競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【東京スポーツ杯2歳ステークス 2023 レース回顧・結果】消耗戦の異常さよ

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東京スポーツ杯2歳S 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 シュトラウス 1:46.5 34.9
2 シュバルツクーゲル 1:46.8 35.6
3 ファーヴェント 1:46.8 34.7
4 ショウナンラプンタ 1:47.0 33.9
5 ミカエルパシャ 1:47.0 34.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 東京スポーツ杯2歳S 2023

 

11/18 東京スポーツ杯2歳S ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

コース替わりして、通年平均比-1.0秒/1000m近辺の高速モードで、イン前が強い馬場状態

 

離して逃げたテリオスルルが前半59.1秒の比較的軽快な入りで運んだが、それ自体はこのレースでも起こりえるペースで、むしろそこから11.6 - 11.7と一切緩まなかったことが厳しい一戦

 

前半7Fでの1分22秒4通過は、コントレイルが日本レコードをマークした19年と並ぶ数値(当時はさらに速い超速馬場)で、結果11.6 - 11.7 - 11.7 - 12.4の消耗戦決着に

 

直線向かい風状況も含め、長く脚を使う渋太さ身上の差し困難極める競馬の格好で、1分46秒5ではG2としてどうにも評価しづらいレベルで決まった

 

 


東京スポーツ杯2歳S 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

シャンパンマーク

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

この馬単体でというよりも、レース全体に対して言えることだが、「このレースで11.6 - 11.7 - 11.7 - 12.4(消耗戦)の異常よ恨めしや」に尽きる。

予想としては、この馬で3~5人気維持が濃厚となった時点でこの馬本命◎での1点勝負としていたが。

また、脚をきちんと溜められる展開で“追試”へ、それだけ。

 

 

いくら屈指の出世レース様相を呈しているからといって、今年の場合勝ち馬をしてもその内容を評価できるわけではなく、むしろ「将来を夢見て……」の部分があるからこそこのレースを使ったという経緯の面しか、各馬評価は出来ない印象。

そうした中で、最も底知れないところを示していたのは、やはりというべきかファーヴェント(3着)だろう。

競馬としては、この平凡決着の中、脱落した逃げ馬に代わって4番手からひとつ着を上げただけの位置取り3着だが、初戦が◎と並んでメンバー中で最も「瞬発戦を極上の瞬発力で勝利」していた馬の2戦目だけに侮れない。

そもそも、この馬がいたからこそシュトラウスが5倍台であり、フォルラニーニが4倍台であり……といった具合に、割れに割れたオッズの東スポ杯2歳Sになったわけで、その意味でも出世しそう(無論、逆方向から見た場合も成立する話ではあるが)。

勝ったシュトラウスは、あれだけ行きたがりっぱなしで勝ち切ったことはすごいが、逆にこのペースであれだけ前進気勢丸出しってどういうことよ、しかもモレイラ騎手をもってして……というところ。