
――無理がある、◎が100%菊だけ考えてのここだった説。
神戸新聞杯 2025 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 神戸新聞杯 2025
レース全体のふり返り
神戸新聞杯 2025 各馬ふり返り 予想と結果
ショウヘイ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡2着
意外だったのは、坂井騎手ともあろうジョッキーがこの上り勝負を回避せずに前に「付き合った」点くらい。
レース上り33.1秒戦にしては、相手(エリキング)のほうに分があることは当然分かっていただろうに。
この凡戦に付き合ってのこの馬に対するコメントとしては、思い浮かぶことはそれくらい。
あとは、もう少し深読みして「よほど、ここを勝つことなど正直眼中になく、スローの中での折り合いリハを完了させたかった」ということになるか。
当然、それの意味するところは菊制覇ということに。そういう意味では申し分なしなのだが。
ただなあ、7月時点で「ここでの内容を見て、その後の路線を決める」的なことを言っていたからなぁ。。。(菊しか見ておらず、距離延長ローテに備えた一戦というわけでもない、が本音のはず)。
エリキング / ◯パッションリッチ / ▲ジョバンニ
勝ったエリキングは、+10キロと陣営談話にも聞かれていたように半信半疑な中で落とさなかった点が唯一褒められる部分。
このトータル水準では、いくら上り32.3秒といってもまだ怪しさを残しているのではないか。
実際、ダービーで0.9秒差だったショウヘイとの上り差は詰まっていて、シンプルに似たり寄ったりななかでマークした数値とも言えそう。
そして、菊花賞ではさすがにここまでの末脚勝負はしてこないだろうが、そうはいっても4角3番手以内Vが当たり前になりつつあるG1。
鞍上が語るほど、本番に向けていい内容だったようには映らないが果たして……。
また、このとんがった才能は、やはり別の条件で発揮してくるべきものに見えてならない。
◯パッションリッチ(9着)には、(延々遅い場合には)自らが後半プレッシャーを高めていくなどの手も期待しつつの、前が引っ張って流れた場合の一発を託したが、この流れでは当然の凡退に。
それでも、かなり特殊な上り勝負で最後方からになってのものなので、どこかでもう一戦重賞でも狙ってみたいところだが。
▲ジョバンニ(3着)は、2勝クラスラインからさらにもう少し下という感じの3着争いを制しただけなので、ここでの内容で評価はできないが、1~2着に比べ直線で待たされた分全力発揮度としては低かったことは事実。
それでも、スムーズだったとしても2着ショウヘイを逆転するところまでいけたかは、映像を見る限り微妙で......。