【共同通信杯 2023 レース回顧・結果】入れ替わりあっていい組

――ダノンザタイガー然り、タスティエーラ然り、どちらかというと将来負けた組から化ける可能性がある印象。

2/12 共同通信杯　▲不的中

①良回復して、時計的にも通年平均比-0.3秒/1000mくらいに良化、前が残り外差しはかなり厳しい状況が続く

②前半1000m1分00秒5通過とそこそこ流れたが、全体1分47秒0と平凡なトータルに収まる

③後半にやや不満が残る共同通信杯となっていて、少しレベルが上がり切らずに平凡イヤーの決着になったという全体像

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡12着

番手どころか、中団後ろにまで位置取りが悪化してしまい、想定の運びにすらならず。

完全度外視でいい敗戦だが、「進んでいかなかった」感じだった様子からも気性面がネックという事態になっていなければいいが。

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡2着

実質3着の内容だったと思うが、出遅れからハナを奪取する形になってラストまでよく持ちこたえている。

2戦目でもあり、やはり初戦のパフォーマンス通り非凡なものを持っていると思われる。

☆レイベリング（9着）は、引っ掛かってもいたし後方からのあの競馬では今日の惨敗は当然か。

鞍上も、（今後につなげるためには仕方ないことみたいに）サバサバした感じだった様子。

ただ、そうした全貌をひっくるめて、現状はマイルまでの馬か。

消ダノンザタイガー（3着）は、本当に行くところ行くところで進路変更を余儀なくされて2着必至の結果的3着に終わった。

予想としては、実質連対圏にまで顔を出されて完全に敗北である。

スムーズさを欠いた分を加味すれば、十分平均的な共同通信杯上位馬の水準に到達していて、東スポ杯からすれば随分と良好な内容だった。と同時に、距離不足の意も含めて、千八でもこの日のように極端に高速馬ではない馬場の方が良いのかもと思わされる側面も。

勝った△ファントムシーフは、この日の馬場も味方にする理想的な競馬で勝利。

あとは、前（◯タッチウッド）を交わすだけという形で直線を迎えられたことがすべて。他に逆転されても何ら不思議はないし、そこまで抜けた共同通信杯勝ち馬水準でもなかっただけに、まだまだ扱い注意という印象。