競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【オールカマー 2025 レース回顧・結果】好時計も、明暗分かれた兄妹?

オールカマー 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 レガレイラ 2:10.2 34.0
2 ドゥラドーレス 2:10.4 34.4
3 ヨーホーレイク 2:10.7 34.2
4 フェアエールング 2:10.7 35.0
5 ホーエリート  2:10.8 34.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 オールカマー 2025

 

9/21 オールカマー ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は野芝期平均比-1.0秒/1000m 弱といった感じの、そこまで極端ではない内優勢モードで行われた(当日朝時点クッション値9.5/含水率G前13.6%4角13.5%)

 

前半1000mを59.9秒の好ペースで通過、後半4F46.2秒、同3F34.5秒にまとめての2分10秒2決着

 

後半1000mは過去10年最速の57.7秒となったが、G2としては例年低調なこのレースの標準程度との判定

 

ラップの示す通りかなり長く脚を求められたことは事実も、前週(セントライト記念)などを考えても、休み明けや他より背負わされていた組以外は評価しづらい一戦

 

 

 

オールカマー 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

コスモキュランダ

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

マクって番手まで浮上したところから、前(フェアエールング)もとらえられず後ろからかわされると応戦できずで、失速8着。

11秒台5連発からの上り34.5秒と、少し速い脚を長く求められすぎてしまったか。

同様のハイラップ戦・大阪杯でのヨーホーレイクとの着差が0.3秒差だったので、この後半展開になると上りも着差もこのくらいになってしまうのだろう。

そして、鞍上が「次は馬具を工夫しても」と残したことからも、能力以外の面で明らかに何かを感じ取っている様子。

歳を重ねて真面目に走り切らなくなったりなど、気性面が災いしてきたようならちょっと厄介かも。

 

 

◯ドゥラドーレス / ▲レガレイラ / ヨーホーレイク 他

◯ドゥラドーレス(2着)は、ほぼ同じ競馬(進路)をして、同斤量の勝ち馬に上り0.4秒差をつけられての1馬身1/4差をつけられていては、ちょっと今日のところは逆転は何度やっても難しかっただろう。

休み明けでもなく、自身のパフォーマンスが上がっていないのが微妙で、あまり高速決着は良くないか。

崩れない立派さと時計が目立つことから、次以降はちょっと過剰人気サイドで見ることができるかも。

 

▲レガレイラ(1着)は、牝馬57キロの休み明けの部分で評価できる内容。

これだけの高速決着になると、普通は厳しくなってもおかしくない酷量だったし、3コーナーでは微妙に内からこすられたりもあったように見えた。

それでも、次思ったほどパフォーマンスが上がらないようなら、G1戦線の主役というのは難しいかもしれない。案外、この後半水準は芳しくなかった印象。

ただ、有馬記念V時もそうだったが、2歳時のイメージからすると意外な平坦戦適性もみせての内容で、ここを含め勝ち切ったその2戦が若干低調なことを思うと、あくまでこういう持久力勝負ではない、という可能性は残している。

府中の瞬発力勝負のほうが上があればだと思うし、ダービー水準からまだその可能性もおおいにありそう。

 

3着ヨーホーレイクも、58キロだった分ギリギリG1戦線に繋がったかなという感じ。

やはり溜めてこそということになっただろうし、その意味で後方からでもこの後半に一切緩まない持久力勝負の展開になってくれたことはラッキーだったと思うが。

今後も基本、瞬発戦は厳しいはず。

 

そうした中で、全体として時計とは裏腹におそらく低調G2だったはずのここを経て、次楽しみだなと感じさせたのが☆リカンカブール。

普通なら、3コーナー過ぎ以降の追走の様子からズルズルといってしまってもおかしくない中で、終いも意外な伸びを見せていた。

走る気力が見られたことと、ここも不十分な状態だったとことを考え合わせると、次あたりからは本気で一発候補として要注意だろう。 ☆次走注目馬☆