競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【安田記念 2023 レース回顧・結果】凡戦から一年経って

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安田記念 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ソングライン 1:31.4 33.1
2 セリフォス 1:31.6 33.6
3 シュネルマイスター 1:31.6 32.8
4 ガイアフォース 1:31.6 33.3
5 ジャックドール 1:31.7 34.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 安田記念 2023

 

6/4 安田記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は通年平均比-0.5~-1.0秒/1000mのゾーンとみられ、時計自体からは不良スタートの超ソフト馬場での立ち上げとなったこの週の面影はほぼ感じられない状態

 

内は劣化したが極端な差し馬場まではいかず

 

1分31秒4はこの日の馬場では上々G1の部類で、特に上り33.8秒が好水準

 

それでも、11.6 - 11.1 - 11.2 - 11.5というようにコーナーで緩んでいるあたりが、かつての安田記念の流れとは異なっていて、今年も瞬発力>底力を要求されるレースに

 

 

 

安田記念 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ダノンスコーピオン

予想➡➡➡

結果➡➡➡13着

想定通りの2列目直後、流れも理想的な瞬発戦ラップになってこれだけ敗れるのだから、現状では本領発揮できる態勢は整っていなかったということだろう。

さすがに、昨秋の状態にあれば掲示板にはきていて良かったはずだが。

 

 

ソングライン

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

去年ほどのスローではない流れを、包まれない大外枠から中団外々を追走し、ラスト2Fからはほぼ独壇場の末脚を発揮し差し切りV。

囲まれてストレスフルな競馬になるよりは馬にとってはプラスの要素も多分にあった18番枠と、コーナーで緩んでの瞬発戦ラップで最大限前との差を詰めることに成功したことは、少なからず恩恵だったか。

それでも、前年とはワンランク上の内容で連覇達成しており、成長中といった感。

 

 

セリフォス / シュネルマイスター / ◯ナミュール 他

2着セリフォスは、ドバイ遠征明けで大健闘の内容。

4歳勢では最上位とは見込みつつも、その点でこの人気でもあり見送ったシーンだったがさすが。

今日示した脚力は、3着シュネルマイスターを含め年長勢とは段違いに見劣ってはいたが、この臨戦態勢であればまだまだひっくり返せるレベルとみる。

予想通り、人気で最上位評価の△に最先着を果たしてもらって納得、という状況下で予想以上によくやっていた。

 

3着シュネルマイスターは、普通なら3着にすら届かずで終わっても不思議ないところで上り最速であわや2着というところまで詰め寄り、ソングラインに次ぐ強い内容。

全体時計は当然ながら、上り3F値、そしてレース上りとの差、そのどれもが前年を上回っており(馬場差はほとんど無し)、今日のシュネルマイスターは強いシュネルだった。

それと同時に、いかに昨シーズンがこの馬にとって不甲斐ないパフォーマンスだったかを改めて思い知らされた次第。

 

◯ナミュール(16着)は、またしても不利。

この日は直線ラスト300m地点でのもので、手応えはそこそこあっただけにもう少しやれていて良かったのは事実。

ただ、ほぼ同じ位置からのヨーイドンで3着シュネルマイスターを上回れたとは思えず、ゲートも含め思いのほか位置を取れなかった時点で好走はなかったとみられる。

 

注目したいのはウインカーネリアン

この馬も、臨戦過程だけでもここは厳しかった一戦という位置づけ。

馬場的に厳しい環境でもあり、そうした中で好レベル頂上決戦でこの差にまとめていれば、まだG1でもチャンスのシーンはあり得る。

そして、この馬には息の長い活躍(晩成)にも期待したいと思っている。