競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【セントライト記念 2024 レース回顧・結果】上位人気決着も様相は……

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セントライト記念 2024 レース結果

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 アーバンシック 2:11.6 34.0
2 コスモキュランダ 2:11.9 34.2
3 エコロヴァルツ 2:12.3 35.0
4 ヤマニンアドホック 2:12.4 35.4
5 スティンガーグラス 2:12.7 34.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 セントライト記念 2024

 

9/16 セントライト記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、野芝期平均比で-0.5秒/1000m とここにきてだいぶ鈍化、それとともにかなり顕著な前残りバイアスが露見した状態で行われた

 

前半1000m通過1分00秒5と決して速くない入りから、12.0 - 11.7 - 11.4 - 11.5の平坦戦ラップとなっての2分11秒6決着

 

上り3つだけはなかなかだが、以外(全体時計含め)はほとんど平凡で高い評価は与えられず(特に0.3秒差敗退の2着以下勢)

 

 

 

セントライト記念 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

アスクカムオンモア

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

内のタガノデュード、エコロレイズの2頭の動きもあったが、それ以上にスタート直後のヤマニンアドホック、タンゴバイラリンの積極姿勢にやられたという印象。

まず、3番手以内を取れていないとというところで、その点で凡走は決定的だったか。

加えて、3コーナーから進み具合もあまり良くなかったあたり、その後の直線での挙動を見ても、「克服に期待」とした右回りに関して現状やはりあまり良くなかったか。

 

 

エコロヴァルツ

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

折り合いはついていたように思うし、最後は地力の違いを見せて、内のヤマニンアドホックをかわしたが上位2頭との差も大きかった印象。

この馬はここまでのパフォーマンスから、今後マイル近辺での力量検証が必要だろう。

 

 

アーバンシック / コスモキュランダ / ログラール

勝ったアーバンシックについては、悪くはないものの春からの伸びという点では今ひとつ。

もっとも、休み明けではあったし、今回陣営も「肉体的な成長はそれほどない」と言っていたようにひと叩きしてもパフォーマンスが上がってこないほど悪い意味での変化がないあたりがみられなければ、賞金的にも十分足りている現状悪くないのかもしれないが。

抜け出してからもまだ余力はあったとはいえ、この鞍上でスムーズに運んでのものだっただけに少し不安も感じてしまう水準だった。

2着コスモキュランダは、賞金的にはさらに余裕があったわけでその点は無視できないが、それにしても相当な上積みが必要になってしまった印象。

たしかに、ロスの大きい競馬ではあるがそもそもそれ自体この馬の個性と言ってもいい部分で今に始まったことではなく、かつ前半速くない流れからのこの決着水準ならもう少し前でゴールできなかったかというところ。

 

他では、ログラールが、最後の最後に見せた伸びからゆくゆく長距離戦線でも面白そう。

ペースと馬場から、あの位置取りになった時点でノーチャンスだったと思うが、直線最終盤で大外に持ち出したあたりから見せた脚が“本性”だとすれば今後化ける可能性があっても良いと思われる。

この日は、レースの大半は本気を出さず、あの一瞬だけが真面目に走ったようなものだろう。

なお、タガノデュード(▲として当日追記)に関しては、さすがにデビュー以来最低馬体重更新の472キロ(-16キロ)を確認して、直前に消しに変更した。関東圏への輸送に失敗したのだろう。