競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【鳴尾記念 2023 レース回顧・結果】スーパーG2水準も見込まれる中でのアンダーリステッド級

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鳴尾記念 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ボッケリーニ 1:59.1 35.3
2 フェーングロッテン 1:59.2 35.7
3 アドマイヤハダル 1:59.2 35.4
4 ワンダフルタウン 1:59.3 35.3
5 マリアエレーナ 1:59.3 35.7

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 鳴尾記念 2023

 

6/3 鳴尾記念 的中

 

レース全体のふり返り

 

良回復して通年平均比-1.0秒/1000mを確実に超える、イン伸び状況(10Rの時計の出方からは-1.5秒まであり得る)

 

前半59秒6から1分59秒1という水準は、後半59.5秒の値も示す通りG3どころかOPとしても低レベルなほど

 

しかも11.8 - 11.5 - 11.8 - 12.3と、動き出しも遅いわけではなく且つ瞬発戦も刻めずという、後半が顕著に不足感のレースに

 

 

鳴尾記念 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

アドマイヤハダル

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

最後はジワジワと詰め寄ったが、1列前の上位2頭を交わすに至らずという3着。

まあこういう鞍上だし、結果的には美味しいオッズではななかった、仕方なしというところ。

ただ、それにしても低調駆けでの好走となっていて、陣営談話の通り思ったより良化してきていないのかもしれない。

結構なメンバーだったので、「この状態で、大健闘での3着」と間違わないようだけ、覚えておきたい一戦。

 

 

フェーングロッテン

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

水準は別として、最後は内からマリアエレーナを差し返しての2着と地力は見せている。

それにしても、この日の馬場で大してハイペースでもない逃げに恵まれ、早々に並びかけられて引き離さずに直線を迎えるというのはちょっと......。

案の定、もっとやれる馬がこの低調パフォーマンスに終わっていて、鞍上には改めて恐れ入った(逆の意で)。

 

 

▲ソーヴァリアント / △ボッケリーニ / マリアエレーナ

▲ソーヴァリアント(12着)は、見るも無残な大敗に終わったがやはりひとつにはこの高速馬場があるか。

それだけで、この12着にはならないとは思うがそれでも影響は少なからずあったとみる。

この日の朝イチの重レベルくらいのほうがベターだった可能性有。

あとは、当然派手に掛かったりなどによる消耗は特に無かった中で、以前は馬なりで先頭に立つことが出来ていたこの条件で、あれだけあっさり勝ち馬△ボッケリーニに交わされてしまったように、状態面が心配になるところ。馬体に異常など発生していなければいいが。

 

その勝ち馬△ボッケリーニは、脚力上位、ほかがこの水準なら「鬼の居ぬ間に」駆けは納得で、この馬でこんなレベルではいけないという勝利ラインだったとしておく必要があり、☆ワンダフルタウンが0.2秒差4着にきているあたりにそのまま表れている低レベル戦の中での一勝。

(☆に罪は何にもないのだが、)もっと全盛期並みのパフォーマンスで善戦を期待していたところ、想定を下回るパフォーマンスであわや一発という競馬になっていたわけで。

 

そうなってくるとますます疑問が残るのが5着マリアエレーナということに(9着カラテに関しては、内枠が大型馬の最悪パターンとして出たことと、直線でもおそらく目標としていたマリアエレーナが思いのほか伸びてくれなかったことで詰まったこともあり、「不明点なし」扱い)。

談話からは特に明確な敗因は聞こえてこず、そういう敗戦はこれで直近3戦中2戦。

放牧明けの今回、状態面が今一つだったのかもしれないが、それ以上にムラ駆け傾向が強くなっているか。

 

 

当日判断の結果、◎◯、◎△で取りこぼさず終われたことは良かったものの、3連複を押さえられなかったこと、「ここは買う」としたボッケリーニの単を推せなかったのが痛恨。

もっとも、☆ワンダフルタウンに◎が差されていたりでもしたらかなりの悲劇でもあったので、これでまだ救われたものとしておく。