競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【チャレンジカップ 2023 レース回顧・結果】行くところ行くところ

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――本当に、6歳以降のボッケリーニに対して一度も評価したことがないくらい、向かうところほとんどが凡戦決着重賞と、不思議に見事に稼ぐ男。

チャレンジC 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ベラジオオペラ 1:58.8 34.7
2 ボッケリーニ 1:58.8 34.4
3 イズジョーノキセキ 1:59.0 34.8
4 エピファニー 1:59.0 34.7
5 マテンロウレオ 1:59.1 34.8

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 チャレンジC 2023

 

12/2 チャレンジC ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は読みづらいこの日だったが、翌日の多頭数戦もふまえるとおそらく通年平均比-1.0秒/1000m程度の、イン優勢馬場(特に内回りはイン有利顕著)

 

前半5F59.9秒はこの日では速くなく、後半58秒9も平均より上には到達せず、1分58秒8の凡戦水準決着

 

11.9 - 11.7 - 11.6 - 11.8の平坦戦を、中団から3分どころを伸びたベラジオオペラが、こちらも中団から直線は内ラチに進路を求めたボッケリーニをハナ差凌いで勝利

 

 

 

チャレンジカップ 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

アドマイヤビルゴ

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

だいぶなだめられての後方からとなったが、最初の1F地点で隣のガイアフォースについていくのを諦め、下げて内に入って運んだことがその原因。

前走やこの舞台でのこれまでの水準からしても、目に見えて下げているので気分良く走らせてもらえなかったというところだろう。

ほぼ、武豊騎手でしかパフォーマンスを発揮できていない馬だけに、テン乗りも逆風になってしまった印象。

 

 

ガイアフォース

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

「不問に付すなどとは……」としたように、負ける時はこの秋天激走反動負けだろうということで、他には特に思い浮かぶようなところもない敗戦。

(この馬よりも短い)中3週にもかかわらずJCで善戦してみせたドウデュース、ダノンベルーガがとりわけ優秀とかそういうことでもなく、そもそもの脚力で前記2頭が少し差をつけて上位であることとどれだけ秋天で「出し切っていたか」の2つの差が出た明暗(顛末)だろう。

今回のこの馬に関しては、他(イクイ、ドウ、ベルーガ)が頑張っていたじゃないかは完全封印として、「単なる激走反動ブレーキ」での大凡走としておく。

それこそが、イクイノックスを除き天皇賞(秋)での内容に最上級評価を与えたことのせめてもの責任ということで。

 

 

△フェーングロッテン / フリームファクシ 他

△フェーングロッテン(11着)は、古馬重賞を取り損ねているうちもう取り返しのつかないところまでいってしまったかなという印象。

実際、鞍上もメンタル面で問題があったことを明言し、馬のリズム重視で考えていたが「ゲート出ない」「馬をかわそうとしない」だったとのこと。

たしかに、距離を伸ばして前での競馬というのも(それだけで)効果はあるのかもしれないが、それは直近での好走が最後に逃げたレースから途絶えているという馬柱的なところからくるものでもあり、そもそも「ゲートを出てくれないんじゃあ……」と思うところ。

おそらく、陣営も次にステイヤー戦を試してくるだろうが、今回のように週半ばから狙いにするような気持ちはちょっと沸かない。

 

8着フリームファクシも、違う意味で気性面で大変なことに。前半派手に掛かってしまいましたね~というだけの一戦となってしまった。

 

1~2着馬に触れずにここまで来てしまったように、このレベルではそれらに対しても特段語るようなところはないというのが正直なところ。

それでも、あえて記しておくと、ベラジオオペラはさすがに半年ぶり+20キロであれば全く底は見えていないこと、対してボッケリーニはモレイラJへの大幅強化で本来ベストの中距離でこの体たらくではさすがにもう上積みは見込めそうにない、といったあたりだろうか。