競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【日本ダービー 2024 レース回顧・結果】除外の幸運

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日本ダービー 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ダノンデサイル 2:24.3 33.5
2 ジャスティンミラノ 2:24.7 33.9
3 シンエンペラー 2:24.9 33.4
4 サンライズアース 2:25.0 34.4
5 レガレイラ 2:25.0 33.2

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 日本ダービー 2024

 

5/26 日本ダービー ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は通年平均比-1.0秒~-1.5秒/1000mのゾーンを維持し、内外は限りなくフラットかつ上り3Fスピード依存度の高い状態

 

前半1000m通過1分02秒2の超スローから、上り33秒8をマークしての全体2分24秒3の平凡時計決着

 

内半分、前半分で決まった一戦だが、後半水準は申し分なく、前半を含めもう少しトータルが高レベルなら「A級ダ―ビーだが……」というまずまず世代(ただし、2馬身差の2着以下は微妙)

 

 

 

日本ダービー 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ジャスティンミラノ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

正直、この馬が負ける時はもっと派手に負けるかと思っていたので、その見立てからは水準云々ではなく崩れなかったことに感心。

すなわち、前走(皐月賞)を超速駆けし過ぎてしまっての反動(で、負けた時にはどこにもいない)が……というやつ。

おそらく、それ(反動)はあった。そういう判定だが、それにしてはよくやったと思う。

 

 

アーバンシック

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

向こう正面など最後方で折り合いを欠いている時点で、このスローではノーチャンスだった。

かなりの魅力満載だったこの馬の日本ダービー参戦だったので、その点を覚えておくのみだろう。

「メイショウタバルの回避」という今年のダービーにおける1つのターニングポイントも含め、この馬にはまったく別の結果もあったと思われる。

 

 

シンエンペラー

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

今回この馬が3着に来ることが出来たのは、自身の状態UP(皐月賞はやはり相当本調子手前だったのだろう)と主に皐月賞組の沈下にともなう決着水準の下落によるところだろう。

本来、この上り勝負では圏内には届いてはこない存在だったように思う。

馬券内では、唯一展開恩恵は受けずの好走だったが、馬券的に狙い目だったこと以外には特に目新しい点はなしの判定。

 

 

▲レガレイラ / ダノンデサイル / △ビザンチンドリーム 他

▲レガレイラ(5着)は、◯アーバンシック同様ただの展開負けだが、上がり最速でまあメンツはたもったかなというところ。

2400mのこのコースで平坦戦になっても、その末脚の威力が半減するなどなかったことが不幸中の幸いか。

 

勝ったダノンデサイルについては、展開&枠に関しては見ての通りで、語る必要がないくらい全てがスムーズだったが、さらに付け加えるならもうひとつ「今年特有の運」の部分だろう。すなわち、図らずもダービー直行ローテとなったこと。

2着以下のパフォーマンスを見ると、やはりあのレコード決着の皐月賞で消耗しなかったことは大きくプラスに働いたと考えて良く、調教面でも良く見せていたこの馬が戴冠したことは、「最も運がある馬が勝つ」レースだけにより強く思ってしまうところ。

 

△ビザンチンドリーム(17着)は、結果は伴わなかったものの内容としてはそう悪いものではなかった。

キャリア不足、左回り未経験と厳しいところのあった今回のチャレンジだったと思うが、直線終盤ではササるところも見せながらよくやっていた印象。2着から1.1秒と着順ほど大きく離されてもいない。

難しいタイプだし、どこで爆発させられるか、はたまた永遠に爆発させられないかは未知だが、少なくとも大箱の末脚勝負でハマった時には、世代頂点戦で複穴期待十分な馬であることは引き続き押さえておきたい。

 

他では、やや2着以下凡戦様相といったところなので、浅キャリアや臨戦過程に難のあった馬以外レースぶりで評価できるのはサンライズジパングだけという印象。

完全に沈んだとみせかけてからの直線終いの伸びに見どころがあった。

ゴール前の伸び的には、目立った3着馬ともそう大差ないものに映ったしよく盛り返していたと思う。

若干、瞬発力では劣るのだろうが、反面この後半持久質ラップで最終局面で優位性を見せているように、芝ならスタミナ勝負で楽しめそうな雰囲気。

さすがに、直近3戦ともに底を見せずという競馬でこれていただけのことはある。今後の路線ともども注目しておきたい存在。