競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京都金杯 2024 レース回顧・結果】レース上り37.1秒の示すもの

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京都金杯 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 コレペティトール 1:33.8 35.3
2 セッション 1:33.9 36.4
3 トゥードジボン 1:33.9 35.9
4 アヴェラーレ 1:34.1 35.6
5 フリームファクシ 1:34.2 35.8

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京都金杯 2024

 

1/6 京都金杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

中山とは対照的に、開幕初日でもハイペースだとしっかり終いを要す通年平均±0秒程度のラチ沿い有利顕著な状態で行われる

 

前半3F33.7秒、同5F56.7秒は明らかなオーバーペースで、上り3Fは37.1秒と異様な要し方を示しての標準的な1分33秒8の時計で決着

 

11.4 - 11.8 - 13.0 - 12.3と見た目上は瞬発戦決着となっているが、離して逃げたドルチェモアが自身11.8 - 13.0 - 14.2と大減速する中で刻まれたもので、実際には持久力を問われた一戦

 

 

京都金杯 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

メイショウシンタケ

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

ちょうど勝ち馬の後ろから、同じようにラチ沿いを伸びてきたがハンデ戦もあって(アヴェラーレを除き、先着勢はみな自身より軽い56キロ以下の組)差を詰め切れず0.6秒差完敗。

休み明け+10キロでもあり、まだここからの上昇余地は残していると思うが。

 

 

コレペティトール / セッション / トゥードジボン 他

レースが平凡戦なので、今日の中では強い競馬をしたと言っていいセッション(2着)も、それを差し切ったコレペティトールも、セッションの直後からアタマ差まで持ち込んだ1人気トゥードジボンも、総じて高い評価までは与えられない印象。

一応、各馬について触れておくと、勝ち馬コレペティトールはまず枠絶好とはいえこの脚質で前走ドはまり勝ち明けでの昇級初戦では単はまず狙えず。

その時点で、予想的に「無かった」ので仕方ないという感じ。今日もハマってはいるので、個人的にはここからも狙えない馬ということに。

 

強い内容は認める2着セッションは、もう少しここからの期待感はあっていいと思うが、この馬も上り高速化は避けたかったタイプであり、その点でお膳立てはあった一戦。

思いのほか伸び悩んだ、とも取れるここでの走破水準からは、ここからさらに距離を詰めていっての上に期待したいところ。

 

そして、トゥードジボンは、極度の溜め→上りスピード特化してきているところを如実に露呈してしまった格好だが、55キロでこの水準だと、いくらその得意形でなかったにせよ躊躇してしまうパフォーマンスということに。

それでも、頭数揃わずの上り高速化重賞なら常に警戒が必要なタイプだろうが。

 

そうした中で、注目はフリームファクシ

とにかく枠順が決まった時点で自信をもって消しと判定した一頭で、気性面から難しい競馬が予測されていた今回だったわけだが、ハイペースに救われた中とはいえずいぶん落ち着いて運べていたことに好感。

それを見越してのここへの参戦ではあったとは思うが、壁を作りづらい状況下で改善が認められたことは、この馬の先行きに明るい材料だろう。