競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【函館2歳ステークス 2025 レース回顧・結果】びっくりスローで姐さんニンマリ

――いずれにせよ、ここでの2強(ブラックチャリス、カイショー)いずれもに、あれだけ当てられた◎の今後に注目ですが^_^;

目次

 

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函館2歳S 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 エイシンディード 1:08.4 34.1
2 ブラックチャリス 1:08.7 34.1
3 カイショー 1:09.0 34.2
4 タガノアラリア 1:09.1 34.3
5 スターオブロンドン 1:09.4 34.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 函館2歳S 2025

 

7/20 函館2歳S ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は、最終日でも内が極めて好状態で、水準比-1.0秒/1000m の高速モードで行われた

 

馬場を考えると、まさかのびっくりスローとなる前半34.3秒から、後半3F34.1秒の超速上がり戦となっての1分08秒4決着

 

さすがに、この後傾戦すらほとんどあり得ない一戦でこのラップでは、少なくともハイレベルということはないが、異端戦だけにこの先が見ものではあるところ

 

 

 

函館2歳S 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

タガノアラリア

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

この複勝オッズでは……という感じも、クラディスティーナはもっと微妙だったことから、泣く泣くの3番人気本命。

序盤には外から2着ブラックチャリスにぶつけられるシーンも見られた中で、3,4コーナー中間では今度は内の3着カイショーにも弾かれていた。

上がり3F数値以上に、ゴール前での伸びには好印象をもったし、まあ狙った身としてはせめてもの救いだったかなと思うところ。

あとは、もうこの馬が今の高速函館で1分09秒1フィニッシュなので……としかいいようがない。極端な話、レースの前半が33.5秒だったとしても、この馬は上り34.3秒で上がって1分08秒台で上がってこれていたかもしれない、という一戦で。

 

 

勝ち馬の前に、おそらくレース全体として“事故”らせた(前半34.3秒の馬場換算後2歳新馬平均ペース並みの超スロー)原因が、ブラックチャリスの番手34.6秒追走。

前回時の前半3Fが33.8秒だったことを思うと、いかに消極的だったかが分かる。

そして、カイショーは、戦前から逃げ切り直後の2戦目で控える意図ももちろんあっただろうが、スタート後にすぐに囲まれ、蓋をされて身動きが取れなくなってしまってもいた。こちらは、ペース判断云々関係なく、2番枠も仇になって動けなくなってしまっていたので、あれ以降はどうしようもない。

これら2頭は、紛れもなく“追試”ということ以外ない一戦となった。

そして、“戦犯”ブラックチャリスにしても、「単なる逃げ馬にしてしまいたくない」という思惑やらを抱えての一戦だった状況を逆手にとって利用し、スローに落としてそれらを翻弄してみせたのが、ニンマリ・キング姐さん(エイシンディード)だったことは言うまでもない。

そのエイシンディードは、「未勝利デビュー馬が、初戦ちょっと目立つ勝ち方をいきなり見せましたよ」というところくらいの内容での勝利だったことから、いくら転入初戦でのVとはいえ、まだ3勝目以降は微妙とせざるを得ないだろう。