競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【関屋記念 2025 レース回顧・結果】裏の裏で、表に

 

――裏(ハイ)か表(スロー)か、当日芝が全部前残りだったら裏と決めていたので、6Rを見てスローかなと思いきや…(さらにその裏パターンでハイペースに)。

 

 

目次

 

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関屋記念 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 カナテープ 1:31.0 32.5
2 オフトレイル 1:31.0 32.7
2 ボンドガール 1:31.0 32.8
4 トランキリテ 1:31.2 32.7
5 シヴァース 1:31.2 33.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 関屋記念 2025

 

7/27 関屋記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は前日より速く、通年平均比-1.0秒を超える状態のイン優勢モード(当日朝クッション値9.1/含水率G前13.2%4角12.2%)

 

前半3F33.8秒のハイペースな入りから、5Fを56.9秒で通過しての1分31秒0のレコード決着(11.4 - 11.1 - 11.5 - 11.5の平坦戦)

 

この日の馬場だと、上り34秒台でのこの走破タイムというのはある意味標準G3の部類で、馬場が速すぎたことと騎手心理による眉唾記録といったところだろう

 

 

 

関屋記念 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

メイショウシンタケ

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

後方から脚は使ったが0.6秒差まで。

直線で進路が空くのを待ちすぎていた様子を思うと、このペースでこの馬なら、潔く勝ち馬の進路(大外)を選ぶべきだったか。その分で、もう少し上があってもよかった。

 

 

シヴァース

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

シンフォーエバーが行くとは思っていたが、それにしても33.8秒は読めず。

このペースなら、それだけでもチグハグな結果に終わって不思議ない中で、前走からの挽回を見せてむしろ力を示した格好だろう。

最も強い競馬と言ってもいい内容だったので、またどこかで重賞好走が見られてもいいはず。

 

 

オフトレイル

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

タイム差なしの好時計2着で、57.5キロを背負ってのものだが、最内枠から理にかなった運びをしてもらっていて基本的には過剰評価禁物な内容。

さらに、この馬にはスプリント戦線を使われていた点で、このハイペースに対する適応力という意味においても、アドバンテージがあったはず。

主に逃げたシンフォーエバーによるペースによって、何もかもが自身にとって「ちょうど良い」環境を作り上げていた可能性は否定できない。

 

 

カナテープ / ボンドガール 他

◯シヴァースの次に強い内容だったとみているのが、レガーロデルシエロ

地味に、この日の枠にしては2,4着馬らと比べて終始外を回される競馬になっていたし、何よりこの馬にはペースが苦しかったはず。

追走手一杯になったとみれば、それらも加味してこの走破内容は悪くなかった印象。

ベスト条件でもない中でよくやったとみて、この馬の持ち味が生きる条件ではいよいよ重賞制覇を期待したい。

 

その次に、さすがに勝ち馬カナテープだが、最後方大外一気の形には違いなくとも、抜け出すところ以外はまあ見事にロスを抑えられていたため、印象点としてあまりよろしくない感じ。

派手なんだけど実は……、というのは期待値観点的には最悪で。

 

2着同着のボンドガールは、完全に入線後には先頭に立っていたので、本来ならここを勝っていたというのがまず1つ。

そして、もう一つは直線での進路はどうあれ、ルメール騎手で差し展開に乗ってこの水準だったというのがポイントで、スムーズに外に持ち出せたパターンを描いても、若干底割れしてしまった感が否めないところ。