競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ローズステークス 2024 レース回顧・結果】後ろを警戒しつつの罠

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ローズS 2024 レース結果

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 クイーンズウォーク 1:59.9 33.5
2 チェレスタ 2:00.1 34.3
3 セキトバイースト 2:00.1 35.8
4 タガノエルピーダ 2:00.2 34.2
5 レガレイラ 2:00.3 33.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 ローズS 2024

 

9/15 ローズS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

稍重で、通年平均比-0.5秒/1000mあたりで、回復基調のこのコースらしくイン有利な状態だったとみられる

 

前半5F1分00秒3、後半5F59秒6、全体1分59秒9(11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.9、上り35秒6の平坦戦)

 

4F目あたりから逃げたセキトバイーストがぐんぐん差を広げ大逃げを演出、縦長展開から自身も粘り込んだ

 

1分59秒9なら全体額面として悪くないうえ、上りにもある通り前はまずまずスタミナも求められた一戦

 

 

 

ローズS 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

タガノエルピーダ

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

内の4,5番手といったところから最少ロス競馬を実現してきたが、ラチ沿いを伸びても3着▲セキトバイーストと半馬身差までしか詰め寄れずの入線。

さすがに、あそこはかわしてほしかったところだし、ほんの少しだけこの馬には距離が長かったか。

 

 

セキトバイースト

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

この回復途上の稍重で、逃げて2分00秒1ならそう驚くようなものでもなく、やはり保有スタミナ的には距離保つよねといったところに、輪をかけて、折り合いがついたこと、その乾いていく最中のこのコースでの競馬だったことがプラスに働いた。

次に関しては、もう一つの好走材料でもあった、2番手が離れたうえに自身も決して超ハイペースではなかった、という点が大きく様相変わりするはずでもう厳しいはず。

すなわち、G1で一度距離克服を示したこの馬を、後続が突いてこない可能性は極めて低いということで。

 

 

☆レガレイラ / クイーンズウォーク / △チェレスタ 他

☆レガレイラ(5着)は、大外枠については、中途半端な枠よりはかえっていいかもと思ったが、案の定ゲートを出ず最後方からに。

もっとも、鞍上も、ファンも、この点については(理想的ではないものの)意に介さずといったところだっただろうが、やはり馬場が曲者だった。

展開もそうだが、とにかく雨上がりの中京芝のイン前バイアスについては、その事故り度合い顕著なところだけにここは度外視でいい。

上り0.4秒差の最速についても、正直終盤は鞍上も諦めてしまっていたような感じだった中でマークしたものと思うと、やはり大したものと思える。

4列目以降で直線に入って、まともに最後の攻防に顔を覗かせたのはこの馬だけだったわけで。

 

勝ったクイーンズウォークにとっては、この後半持久力勝負戦になったのはおあつらえ向きだっただろう。さりとて、夏場を経ての成長力は思っていた以上にあったと評価しないといけない、といった勝利内容。

もともと、「オークス向き、オークス向き」と言われていたことで期待したぶん、前走で疑問も強く残ってしまい迎えたここだったわけだが、距離も2000mジャスト(中京だと2000mでも長い、ということはなかった)だった部分もあったか。

そうなると、あとは相手ひとつ、枠ひとつで、いざ好条件揃う本番へということになる。

 

2着△チェレスタは、2番手レディーヴァリューのスローペースに蓋をされてしまってちょっと競馬が難しくなってしまった印象。

この馬は、前走を見てももう少し厳しい展開で上り目があったはず。

逃げたセキトバイーストでも決して無理なペースではなかったことを思うと、この馬こそさらに出していって、ついて回ってもよかったか。

ただ、そういう意味では、本番より厳しいラップでさらなる上昇に期待とみておきたい一頭だが。

 

他では、カニキュルが我慢の連続の競馬でもったいなかった。

惑わされがちな先行勢の隊列ではあったが、結果論から言えばもう少し積極策で(それで折り合いを欠いたら諦める)進めたほうが、レース全体のペースからすればこの馬には良かったかもしれない。

現状、諸刃の剣といった感じだが、また鮮やかに決めてくるところでは決めてくるのだろう。