競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【関屋記念 2023 レース回顧・結果】久々終日良施行でアレ現る



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関屋記念 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1   1:32.1 32.8
2 ディヴィーナ 1:32.2 33.2
3 ラインベック 1:32.2 33.2
4 フィアスプライド 1:32.4 38.4
5
メイショウシンタケ
1:32.4 32.8

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 関屋記念 2023

 

8/13 関屋記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

前日状況を加味して、あって通年平均比-0.5秒/1000mまでというところまで鈍化、バイアスはイン伸びの状態のままで迎える

 

前半1000mを58.3秒通過のスローサイドから、11.8 - 11.1 - 11.1 - 11.6の瞬発戦となっての1分32秒1決着

 

平均的なレベル止まりのG3といった感じで、特に馬場なりに内を通した組は「G3未満級」とみておきたい(もちろん、馬ごとの事情を鑑みない額面上での話だが)

 

 


関屋記念 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ララクリスティーヌ

予想➡➡➡

結果➡➡➡9着

とりあえず、最終的に1人気濃厚でも確定の4倍台くらいは保っているだろうとみて十分と判断したこの馬だが、正直意味の分からない満を持しての追い出しからの不発競馬。

いくら新潟では上り上位をマークできたことがないとはいえ、この展開で上り33.6秒止まりというのは、さすがに他に伸びあぐねた理由がありそうだが。

いずれにしても、この馬をよく知る菅原明騎手も首をかしげていたのだから、同種・同等レベルのG3なら引き続き狙うのみだろう。

 

 

ラインベック

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

◯ビューティフルデイとは違い、想定通り好位が取れたとはいえ壁を作れずの体勢で終始運んで結構苦しい競馬だったのではないか。

その中で、最後は2着ディヴィーナとの差を詰めての3着としていて、今日の上位3頭の中では最上位の評価を与えたいところ。

去勢後にマイルで見せてきたこの馬の新味は、改めてG3級に到達していたということで良さそう。

この馬にとっては、この急流戦でもパフォーマンスを発揮できたことが大きく、厳しい流れならさらに上が見込めてもいい。

何にせよ、この馬に関しては7歳シーズンまで含めて少し楽しみが大きくなった印象。

 

 

アヴェラーレ / ディヴィ―ナ / ◯ビューティフルデイ / サクラトゥジュール

勝ったアヴェラーレ、2着したディヴィ―ナは、あからさまにインの“グリーンベルト”状態を象徴するワンツーで、それでいてこの程度のレベルなら「まあ普通に走ってきたか」という感じ。

馬場と展開を考えれば前が残って当然の中で、アヴェラーレとディヴィ―ナの差もそう小さくないものがある印象だが、2頭いずれもが背負う期待感からするとともに「下回った」格好。

ちなみに、1枠決着に関しては、決して上手く乗られたということだけではなく、4年ぶりに当日朝イチから良発表でスタートしていたという部分も影響として小さくなかったと思っている。

 

◯ビューティフルデイ(11着)は、スタートは決めていたのであそこから積極姿勢で運ばなかったのが悔やまれるところ。

それでも、直線でも行き場を失うロスがありながら大外をあれだけ伸びてきているので、そう見捨てたものでもなく、G3くらいなら、仮に人気であっても適条件で“追試”をしてもいいかというところ。

 

改めて、(前走を含め)やはり強かったんだなと再認識したのはサクラトゥジュール(6着)。

フィアスプライド、メイショウシンタケも目立っていたのは事実だが、さらに後方から少なくとも直線で2度立て直さざるを得ない状況(最後はメイショウシンタケの外にまで持ち出す羽目)になってのこの馬の伸びはなかなか。

そもそも、今回のこの馬に関しては、絶対に覚えておかなければならない直前追い切りヤメの一頓挫あっての参戦であり、それが影響してか-10キロとさらに馬体を減らした中でのもの。

それだけに、6歳夏を迎えての地力強化には引き続き注目しておきたい。 ☆次走注目馬☆