競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京都大賞典 2023 レース回顧・結果】キャリア“唯二”の2400mの距離で久々美酒

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京都大賞典 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 プラダリア 2:25.3 35.6
2 ボッケリーニ 2:25.3 35.3
3 ディープボンド 2:25.4 35.1
4 ヒンドゥタイムズ 2:25.5 35.3
5 アフリカンゴールド 2:25.5 36.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京都大賞典 2023

 

10/9 京都大賞典 ◎的中(◎単勝+◎◯ワイド)

 

レース全体のふり返り

 

若干、通年平均よりも時計を要した(±0~+0,5秒/1000m)重施行の1日で、内優勢バイアス

 

前半5F1分01秒6、同後半59.8秒での2分25秒3は、スローな入りから後半そこそこ好レベルにまとめ、時計的には水準やや上のこのレースという格好

 

ただし、11.6 - 11.7 - 12.0 - 12.2の消耗戦の流れで、6F目(12.0)から含め動き出しが速まり凌ぎ合い展開色が濃い一戦となったため、ラップ的な部分を加味すると凡戦の位置づけに

 

 

 

京都大賞典 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

プラダリア

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

復調気配、それとリンクしての位置取り改善、2400mの距離、鞍上……と、ほぼこちらの目論み通りに走ってくれての快勝。

デビュー4戦の内容から瞬発戦実績しか持たなかった馬だが、この日の内容や日経新春杯内容を見ても、古馬重賞戦線においては(特に直線の長い条件なら)持久力勝負のほうが向いていそう。

この日のレースぶりも、一瞬のキレというのは感じさせない代わりに、(ディープボンドを除き)結構その他の馬に対しては「どこまで行っても抜かせない」伸びを示していたように感じた。

着差はクビ差でも結構完勝だった気配すら漂う、そういう勝利内容。

 

 

ディープボンド

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

この日の馬場で外を回して直線に向いての内容なので強いと言えば強い。

それでも、この馬にとって別定57キロ、(ちょっと想定外に回復遅れでの)重馬場の維持、消耗戦ラップ……と、恩恵サイド要素はいくつか含まれている。

その向いた部分と、上位では目立った外々ロス競馬だった点を差し引いて考えると、可もなく不可もなしに落ち着くといったパフォーマンスだったとは思うが。

 

 

ヒンドゥタイムズ

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

今週の重賞の「最後の砦」となるべく、その希望を託した波乱の使者だったが……。

憎き(いや、対抗◯だしw)ディープボンドに、最後の最後につかまりクビ差4着の憂き目。

それでも、消耗戦実績となると好走歴すらないこの馬が、その流れを味方につけた同斤ディープボンドとあれだけ接戦に持ち込んだのだから評価していい。レースレベルも決して低くはない。

これで、惰性で下れる直線平坦2場狙いがハッキリしてしまったところだろうが、セン馬でもありまだまだアタマまで一発期待していきたいところ。

ただ、休み明けこそ絶好タイプだけに、ここから意気揚々と詰めて使ってくるシーンだけは慎重に判断したいと思うが。

 

 

ボッケリーニ / ヒートオンビート / ヴェラアズール

2着ボッケリーニは、57キロの2400m以上戦パフォーマンスとしてはこんなものという程度での好走。

7歳ということもあって、さすがに停滞の印象のほうが濃い。

「ソラを使っていた」と詳らかになっているだけに、しばらくは単オッズがどちらに触れるか(「ソラを使ってあの競馬だったんだから勝てていい」なのか「ソラを使って負けた馬だからまた危ない」か)にも注意が必要。

 

脚力上位どころからは、ヒートオンビート(9着)の負け方がレースの後半展開をよく表している内容。

直線半ば地点でカットされる不利で終わった部分は事実だが、手応えからはそれ以前から馬券内ノーチャンスはほぼ確定的だった。

もちろん、気持ちの面に問題(相手を抜かさない、気持ち切れなど)を抱える馬だし、重馬場だったこと(←レース後、鞍上はここを敗因として挙げていた様子)も影響した可能性はあるが、少なくとも消耗戦ラップは重賞で連対圏に一度も届いたことのない流れであったというのは紛れもない事実で。

 

そうした中で、注目しておきたいのがヴェラアズール(7着)。

後方外々から無理のある競馬でしまいはよく伸びたし、陣営も言っての通り太め残りのお釣り残し戦の中で、59キロを背負ってのものだけに、個人的にはまずまず好印象。

レースぶりに加えて、オープン入り後は瞬発戦1平坦戦1の2勝だけに、ここまでハッキリとした消耗戦は、厳しめにみても「プラスマイナスどちらともいえない」流れだったはずで。