――やっぱりクロワ世代でしょう。
目次
日本ダービー 2025 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 日本ダービー 2025
レース全体のふり返り
日本ダービー 2025 各馬ふり返り 予想と結果
マスカレードボール
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡2着
まず、パドックからレースを終えるまで精神面の成長がおおいに感じられた一戦だった。
結果的には、11.8 - 11.3 - 11.7と直線で前が0.5秒の急加速を入れられている通り、位置取り負けの部類にはなるが、上がり2位をマークしただけ立派だろう。
その上り数値からも、直線立ち上げの位置取りからすれば強い競馬をしたのは事実だが、この世代でそこまで抜けていなかったことは少し残念だった。
クロワデュノール
予想➡➡➡☆
結果➡➡➡1着
上位馬では(▲サトノシャイニングを除き)最も前で進め、1番人気馬がラスト2F目に最大加速ポイントを入れているのでまあ納得の勝利。
唯一は、やはりこの面々に入っての北村友Jという点だけだろう(感動のダービージョッキー誕生の最中申し訳ないが、確実に伸びしろを残していることは100%競馬予想脳でみれば明白なわけで)。
サトノシャイニング
予想➡➡➡☆
結果➡➡➡4着
あるとは思っていた逃げ(のち行かせて2番手)だが、本当に実現(できてしまう)とは、という思いもやはりあった。
鞍上も語った、その結果の1コーナーでのエキサイトが敗因となってしまった印象。
力があるのはたしかだが、決着水準も含めると大外枠に収まった時点からのチグハグがこの日の競馬を苦しめた格好だろう。
あとは、その大外枠にまつわる下げ分がどれだけのものだったかと、この馬が本当に俗にいう「好枠」を引いた時に、どれだけパフォーマンスが上がるのかに今後の活躍はかかってくる(裏を返せば、外枠でいちおうのびのび走れたこの日が結構出しきれていた可能性も残している。)。
◯カラマティアノス / エリキング 他
◯カラマティアノス(12着)は、中団後方から運ぶも共同通信杯ほどの脚は使えず1.5秒差敗退。
あくまでレースのペースではあるが、当時と変わらない前半のペースで3F距離が延びて爆発力は見せられなかったという感じか。
尤も馬場的にも、あの位置取りの時点ですでに厳しかったようにも思う。適距離に戻しての内容に注目としておきたい。
他では、エリキング(5着)は当然上り数値的にも目立ちすぎるくらいの出色内容で、評価せざるを得ない存在なのだが、もう少し地味なところで今回はミュージアムマイルの内容に注目しておきたい。
当然、エリキングが抜けた上り最速を記録しているように、こちらは前後位置関係的には評価は下となるが、外を回すやけに強気の競馬をしてのものだった点は見過ごせないところ。
2コーナーを出て以降は、ほぼ全編そうしたロスが見受けられた点は記しておきたい(ただ、そうは言いながらこの馬で、ルメール騎手談話にもある通り“緩い馬場”の内を通し続けることもリスキーだったと思っているので、果たしてトータルでマイナスだったかは微妙、都合「次、注目必至」とまでは言えないといったところなのだが)。
最後に、予想全般としては皐月賞であまりにも分かり易すぎた「ピカ1」をどストレートに狙った結果、1番人気V、そして3連複阻止byショウヘイの罰を受けてしまったかなという25年日本ダービーとなった。