競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【小倉大賞典 2024 レース回顧・結果】減速は大きくとも上々G3

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小倉大賞典 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 エピファニー 1:45.1 34.6
2 ロングラン 1:45.3 34.3
3 セルバーグ 1:45.4 36.8
4 アルナシーム 1:45.4 35.2
5 フェーングロッテン 1:45.8 36.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 小倉大賞典 2024

 

2/18 小倉大賞典 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、通年平均比-0.7秒/1000m近辺の、内が荒れた状態で行われた

 

前半57.2秒のハイペースに下支えされ、消耗戦ラップでの1分45秒1の好タイム決着

 

ラスト2Fの減速度合い(24.9秒)は大きいものの、全体としてG2.5級を記録した一戦

 

 

 

小倉大賞典 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

アサマノイタズラ

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

前に行けなかったのではどもならず。この馬場で、この枠・並びで位置取りにいかないかーというだけ。

 

 

ゴールドエクリプス

予想➡➡➡

結果➡➡➡12着

人気し過ぎていたことは事実だが、直線で全くの不発に終わる感じで大敗。

隣(15番枠)のホウオウアマゾンが落馬(ぶつけられてもいた)した事象がスタート直後にあったので、精神的な乱れも引き起こされていたか。

いずれにしてももう少しやれるはずで、敗因は一つではないとみておく。

これで適正オッズに戻ることは確実だし、適条件の混合G3複穴くらいの線で見ていきたい。

 

 

エピファニー / △ロングラン / セルバーグ / ▲フェーングロッテン

勝ったエピファニーに関しては、今回この鞍上弱化で、どこまでその折り合い面を誤魔化してこれるかだけとみていたが、度を越したハイペースのおかげで誤魔化す必要性が薄れた格好。

単勝妙味は確実視していても狙う気もなかった理由は、他でもなく乗り替わりにあるのだが、それ自体というより(今回調教で乗っていたとはいえ)これまでに調教で幾度となく乗っていたりなど、リスク面を補うだけの人馬の絆みないなものを感じ取れなかったことにある。まだ、「調教でいつも乗っている」ならとは思ったが……。

ともあれ、馬は得意の1800mに戻って好パフォーマンスVを達成したので、ここから非根幹距離で更なる活躍もあるだろう。

馬券的な狙いは、距離短縮ローテかハイペース戦でしかないとは思うが。

 

2着△ロングランは、この準高速レベルまで良化した馬場での1分45秒台前半に対応してきたことが立派。

3着セルバーグは、今村Jでこのペースで粘り込んだことが素晴らしい(ただ、同型ホウオウアマゾンが落馬したこと、それもあって終始突いてくる存在がなかったことなど幸運も)。

そうした中で、直線での進路取りの面からも▲フェーングロッテン(5着)が、幸先の良い“リスタート”を切ってきた印象。

去勢明け初戦で、行きっぷりが戻ったことがまず馬にとって大きく、荒れた2〜3分どころを通ってこの着差なら復活の日もそう遠くないか。

そして、密かに「もう松若Jは乗せない」と言わんばかりの今回の幸騎手手替わり(※単なる個人的推察で裏付けなし)も、結構大きなポイントだったと思っている(たしかにこの日は元主戦Jは京都に行っていて不在だったが、その京都での騎乗馬を見るに、捨てられたのは騎手の方だったとみられる)。

都合、いろいろな意味で今後に期待が膨らむ敗戦だったように思う。