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――「乾いてるから~(しずくをちょうだい)」のほうじゃなくて、「カラ馬が、カラ馬が、......」と何回言った? という。
東海S 2023 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 東海S 2023
レース全体のふり返り
東海ステークス 2023 各馬ふり返り 予想と結果
オーヴェルニュ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡8着
プロミストウォリア(に先に行かれるの)は仕方がないとして、◯ハヤブサナンデクン(3着)が上手かった、そういう敗戦の印象。
その後は後続にもフタをされ、その後にレース上り36.4秒の流れでは苦しかった。
自身が番手からもう少しペースを上げられていればまた結果は違ったのだろうが。
さらに、鞍上は返し馬段階で「覇気が無いように感じた」との談話を残していて、走る気の問題もこの日は出ていたか。
ハヤブサナンデクン
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡3着
絶好位キープではあったが、この日の馬場で1分51秒9なら十分優秀な時計で3着。
勝ち馬を除きこのレース全般に言える、カラ馬(ヴァンヤール)の存在も気を遣うという部分で少なからず影響しただろう。
斤量差も加味すれば、高パフォーマンスだった三宮S(1分50秒0)内容と、少なくとも同等かそれ以上の時計だったとみており、ここは相手(1~2着)が強かっただけと思われる。
自身としてはG1はともかく、G2以下では勝ち切り水準に順当に成長を遂げてきている印象。
ただし、基本的にはやはり勝ち味に遅い印象で、その主因が上りスピード不足にありそう。
もっとも、この馬に騎乗した面々が面々であり、それこそこの日の勝ち馬の鞍上やイーガン騎手など良い意味で当たりのキツい外人Jなどの剛腕タイプが乗ってくれば一変しても良さそうではあるが。
プロミストウォリア / ☆ハギノアレグリアス 他
勝利したプロミストウォリアは、ここでは時計的にもまだまだ足りない過剰人気馬とみたがビックリの1分51秒2V。
そうは言っても、スロー逃げ、馬場自体は高速決着回避にもってこいのタフ馬場、☆ハギノアレグリアスを筆頭に以下カラ馬影響ありと絶好条件が揃った中だったとは思うが、その額面自体にかなりの価値があると思っているのでこれはG1でも十分脅威に。
数々の脚元トラブルを乗り越えてきた馬が、ここへきてG1射程圏のところまで急上昇を示してきた。
瞬発力や上りスピード自体は、ハギノアレグリアスには及んでいないとみられるが、相手に不利があっただけにまだ妙味的に悪くない印象も。
今日は、不利がなかったとしてもハギノアレグリアスは届いていなかったとみられる。
その☆ハギノアレグリアス(2着)も、G3~G2VはおろかG1勝ち負けに向けても十分な内容だったと思われる。
当然、残念だったカラ馬による阻害だが、強い競馬は見られたのだから本命でなかった以上は合格点。
その、本命視しなかった理由の一つでもあるこの日の馬場で上りスピードに寄り過ぎている懸念点をものともせずよくやっていた(但し、これだけ後傾戦になっているので、前半ハイのこの日と同等以上のタフ馬場なら、引き続き疑う材料にはなる)。
あとは、これだけ(決着)上りが速くなるのは想定外、という中でよくやっていたとみている△ウェルカムニュースがパフォーマンスを伸ばしていて注目どころ。
レースがハイレベルだったことの表れでもある部分の、本来ならこの日の馬場なりにレース上りがもっと掛かってこそのタイプだったこの馬が、最後まで弱くないところを相手に競り負けなかった点は評価できる。
さすがの伸び脚ロードレガリス(6着)は、馬場で泣く泣く次戦回しの狙いとしたここ自重の一頭だったが、それでもこの日にしては相当後傾ラップになった部分に救われていた中でのもので、やっぱり阪神or京都千八~二千の高速上り戦でこその印象。