられたという部分も含め、虎視眈々と良化してきている印象で。