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――特に、“凶”を引いた感じの馬たちが目立った一戦。
中山金杯 2024 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 中山金杯 2024
レース全体のふり返り
中山金杯 2024 各馬ふり返り 予想と結果
サクラトゥジュール
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡12着
序盤から全く折り合わず、頭を上げ通しで終戦。
それでも大外を回して、上り34秒台前半とそこそこの伸びは見せていたが、レース上り34秒台のスローでは届くはずもなく。
距離適性的には1800m〜2000m、ただし気性的には1800m未満が適性といった特性で、気性面が暴発した格好。
今日は(その後に起きた気性的アクシデントも含め)ゲートが全て、の結果となってしまった。
ククナ
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡2着
中団後方から、4列目で直線を向いての完全差し競馬での2着。
上位では最も中身の濃い内容で、やはり3走前七夕賞時に感じた本格化気配は本物だった模様。
あくまで「地味に」ではあるが、力をつけているのはたしか(そもそもあと一戦あるかどうかといったところだが、出てくればもう一発も可能)。
▲エピファニー / リカンカブール / マイネルクリソーラ / ☆ホウオウアマゾン / マテンロウレオ / アラタ
1人気▲エピファニーは◎同様に、酷い掛かりようで11着大敗。
テン乗りでの一戦だったわけだが、とにかくこの経験が変な後遺症とならないようにだけ祈りたいところ。
勝ったリカンカブールは、好枠で理想的な立ち回り、かつこの鞍上で前々からの競馬必至という状況下流れが落ち着いてチャンス拡大のなかでの勝利という内容。
まだ過剰な期待はかけられないが、大事に使われてきてのキャリア10戦目だけにまだ伸びていく可能性はある。
3着マイネルクリソーラは、道中はそれほどではなかったがこの枠で3〜4コーナーでさすがにロスを被っており、額面以上に頑張っていた。
55キロだった分G3でのアタマ勝負というのはまだ時期尚早とみるが、その足がかりにはなったとみられる。
他では、ここで狙いを立てることができただけに次も中距離コーナー4つ戦で注目の☆ホウオウアマゾン(5着)と、無理な競馬でさすがの内容で上がってきた58.5kgマテンロウレオ(7着)を評価しておきたい。
前者は中山2000mでの横山武Jということで、ここからも相応の鞍上手腕がなければ、ここ以上の勝負鞍というのは案外巡ってこないかもしれないところもポイント。
今回チークピーシズ効果も手伝っての善戦であったことも見過ごせない部分。
そして、マテンロウレオに関しても同様に初チーク効果があったこと、それもあってG3では大威張りの本来のこの馬の脚力が戻ってきたことが注目に値。
まだ終わっていないことが確認できたので、このまま上手くいけば今年大阪杯→札幌記念路線で一発を拝める時がくるかもしれない。
あとは、最初のコーナーで大きな不利を受け、さらに直線でも詰まってほぼ何もさせてもらえないという酷い不運に泣いたアラタ(13着)も、そんな状況下で見せた最後の伸びからそろそろ一発警戒モードに突入だろう。