競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【小倉記念 2025 レース回顧・結果】後半1分01秒台の疑問

――これで(後続がグラティアスに並び掛けてからの)ラスト2Fが優秀ならまだ評価可能ですが……うーん。

 




目次

 

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小倉記念 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 イングランドアイズ 1:59.9 36.2
2 シェイクユアハート 2:00.2 36.4
3 ディープモンスター 2:00.3 36.3
4 ラスカンブレス 2:00.3 35.4
5 オールセインツ 2:00.5 36.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 小倉記念 2025

 

7/21 小倉記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は、通年平均比±0秒の、どちらかというとまだインが有利な情勢

 

前半1000mを、後続をやや離してグラティアスが58秒7で通過、後半5F1分01秒2とハッキリと要して1分59秒9決着

 

12.1 - 12.8 - 12.4 - 12.2ラップの平坦戦で、時計的にも明らかにG3水準に足りていない一戦に

 

 

 

小倉記念 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ナムラエイハブ

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

まず出だしで躓いてしまい、そこから位置を取りに行くことになった点が、その後のペースを考えるとレースを厳しくさせた。

戦歴からも左回りベターで、直線立ち上げでは窮屈なシーン(接触していたか)もあった中で、前に行った組ではそこそこ粘ってのものなので、まあ最低限のところは見せてくれていたか。

離して逃げたグラティアス以下は推定前半59秒台(同後半60秒台)で、そこまで激流というわけではなかったとは思うが、そもそもそのペース論が前が薄く、スローの前残り様相あってこその狙いだった馬で

 

 

イングランドアイズ 他

勝ったイングランドアイズについては、ハンデ戦さまさまである一方でこのペースを4,5番手好位からで立派、という非常にややこしい勝利内容。

ひとまず、時期的にも良いようだし、フロック視が大勢を占めている場合は、内枠であれば斤量を背負っても凡戦G3複勝圏内レベルを描いておきたい。

 

ほか、このレースにおいては、逃げ馬以外の先行勢は中途半端な前傾ラップだったことから微妙で、かといって差し勢は展開利必至の上り2F24.6秒等からそれ以上に強調しづらいところ。

であればということで、出走態勢に難のあった組の中から、シェイクユアハートだけ評価としておきたい。

「この馬、やっぱり小倉だと……」と思ってみていたのだが、それゆえ評価できる。

ちなみに、この馬は序盤出していっていないため、展開利サイドの判定になるのだが、それでもということで。

ただ、この馬自身はそうした背景をくんでここから期待ができるものの、レース水準を測るうえではこの馬のラインというのはいろいろいただけないところだったとみられる。