競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【共同通信杯 2024 レース回顧・結果】10回やっても

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共同通信杯 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ジャスティンミラノ 1:48.0 32.6
2 ジャンタルマンタル 1:48.2 32.6
3 パワーホール 1:48.4 33.5
4 ディマイザキッド 1:48.7 32.5
5 エコロヴァルツ 1:48.7 33.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 共同通信杯 2024

 

2/11 共同通信杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、決め手優先の通年平均比-0.7秒/1000m程度の状態

 

前半5F1分02秒7と明らかなスローから、レース上り33.1秒の瞬発戦となっての1分48秒0決着

 

たしかに前半のスローゆえの11.4 - 10.9 - 10.8だが、額面、加速ラップフィニッシュいずれもが出色

 

総じて、全体レベルとしてはハイレベルとは言えないものの、その後半内容からして古馬含めたG1級を輩出する可能性を秘めた一戦といったところ

 

 

 

共同通信杯 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ミスタージーティー

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

序盤に大本命ジャンタルマンタルが頭を上げて掛かっているところを見てシメシメ……と思っていたら、何のことはない、直後に自身もブンブン頭を振ってコーナーまで掛かり倒し。

全ては、前半3F37.1秒のドスローに泣いたといった感じ。

あの位置から仮に追い込んで上位争いでもしてくるようなら、G1級どころか名馬の域に達してしまうので、今日の7着自体は全く気にする必要はない。

着順(着差)に関しては、そういう流れだっただけとしておけばいいものだろう。

 

 

ショーマンフリート

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

スタート直後とはいえ、エコロヴァルツに外から入られた際にバランスを崩す形に。

それで後方からになったことも、流れを考えると相当痛かった。

コーナーを迎えてからの手応えもなかったようで、脚元など無事ならいいが。

陣営が戦前に「G1に向けて試金石」としていたように、この一戦で素質まで疑うような馬ではないはず。

 

 

ジャスティンミラノ / ジャンタルマンタル

ジャスティンミラノ(1着)は、内でジャンタルマンタル、エコロヴァルツ、自身の後ろで先述のミスタージーティーと、1〜3番人気馬たちが皆このスローの中で折り合いを欠いたため、4人気のこの馬が最先着というのは至極納得といったところはあり。

その自滅勢がまず折り合い専念にならざるを得ない中で、自身は2番手を確保できたことも大きかった。

ただ、それでも加速ラップで上がり、後ろから唯一伸びてきたジャンタルマンタルに1馬身差内に詰め寄らせなかったこの馬は掛け値なしに強い競馬をしていた。

スムーズだったぶんだけ他馬の逆転余地もあるとはいえ、府中で前々からこれだけ強い内容で走られると、ダービーはなかなか他陣営にとっては難儀かもしれない。

間違いなく、この馬にとっての課題は未知のハイラップ〜平坦戦にあり、そこをクリアしてきた時にはG1は目前だろう。

 

敗れたジャンタルマンタルは、想像以上の上がり戦になって自身32.6秒をマークしていれば十分。

しかも序盤に派手に掛かってであり、負けて強しの代名詞といった競馬だった。

初輸送もさることながら、初めて外枠(8枠9番)を引き「負けは既定路線」的な中で最上級の“解答”をしてみせただけの一戦と思えば、何ら疑問に感じる必要はなく、むしろオーソドックスに「相手が強かった(化け物だった)」とみておきたいところ。

 

この2頭が別格、他はこのドスローで10回やったら10回入れ替わる3〜10着勢、そういう共同通信杯だったとみられる。